豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

異業種の方から3分間で学ぶ事…北斗市~函館空港~千歳空港~札幌

2010-12-14 22:11:39 | ファース本部
私達の社会は実に多くの職業人で構成されているようです。
函館空港から飛行機で千歳空港、JRで札幌、札幌市内、そしてホテルに着くまで出会った人だけでも数え切れない人数です。単に人がいるだけでなく、其々が役割を担っています。

今日は札幌で、北海道新聞の「朝の食卓」の記事を執筆している方々との懇談会を行いました。編集長、編集本部長とも初めてお会いしましたが、そもそも新聞社に入る機会は過去にありませんでした。新聞社は、取材し写真を撮る人、編集する人、校正する人、印刷する人、配送する人と、それに関わる人など大勢の社員で成り立っています。

今日の懇談会は、40名の執筆者のうち11人が参集致しました。
執筆者の人選は実にバランスよく職種が分かれているように思われます。1人1人が自己紹介と挨拶を行い、秘境作家、元航空管制官、団体職員、脳神経外科医、元新聞記者、外国総領事、救急ヘリドクター、主婦、タクシードライバー、ステンドグラス作家などです。

また、この方々の自己紹介のスピーチが素晴らしい、その一語につきます。多くの会合に出席する機会はありますが10人すべてが3分間きっちりとまとめられた会合は初めてです。
どこでも1人や2人くらいは、横道にそれて大幅にタイムオーバーしたりするものです。

今朝の朝礼3分間スピーチは、私の当番だったので、3分間の極意と云う話をしました。
3分間は、下手に喋ると聴く人にとても長く感じます。起承転結に話すと聴く人も話す人も終わった後が爽やかになるものです。今日の10名は全員が爽やかスッキリの挨拶でした。

各分野で存在感のある人々に執筆を依頼したのでしょう。何よりも、多種多様の人々の存在で、私達の社会が成り立っていると云う現実を改めて知った一日でした。
写真は乗って来た飛行機ですが今の札幌は大雪が降り続いています。明日は本社に帰社する予定です。


blogram投票ボタン
毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

財務と技術開発と…七飯町~北斗市

2010-12-13 18:22:54 | ファース本部
「1番である必要があるのか、2番では何故いけないのか」
事業仕分けで話題になったトークです。仕分け人のレンホウ議員さんの「2番発言」は科学技術に携わる科学者から大きなバッシングを受ける事になります。レンホウ議員の2番発言が一人歩きしてしまいましたが、前後のトークを聴くと2番発言は、財政を思わんばかりに発しており一理も二理もある内容です。

貧困で食えない人がおり、その対策費用より、多額な投資をする科学技術の開発の必要性を問うっています。
今回、金星軌道に入り損なった探査機「あかつき」に掛けた費用は250億円に及ぶそうです。
この財政の厳しい中で金星探査に巨額費用を掛ける事は果たして…

以前、女優でボランティア活動家、養護施設「ねむの木学園」園長の宮城まり子さんは、「ロケット打ち上げに失敗した時、報道記者さんから電話の取材があり、『膨大な浪費をするなら福祉に使って』と談話を取りたかったらしく、私が『チャレンジに失敗はつきもの。冒険心を無くさないで』って言ったら、その記者さん、困っちゃって」……
まり子さんらしいトークで科学技術の必要性をアピールしていました。

私達、ファース本部は工務店指導などの推進事業に多額の費用を要します。
加えて毎日、新技術の開発に追われています。
この開発気概が停止した時、事業の推進力は、短期間で惰性稼働が止まるでしょう。
台所は厳しいけど開拓魂を挫折させられません。

今日は、開拓者魂をプロジェクトXのような構成で番組をつくる「賢者TV」の取材クルーが来社されました。
写真は私の執務室で取材シーンを撮りました。
㈱enjin制作事業部ディレクターの後藤義暁(よしあき)さんと、カメラマンの安藤 亘(わたる)さんです。

取材では研究開発の動機や未来展望について述べています。
お二方の熱心な取材は約5時間に及び、これを7分番組に凝縮して編集するそうです。
CS放送やネット配信で放映される仕組みです。
後藤さん、安藤さんは今日、東京から来社され日帰り取材でした。
当方は明日、札幌への移動となります。
blogram投票ボタン
毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新幹線開通・スポットライトの陰に…北斗市

2010-12-11 15:35:45 | ファース本部
今月4日、東北新幹線の東京、青森間の全線が開通し、新青森駅では賑々しく一番列車の出発セレモニーが行われました。新幹線開通に携わり、尽力をしてきた人々にとってこの開通は感無量の出来ごとだった事でしょう。(写真は開通記念で配られた青森リンゴ)

今朝の北海道新聞に、この開通の様子を裏側から見た興味深い記事が載っておりました。
取材記者は、歓喜の声に送られて滑り出して行く、この感動的なシーンを見届けた後に、時間をずらして開催された、もう一つの開業式セレモニーの取材に駆けつけます。

新幹線と並行する在来線は「青い森鉄道」に引き継がれました。新幹線の華々しい開通は、並行在来線の存続と云う課題が大きな負担となって圧し掛かります。
在来線の沿線住民にとっては、新幹線開通よりはるかに関心のある存続問題です。

青森駅で行われた、青い森鉄道の出発式には、沿線住民の多くが参加したと云います。
しかし、そのセレモニーは、来賓の遅刻と云う事態で7分間も遅れて始まり、運行ダイヤにも支障をきたしたそうです。この来賓の多くは新幹線開通セレモニーの掛け持ち参加となったのでしょうか。僅か数km程度しか離れていない青森駅と新青森駅です。

3時間近い時間差があったので掛け持ち参加は遅刻理由にならず、在来線を軽視する現れなのではとみられてしまいます。取材記者は、遅れて参加した来賓の「地域の足として今まで以上に愛させるように」と云う挨拶がとても虚しく聞こえたと云います。

加えて新幹線開通と在来線存続は「光と影」の関係に例え、新幹線での経済効果と在来線保持負担を相殺するような地域経済のバランス融合が、為されていないと指摘しています。
ソフトな文章ながら核心をついた記事は、記者の視点力と筆力によるものですが、新幹線関係者への強いメッセージとなったように思います。

5年後には北海道新幹線が、ファース本部の近く「新函館駅」まで開通します。
此処でも同じ課題があり、在来線をコストとして誰かに押し付けるのではなく、地域を愛する人々全てが自分たちの足として育てられる気概と知恵と工夫を持つべきなのでしょう。
blogram投票ボタン
毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

完璧な人は強さと隙と弱さを使い分ける…北斗市

2010-12-10 18:06:31 | ファース本部
本当に強いボクサーは、あえて隙をこしらえます。
その隙へと攻撃に向って来る相手に打ち返すカウンターパンチは、通常パンチの何倍もの威力を発揮します。
隙に向ってくるのを知っており相手の体重がこちらのパンチの威力に変ります。

格闘技に限らずあえて隙をつくる事は、社会生活を送るにも必要な事なのかも知れません。
隙のない人間などは、面白くもなく、また他人も近寄ってこないものです。
全く隙の無い人間と接すると、自分の弱点が見透かされていそうで気持ちが安まず、嫌悪感だけ先走り、人々が敬遠してしまうのが判ります。

あるビジネス読本に弱みとは、殊更に自分の欠点を他人にみせる一種の甘えであるとありました。
隙とは、他人への愛であり、他人が自分に接近するための動機付けを示す事なのだそうです。
とは言え、隙はつけ入られ易く、中身を暴かれ叩かれて滅ぼされてしまう危険性があり、隙を見せても弱みは見せてはならないと、このビジネス読本では結んでいます。

ともあれ、人間は完璧に越したことはないのでしょう。
完璧であってあえて隙をつくり、弱みを見せるだけの余裕とゆとりがあれば理想のようです。
本当の一流人は、強さに加え人間性、技能、技術、情報分析を確立させつつ、隙や弱みを自由に使い分けできる人の事を云うのかも知れません。自分には程遠い人間像です。

民主党の菅内閣が、いまやダッチロール状態だとする論評がとても多くなりました。
国家運営を行う総理大臣を、強さ、隙、弱みを自由に使い分けできる完璧な一流人になって欲しいと願うのは無理な事なのでしょうか。

北朝鮮や中国のように、強さしか見せつけない国家もその裏側の弱点が透けて見えます。
強さだけの巨木は強風に脆くも薙ぎ倒されると云います。
しかし我国のような柳に風のように立ち振舞う国家は、それ以上に頼りなく思えてしまうのですが…

今日は明け方から降った雪(写真は本社横)が溶けず、終日、寒さが続く北斗市でした。
blogram投票ボタン
毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

失敗やハンディを人生を生き抜く力に…熊本~東京~函館~北斗市

2010-12-09 17:54:43 | ファース本部
「世の中の全てが悪い」と考える人に成功した人は殆どいないと云われます。
例えて云うと、寒い時に外出すると風邪をひく、暑い時には熱中症になるなどと考えると、外出など出来なくなってしまいます。中には、ドアに鍵をかけないと泥棒が入る、鍵を掛ければ災害時に逃げられない…これでは、生活自体が出来なくなるでしょう。

パナソニック創業者、松下幸之助は、自分の成功要因を自分に学歴が無かった、身体が弱かった、家が貧しかった、この4つを上げています、その中で学力や知識はひとつの道具であり、それが人生のハンディキャップには決してなる訳など無いと云い切っています。

自分が出来ないから出来る部下が育ち、家庭が貧困だったので懸命に働く動機になったと。むしろ人は、学歴、学力、知識などを持ち過ぎて自信過剰になり、成功への動機付けを失う確率の方こそが高くなってしまいそうです。

市川海老蔵さんの乱闘事件が話題になっております。彼は、歌舞名門に生まれ育った環境で芸人として輝かしいオーラを発していました。それが自らが切り拓いて天下をとったとの錯覚に陥り、人に誤解を与える状況を招いた事が事件の背景にありそうです。

失敗は成功への道ともいいます。昨日の記者会見では真相を語ったとは思えませんが、酔っ払って大失態を犯した事は認識できたようです。彼が今回の失敗から得た事を糧にできれば必ず立ち直り、大歌舞伎俳優に育つと思います。試練を生き抜く糧にしなければ…

今日は九州の熊本空港で上場企業の経営者とお話が出来ました。東京の羽田空港では、経済産業省の官僚と会話が出来ました。帰社してから中卒の大工さんから話を聴きました。
毎日、多くの方々とお会いしますが誰もがキャリアや学歴に関係なく、自分の使命を全うしているようでした。写真は乗り込む前の羽田空港で、函館行きの飛行機を撮りました。

今日は、これからファースの家の今年最後の着工となる「着工研修会」を行います。
blogram投票ボタン
毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

温暖地の冬で風邪をひく…熊本市内

2010-12-08 19:24:28 | ファース本部
温暖地とは書いて字の如く「温暖」な地域と云う事になり、関東以南をそのような地域にしているように思います。確かに寒冷地の真冬の平均気温-5と対比すると+5とその差が10℃もある事から気温で言えば、温暖地なのでしょう。

今日は全国的に寒い一日だったようですが、滞在している熊本市内も寒い寒い……
気温が10℃前後なので北海道と比べると10℃も高いのですが、何処もが寒いのです。
今日は午前中、弊社の九州事務所の山田所長の案内で水前寺公園(写真)を見学しました。

10℃前後の気温では何時間も外にいるとさすがに身体が冷えて来ます。近くの喫茶店で熱いコーヒーで身体を温めようと入ったのですが、この店内が15℃これまた寒いのです。
早々に引き揚げて昼飯を食べるに店に入ったものの、この店内も18℃と寒いのです。

午後からは、青年会館と云う研修会場で行ったセミナーでした。最初は此処も寒く、早速エアコン暖房を行いました。室内収容人数の目いっぱいを詰め込む会場でしたが、天井から吹き出すエアコン温風が頭上に渦巻いて今度はとても不快な温かさです。

少なくとも北海道では、構造体が冷えているような会場では最初から温めておくような習慣があります。喫茶店でも飲食店でも店内が寒いと感じる店などありません。
今日は、天気が良かったのですが、雪でも降る天気なら身の置き場所が無くなりそうです。

温暖地と云われる地域は九州に限らず、酔って寝ても北海道のように凍死する心配などありませんか。したがって温かい家づくりノウハウや暖房に関する思慮が寒冷地と全く異なっているようです。温暖地の冬にこそファースの家は最適のように感じた一日でした。

今日の研修会は、会場がクオリティーの悪い暖房空間のため、温熱環境の題材には最高で、九州の参加者の方々と3時間通しの講義を熱く(頭上だけ)過ごす事が出来ました。
温暖地では治った風邪のひき返しが…明日は東京経由で北海道に戻る予定です。
blogram投票ボタン
毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

見て学ぶのか中国人…北斗市~函館空港~羽田空港~熊本空港~熊本市内

2010-12-07 20:35:05 | ファース本部
二列に並んだ空港のチェックカウンターで、右側の列だけがすいすいと手続きが行われているのに左側の列は殆ど進みません。チェック待ちの人は、あえて列の長い右側に並んでいます。左側の列が進まない理由は、並んでいない人が次々と左から入り込むからです。

話している言葉からその人々は中国人です。後ろに並んでいる中国人は、最初こそブツブツ文句を云っていたようですが諦めて右側の列に移動していました。
行儀よく並んだ方が、公平に作業が進み、誰もが平等の時間的な利益を分け合えるのです。

日本では極めて常識的な行動ですが中国人は、これを見て学ぶ事が出来るのでしょうか。
そもそも、日本国内で観光できる中国人は、かなり所得水準の高い人々なのでしょう。
然るに貧困層の人々は、食べるため、住むため、着るために精一杯のようです。

生きるために必要な3大要素の衣食住を確保するには、列に並んで行儀よくしているもなら生きる事すら出来ないような環境で生活しているのだと云います。
40年前の我国もそのような時代がありました。「ノウキョウサン」と云われるバブリーな農業経営者が、旅の恥はかき捨てとばかり赤面するような行動が在った事を記憶しています。

しかしながら日本人は、衣食住を確実に確保するため、まさに行儀よく並んだ方が何よりも得策で在る事を習得してきました。身体で学習してきたのでしょう。
中国も広大な大陸に13億人も人々が暮らし、何とも底深い可能性を秘めた国家です。

このような潜在性を秘めた国が、人権とか道徳などに目覚めた時こそ、文化的な大国と云える国家になれるのでしょう。列に並ぶ事の出来ない中国人でいるうちは、我国日本は、経済的にも技術的にも少しばかり、優位に立った国家運営が出来そうです。

写真は羽田空港で撮ったのですが、煩くて忙しない人の多くが中国人でした。ここに少し安堵する日本人がいる事も情けなくあります。3℃の北海道から7℃の熊本に来ました。
寒さは何処も変わりません。明日は熊本市内で半日研修の講義を行います。
blogram投票ボタン
毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

電気自動車とCO2削減の歩み…北斗市

2010-12-06 18:39:39 | ファース本部
走行時にC02を出さない電気自動車(Ev)の技術競争がにわかに厳しくなったようです。
この電気自動車が本格的に普及するとしたら自動車業界が大きく変貌するのでしょう。
日産自動車が5人乗りev「リーフ」を日米で近く販売し、欧州でも売り出すそうです。

日産のリーフは、リチウムイオン電池を搭載し、1回の充電で約200km走行できて、価格が約376万円だそうです。補助金を利用すると300万円以下で買える事になります。
このエコカーの商戦では、トヨタが1997年、ガソリンエンジンと電気モーターで走るハイブリッド車(Hv)のプリウスを発売して先行してきました。

エコカーは、トヨタにホンダも追随して現在この2社が市場を牽引してきました。
大きく出遅れた日産は、このFVカーのリーフで巻き返す事が狙いだと思われます。
我国国内メーカーの電気自動車量産化は、アイ・ミーブ(写真そのはネット画像)を昨年夏に発売した三菱自動車に続いて日産が2社目になるのでしょう。

世界では、電気自動車の場合、部品数が大幅に少なく事から、米国や中国の零細ベンチャー企業が次々とEV市場に参入しているようです。また経営破綻から復活したゼネラル・モーターズもシボレー・ボルトを発売するそうです。
エコカーの先行組として、後発のEV勢が覇権を争う業界変革期なのでしょうか。

欧米では排ガス規制が強化されることから温暖化対策の先頭を行くEV開発に拍車が掛かっているようです。
自動車の次にCO2を撒き散らしている住宅の冷暖房エコは、エアコンやヒートポンプなどの機器関連の性能向上に加え、家そのものの性能アップも、一般ユーザーや工務店など、サブユーザーの意識も高まりつつあります。

電気自動車は町工場も参入できる要素があるそうですが、超省エネ性能を持ったファースの家は、街の小さな工務店だから展開できる仕組みになっています。
今日は午後になって天気が崩れ底冷えを感ずる北斗市でしたが、ファースの家なら大丈夫…
明日は北海道から九州に移動の予定です。
blogram投票ボタン
毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

省エネと温暖化の因果関係を検証せよ…北斗市

2010-12-04 16:10:18 | ファース本部
この臨時国会で成立を目指していた地球温暖化対策基本法案は、臨時国会の閉会で継続審議となりました。松本龍環境相(ネット画像)は、昨日の記者会見で「他の国などから指摘されると思う」と述べ、日本の立場が不利になるとの見方を示しています。

メキシコのカンクンと云う都市で開催中の「国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議」、いわゆるCOP16では、京都議定書の単純延長に反対する日本に批判が集まっています。
法案は例の鳩山前首相が唐突に宣言した「90年比25%削減」の目標を掲げ、成立すれば日本の温暖化対策への熱意を示す材料になると期待されていました。

松本環境相は、COP16を成功させるため建設的な努力をすると云っております。しかし我国日本は、京都議定書の脱退など考えず「京都を一番愛している」と、釈然としない理屈を述べています。これが国際社会に通じるのでしょうか…

省エネを行う事に異論を差し挟む人など存在しないと思われます。
限りある資源を有効に活用する工夫が必要です。しかしこの省エネと温暖化がイコールだと云う議論には、様々な異論も飛び交っております。中には「省エネと温暖化は全く関係など無い」と言い切る学識者も大勢います。

温暖化防止の省エネなのか、資源の有効活用の省エネなのか、自然環境を科学的な根拠とそれを裏付けさせるデータに基づき、政治に反映させるべきでしょう。
温暖化ガス削減の数値目標が、単なる政治家のパフォーマンスなのか、研究者の裏付けに基づくものなのかを、先ずは国際的な行政機関が検証すべきであると思われます。

温暖化で北極の氷が解け、低い島が水没すると云う理論であれば、コップに入れた氷が解けてコップの水位があがると云う理屈になります。誰にでも実験出来ますが水位など上昇しません。誰もが納得できる論拠が無ければ企業や新興国に数値目標など提示出来ません。

それでも私達は省エネ住宅を研究し続けて参ります。今日も省エネ部材の研究を…
blogram投票ボタン
毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寒い家で温かく過ごすには…函館~北斗市

2010-12-03 19:07:36 | ファース本部
今年も既に12月、気温もそれなりに低温となり、本社のある北斗市の今日は雨です気温3℃、とても寒く感じます。先般、滞在していた南国高知は気温12℃程度でしたが、高知の方々は、強烈に寒い寒いと震えておりました。

南国土佐の高知は、家屋内より日射のあたる外の方がはるかに暖かく感じます。
家の気密、断熱の性能が悪いため室内が特に寒いのです。また本州は北海道と異なり冬になると極端に空気が乾燥するため、人体から猛烈に水蒸気が蒸発して体温を奪います。

寒い家で暖かく過ごすのは、暖房機に加えて湿気を多く発生させると乾燥を防ぐと、人体からの体温奪取が軽減さられ、暖かく感じるものです。北海道の冬は、湿度が連日80%を超え、気温が低くても温暖地のような底冷えを感じません。

寒い家で暖かく暮らすには、断熱材を補充するか隙間を埋めるなどの対策が出来ない場合、出来るだけ家屋内の湿度を高くする方法があります。暖房機での暖に加えて加湿するには、手っ取り早いのが加湿器です。しかしこの加湿機も相応のエネルギーは使ってしまいます。
電気ヒーターで水を蒸発させ、気温と湿度が上昇しますが相応の電気料金がかかります。

超音波方式や気化式加湿器などヒーターレスのタイプは、湿気を放出した分の気化熱(蒸発潜熱)で気温を奪います。エネルギー普遍の法則があるからです。
エネルギーを使用しないで家屋内を加湿するには、洗濯物を室内で乾す事です。

洗濯物で足りない場合は、タオルケットのような布を湿らせる方法があります。窓に結露がするくらい加湿すると相当な暖房エネルギーの削減につながります。但し、グラスウールなどを使用した外壁内部は、露点温度の部分に内部結露になる場合もあります。

加湿して温かさを保つには相応の構造環境も必要だと云う事になります。
さて、今日は朝から大嵐の一日でした。写真は悪天候でしたが、函館芸術ホールで開催された孫達が通う太陽の子幼稚園の演技発表会で撮りました。
子供達の熱気もエネルギーのひとつのように感じたイベントでした。
blogram投票ボタン
毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

組織は成熟期にこそ改革を…北斗市

2010-12-02 16:52:59 | ファース本部
企業や組合などの組織は、大きくなればなるほど官僚的になると云われます。
世界の国家をまとめる国際連合などは、悪い意味での官僚の象徴組織と云われます。
国家を代表し国連で訴えて具体的な実践の伴う決議は殆ど期待できません。

我国日本は、優秀な官僚と志のある政治家とのコラボレーションで戦後の経済復興を成し遂げたと云われます。その官僚は現在、厳しく糾弾されていると云う現実もあります。
組織を守る事と自己保身が第一となり、国民の小さな出来事が見えなくなるからでしょう。

企業も含め、組織形態には、創成期、成長期、成熟期、衰退期と業態4時期があります。企業の寿命も、何もしなければ30年前後とまで云われています。企業だけでなく、複数以上の人々で為す組織には、業態4時期が在りそうです。どんな組織でも業態が出来上がるまでは右肩上がりに成長しますが、この3番目の成熟期に何を為すかが大切なのでしょう。

組織は、常に瑞々しい清流を注ぎ込むような改革と撹拌が不可欠のようです。
特に成熟期は、守りばかりに終始すると、あっけなく衰退期へと突入してしまいますが、成熟期こそ足元に清流が流れ込むような行動を実践すべきなのでしょう。

自社の弱みを掌握出来もしないのに、他社の弱点は手に取るように判るものです。
それを指摘、糾弾したところで自社にとって何のプラスにもなりません。むしろ他社の弱点から学ぶ姿勢こそが、清流を注ぎ込む動機になるのかも知れません。

今日は、隣の上磯中学校を訪問してきました。写真は校長の野戸誠一さん(左)と教頭の海野厚二さんです。当校は生徒数678名の大規模校ですが学級運営、学校経営が極めて安定し、生徒達の礼儀作法や1人1人の穏やかさに具現化されています。しかしながらそれでも先生方は、子供達の企画や提案に耳を傾け、常に清流が注がれ込む仕組みづくりを吟味しています。

学校も企業も組織は、成熟期にこそ改革を実践しなければならないようです。
寒さが増した事を実感する北斗市の一日でした。
blogram投票ボタン
毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

問題発生を自分のせいにする英雄…北斗市

2010-12-01 17:45:46 | ファース本部
朝日新聞の論説にジョージ・ワシントンの幼い頃の逸話として、友達のいじめっ子と果敢に闘って、やっつけた事が書かれてありました。相手が守勢になると見るや、普段はいじめられてばかりの子供達が一斉に飛びかかり、そそくさと注意に駆けつけた先生に対して、ジョージは、「悪いのは全て僕なのです」と云い切ったそうです。

このように正直で勇敢な人望の厚い少年は、アメリカ合衆国の初代大統領になります。
そのアメリカ建国の父の名を冠した米原子力空母、ジョージワシントンが日本の横須賀から緊張が高まる、黄海に入り、米韓合同軍事演習を行っていました。

北朝鮮のさらなる挑発を思いとどまらせる事が狙いのようですが、目と鼻の先に現れた、アメリカ第7艦隊主力艦に対して中国は、大いなる不快感を持つ事でしょう。
北方限界線、北が言い張る海上軍事境界、各国の排他的経済水域など、境界線の見えない海洋においては、主張を云い張る双方への落とし所がとても難しいように思います。

韓国は今や先進国であり、再び戦火を交えれば失うものは余りも大きいようです。
しかしながら再三「北」の蛮行に耐えてきた韓国民衆の憤りは、既に沸点に近いところまで来ていそうです。この一触即発の状況下でも日本の出来る事は極めて限られます。

隣国韓国とは、竹島や歴史問題を抱えながらも周辺の社会主義国家より、はるかに友好国でもあります。その韓国を案じ、日本として何が隣国にして上げられるかを真剣に議論し、あらゆる展開に備える必要がありそうです。決して対岸の火事なのではありません。
中国が「悪いにはすべて私なのです」とでも云ってくれると一気に問題が解決できそう…

個人の英雄は存在しても、国家として英雄になどはなれないのが宿命なのでしょうか。
紛争が起きれば当事国の全てが「問題の根源はそっちだ」と云い張ります。黄海から目の離せない日々が続きそうです。さて昨日は南国土佐、今日は氷点下の北斗市(写真)です。
blogram投票ボタン
毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする