夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

MicroNikkorPC55mm f3.5 ラナンキュラスとトルコキキョウ

2007年02月07日 22時13分44秒 |  あなたの鼓動、華
相変わらずレンズのテスト。

MicroNikkorPC55mm f3.5
普通写真の世界では接写用のレンズをマクロレンズというけど、NikonはMicroを使っている。紛らわしいですけど、本来はこちらが正しいのかな?

ラナンキュラス


トルコキキョウ



花の庭

2007年02月07日 11時22分26秒 |  岬な日々
北海道の滝上町にある花園(陽殖園)のことをNHKが1月28日に放送していた。
この庭は日本やヨーロッパの庭園と違い、全くの自然を取り入れたもの。
もちろん、種は植えるし、それも植物学的な植物園などとは違い、野生の花も園芸種も一緒くたに植えてある。
ここでの花の選択の基準は。
保護しなくても育ち、花を咲かせる植物
同じ場所に、花が次々と咲き続けるような組み合わせ
に尽きる。

例えば笹のようなものも毎年夏に刈り取り、それを繰り返すことで木の勢いをそぎ、だんだんと生えなくしている。このような手間はかけているけど、花には特別な肥料を加えたり、剪定はしていない。植え付けも霧が発生したり、雨が降るときに苗を植えるだけ。植えた後の水遣りもなし。
あくまで環境を作り、自然を待ち、後は花の生命力で育つのを待つだけ。

花が好きで、子供のときから育ててきて、その苗を売ったりしながら、生計を立ててきたこの花園のオーナーの高橋武市氏の考えや生き方がとても面白かった。

そしてその花園の美しかったこと。

クロッカス 3月
水仙 4月
エゾクガイソウ 7月
ベルガモット 8月
フロックス
ルピナスなどを同じ場所に入れて、前の花が終わっても特に掘り出したり、刈り取ったりしない。シーズンになると次から次へと花が咲き続けている。

けんかをしない花を組み合わせて植える。
互いに助け合って育つ。
高橋氏の言葉。

北海道の自然と関東では違う。クロッカスが咲いているころには水仙も咲くし、水仙の影でクロッカスは日が当たらないし、咲いても見えないだろう。
この花園の関東バージョンを考えたいな。




写真

2007年02月07日 09時55分32秒 |  写真
最近好きなもの、綺麗だと思うものにカメラを向けて写真を撮りだした。
なんとなく初心に戻った感じで写真って悪くないな、ある部分自分に合っているのかなって感じがしてきている。



カメラは子供のときからそばにあったけど、子供のころから、スナップ程度に撮った写真がアサヒカメラなんかで入賞したりして、写真というものを軽く見る癖がついてしまった。とにかく花とか、猫とか、好きな対象を、好きな風にシャッターを切って、一応現像してみて、「そうか」で終わってしまう。花や猫が好きで写真を撮ろうとしていたのではなく、その一瞬をフレーミングするのが好きだったし、それは今でも変わらない。



大人になってからは、原稿に写真をつけてくださいってことを言われることが多くなって、好きでもない会議だとか、インタビューの相手とか、風景とかを撮らされ始めると、写っていればいいのだろうって感じで、ますます撮りたい写真というものから外れていってしまった。その当時だと、カメラは用意するけど、写真がお好きですかって聞かれれば本心から、「いや、仕事で記録用に仕方なく」って答えたと思う。



前の仕事を辞めたときに、自分へのご褒美として、それまでのバカチョンデジカメからもう少し本格的なデジカメを買った。
今は、仕事での写真もなくなったし、身近なところを散歩するためにも、ただひたすら歩くのではなく、そのデジカメでも持ちながらって思い始めた。



そうすると結構写真が面白いことに気がついた。
ただ散歩しながら花が綺麗、可愛い猫がいた、犬の面白い表情を見たっていうのを漫然となく見ているのではなく、それをどう切り取るのかって、対象の前で、もっとじっくりと見ることが増えてきた。写真はあるものしか撮れない、もちろん光線とかのその場の条件もあるけど、対象から何を、どこを引いていくか、あるいはあと一歩前に出るのかどうかが勝負だと思う。



もちろん花や鳥を撮ったからって、それらのことを知っているわけじゃないし、私の中にあるのはファインダーの中の形と色でしかないのだけど。
散歩道の野の花や鳥たち、それらを撮っていると知人たちからこれは何の花、あれはどんな鳥ってメールが入ってくるのがうれしい。



もっとも花も、何十年も花好きの人に囲まれて、自分も好きなくせに、未だに基礎的なことを知らないので、馬鹿にされているから、これからも植物や、動物が判るようになるとは思えないけど。



でも、私はそれでもいい。あくまで自分が綺麗と感動するものをどう切り取っていけばいいのか、それが私の今の楽しみだから。

それにしても、子供時代はフィルムや現像、引き伸ばしのお金がなくて、フィルムを無駄に使いたくなかった。今は要らない写真はすぐデリートできるし、PCでも加工だから、その部分のお金がかからないって素晴らしいね。



今は印刷まではやっていないけど、無料で印刷してアルバムにしてくれるところもあるようだし、今度試してみようと思う。



年寄りのたわごと? それでもいいじゃん。