読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

遙かなるコンブロード 北海道から沖縄へコンブの辿った道:ビデオ

2009年12月15日 19時25分54秒 | ■見る
第1集「日本の味のルーツを探る」第2巻 (財) 味の素 食の文化センター、(社) 農山漁村文化協会 企画制作 コンブの思い出は、少年時代に、年末に母がおせち用にコブ巻きと松前漬けを作っていたこと。裁ちバサミで昆布を切り、塩鮭を巻いて醤油で煮付ける。ニンジンを荒く千切りにして、細く刻んだスルメとともに醤油に漬け込んだ。正月ともなれば、普段は滅多に口に出来なかった餅を炭火で焼き雑煮や海苔巻きで食べ、あ . . . 本文を読む
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ヒート・アイランド:DVD

2009年12月14日 20時56分43秒 | ■見る
ヒート・アイランド:DVD 垣根涼介さん原作の小説を映画化したものです。原作のスピード感をより強め、コメディータッチを増した脚本です。原作のシリアスさがコメディタッチに変わっていても、ジェットコースターのような展開はなかなか見応えがあります。 また、配役が良く、原作のイメージを壊していません。意外の配役に面白さが加わり、お薦めの作品になりました。垣根ワールドを壊すことなく、絶妙の味わいを加味してい . . . 本文を読む
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姿三四郎:DVD

2009年12月13日 14時12分27秒 | ■見る
本作品は、黒澤明監督の第一作目の作品で昭和18年3月完成封切りされ、戦時中にあったためか、国策で「1856尺短縮」されたそうです。戦後の再上映は、昭和37年とのことです。 画像の左上は、三四郎が悟りを開いた蓮池の風景、右上は、敵役の柔術家、檜垣源之助。 さすがに、脚本が純朴というかストレートで、今の時代のようなドロドロした人間関係を感じさせません。昨今の小説や映画は、心を抉るような痛い内容の作品が . . . 本文を読む
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芥川龍之介

2009年12月12日 06時15分23秒 | ■読む
関口安義著、岩波新書刊 教科書に載っていた「蜘蛛の糸」に、何かしら複雑な感情が想起されました。また、「奉教人の死」は、劇的な物語の展開に唖然とし、「鼻」でほんのりとした気分を味わい「芋粥」で生きる悲しさを感じました。このように、芥川作品には様々な側面があり、まさしく輝くダイヤモンドのような趣があります。 ----------------------------------------------- . . . 本文を読む
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メモリーズ:DVD

2009年12月11日 19時21分00秒 | ■見る
1995年公開の大変に密度の濃い作品でした。大友克洋さんが制作総指揮、総監督ですが、第1話の「彼女の想いで」(画像3段目)は森本晃司さんが、第2話の「最臭兵器」(画像4段目)は岡村天斎さんが、第3話の「大砲の街」(画像5段目)は大友克洋さんが監督です。それぞれに凝った作品で、それぞれの味わいがありますが、第1話が典型的なSFっぽい作品です。第2話は理屈抜きに楽しめます。また第3話は、絵の完成度が非 . . . 本文を読む
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中国人の99.99%は日本が嫌い

2009年12月10日 19時27分01秒 | ■読む
若宮清著、株式会社ブックマン刊 著者は、一時、テレビなどで有名になったようですが、私は全く知りませんでした。戦後日本の外交が、中国や韓国から一方的に遣り込められていることに、釈然としない想いがあり「どうしてなのか?」という疑問を持っていたので本書を読みました。著者の略歴は下記のURLに記されています。しかし、他のネット情報で、芳しくない情報も流れているようです。 ----------------- . . . 本文を読む
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時をかける少女

2009年12月09日 19時21分00秒 | ■見る
私が高校から大学に掛けてのめり込んだ筒井康隆さんの原作を下敷きにしたアニメでした。あまり期待していなかったのですが、脚本がしっかりしており、十分に感情移入できました。下記のURLによれば、多くの賞を受賞しており、多数の支持を受けたようです。 ------------------------------------------------------------------ URL => http: . . . 本文を読む
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トチの実を食べる 縄文の常食を探って:ビデオ

2009年12月08日 19時49分06秒 | ■見る
第1集「日本の味のルーツを探る」第1巻 (財) 味の素 食の文化センター、(社) 農山漁村文化協会 企画制作 トチの実を食べる習慣があることは知っていましたが、いわゆるドングリを想像していたので、このビデオを見て、トチの実の大きさにびっくりしました。まん丸で直径2cm以上あるように見えます。トチの実は縄文時代の常食であったようで、その強いアクを抜く方法は、火による調理とともに食生活に革命を与えたと . . . 本文を読む
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早梅記/朗読:神谷尚武

2009年12月07日 20時10分59秒 | ■聴く
乙川優三郎著、横浜カセット文庫刊 生きて行く途上で振り返って思い惑うことは、誰しも経験する事だと思います。本作の主人公、高村喜蔵は、軽輩の家に生まれ、立身を願っていました。そこに、身分の低い足軽の娘が女中として雇われます。この娘の素直さ直向きさに、やがて喜蔵は惹かれて行きます。しかし、結果的に娘を捨て、身分が上の家から嫁を迎え、運にも恵まれ立身して行きます。 やがて子供も生まれ、自足した家庭を築き . . . 本文を読む
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ベクシル-2077 日本鎖国:DVD

2009年12月06日 09時12分31秒 | ■見る
格好良い日本のアニメです。下記URLによれば、2007年8月に公開されたとのことで、3Dアニメのようです。ファイナルファンタジーのようなデザインテイストですが、登場人物は、日本人にリアリティがよりあるように感じました。衣服の表現はまだまだの感じがしましたが、恐らく、今後技術が進めば改善されるのではないでしょうか。 ------------------------------------------ . . . 本文を読む
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わたしを認めよ!

2009年12月05日 17時47分22秒 | ■読む
瀬古浩爾(こうじ)著、洋泉社刊 勢古さんの本を久しぶりに読みました。この前は「自分に酔う人酔わない人」です。ただし本作は、多分、作者が生きにくいと感じているこの世と自分との関係を『承認』というキーワードで分析しており、かなり真剣な議論が展開されています。 瀬古さんは、基本的に自分が納得できないことには、どんな権威者が発言していようが、その内容を批判しています。つまり、現実に生きていく上で、役に立つ . . . 本文を読む
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南極のペンギン:CDブック

2009年12月04日 20時08分15秒 | ■聴く
高倉健著、集英社文庫刊 大分昔、高倉さんの「あなたに褒められたくて」を読みました。『あなた』とは母上のことです。深い思いが伝わる良書でした。本作は、高倉さんが俳優として体験した事柄を、出版した絵本のCDブックです。ご本人が朗読しています。唖然とする程のぶっきらぼうな語りで始まります。 しかし、次第にこ慣れてきて、高倉さんの簡潔な言葉が、深く心に染みてきます。北極や南極での、文字通り死にそうになった . . . 本文を読む
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絶景の紅葉風景!

2009年12月03日 21時02分20秒 | ■旅する
今年は海外旅行に行けなかったので、京都と大阪に遊びましたが、何となく物足りなかったので、日帰りのパックツアーに。前回の海外旅行で利用した会社が主催する『絶景の紅葉風景! 八ヶ岳高原列車と清里・清泉寮 紅に染まる東沢大橋と川俣渓谷に錦秋の高原のドライブ』という長いタイトルのツアーに参加しました。行程は以下の通りです。 ----------------------------------------- . . . 本文を読む
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父の詫び状/朗読:渡辺美佐子

2009年12月02日 19時32分29秒 | ■聴く
向田邦子著、新潮カセットブック刊 向田さんのエッセー集「父の詫び状」の中の3編「身体髪膚」、「父の詫び状」、「子供達の夜」を収録しています。戦前から戦後の、向田さんが育った家庭の情景が美しく描かれています。私より25歳も年上ですから、ほとんど母と同じ世代ですが、その家庭の情景は、私が幼い日を過ごした昭和30年代と多少近い情景が伺えます。恐らく若い人が読んでも、景色として思い浮かばないでしょう。 日 . . . 本文を読む
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男の縁(自撰短編集 武家編)

2009年12月01日 21時18分20秒 | ■読む
乙川優三郎著、講談社刊 この短編集は以下の八編を収録しています。 ●悪名:「オール讀物」2005年12月号 ●男の縁:「オール讀物」2005年8月号 ●旅の陽射し:「小説新潮」2004年5月号、新潮社「むこうだんばら亭」2005年3月 ●九月の瓜:「小説すばる」2001年10月号、集英社刊「武家用心集」2003年8月、集英社文庫「武家用心集」2006年1月 ●梅雨のなごり:「小説すばる」2003年 . . . 本文を読む
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