夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

春雨  いかにして過ぎにしかたを過ぐしけん

2007年02月10日 09時33分31秒 |  気になる詩、言葉
昨夜来この見捨てられた庵には小雨が降っている。
何時降っているのか判らないような霧雨というのに近い雨。

木々がしっとりと湿りを帯びているのを見ながら、ぽつんと椅子に座って、外を見ている。

いかにして過ぎにしかたを過ぐしけん
  くらしわづらふ昨日今日かな
          (枕草子)