読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

クール・ジャパン 世界が買いたがる日本

2010年01月13日 20時44分27秒 | ■読む
杉山知之著、祥伝社刊
かねてから、日本の漫画は凄い、と思っていました。そしてスタジオ・ジブリの作品の数々も。世の価値の大方は、その存在の独自性にあるのだと思います。そうであれば、日本のアニメはその奥行きの深さや表現力の高さにおいて相当なレベルにあるのではないか、と感じていました。諸外国の実情を知りませんから、何の裏付けもありませんでしたが。
しかし、例えば日本で販売されている菓子類の味わいやパッケージの素晴らしさは、欧米の製品と比べて平均的に優れているのではないか。また、キャラクターの可愛らしさや昨今の女性の化粧や髪型、そして服装は、日本独自の進化を遂げており、世界にあって実にユニークな文化を形成しているのではないかと思います。
さて、本書は私のそんな思いを裏付ける内容が示されています。日本のアニメの独自の進化の過程や、欧米への進出、そして今日の世界での地位と課題など、非常に幅広く論じています。かつて、アメリカの文化が、その映画と共に世界中で持て囃されたように、日本文化が世界の人々に「クール!」と尊敬され渇望される日が来るやもしれません。そんな期待を抱きました。
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URL => http://www.sugiyama-style.tv/
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評価は4です。

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