豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

モノの価格と景気浮揚の切り札は…北斗市

2009-12-26 15:17:11 | ファース本部
消費大国と言われたアメリカがサブプライムローンの綻びで一気に財政悪化となりました。虚業と言う中身の無いマネーゲームで景気を保持して来たのでしょう。
我国でも企業を売ったり買ったりのマネーゲームで大儲けした新興企業が、あっと言う間に破綻した事がありました。真摯にモノを造って正当な利益を得る事が本分のようです。

景気が悪いから、安いものを買う。安く売るために企業は、資材購入コスト、賃金コスト、搬送コストなどを徹底的に値切って行きます。店頭に並んでいる商品は、生産メーカーに品物を納める企業で成り立っています。この下請け企業が安価な発注価格に喘いでいます。

派遣社員を切り、運送代金を値切り、原料原価をとことん安いものにします。
店頭価格を安くすると、多くの企業の収益が減り、社員の賃金が下がり、モノを買えずにいるともっと商品が安くなり、更に給料が減ると言う悪循環の事をデフレスパイラルと言います。

アメリカのように個人の借金による消費動向も虚業のような危うい経済環境でした。安売りを看板をした商売の裏側では多くの関係者が薄利で喘いでいるように思います。家づくりにおいても、家を安く売るためには30業種もの方々に様々な経済的なストレスを与えます。

私達は、安い買い物が出来たと得したような気持ちにはなりますが、モノの価格が安くなると言う事は、自分の所得も安くなる事なのでしょう。
良い品物を、適正な価格で買ってこそ、自分達の報酬も担保されると言う経済メカニズムがあります。

景気が悪いから安いものを買い、安いものを買うから更に景気が悪くなる…
この悪循環を変えるには、400兆円もあると言う富裕層の多額な預貯金に高額課税を課して消費を促す政策なども有効と思われます。
ともかく景気を浮揚させるには、価格だけの安売り商品に飛びつかず、品質重視で適正価格でモノを買う事が賢明のようです。

写真は毎日のように新聞折込に入る安売りを知らせるチラシです。
昔の八百屋、魚屋、洋服屋などは、チラシがなくとも客が来てくれました。
決して安くはありませんでしたが地域経済とは、売る方と買う方の双方に公平な豊かさを配分していたようです。

今日はかなり強い、季節外れの雨に見舞われている北斗市です。
今年最後の週末は、新しい技術の特許出願書執筆に追われそう…

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