夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

黄金の息吹   春風春水一時來 

2007年02月22日 23時05分18秒 |  あなたの鼓動、華
19日に白楽天の楊柳枝 其三を紹介していたけど陶淵明や白楽天だけでなく中国の詩には早春の情景として柳がよく出てくる。
柳の芽吹きを金色と表現しているものがあるのだけど、どうみても緑が強くなるんだよね~なんて思っていた。

でも今日、陽光の元でその芽吹いている柳の枝が本当に金色に見えて初めて中国の詩人たちの言っていることがわかった気がした。

暖かい春の風が頬をなで、
ふっと通り過ぎて柳の枝を揺らす、
中国の冬は一晩で春の日に変わるってよく言われる。
白楽天の府西池も
春風春水一時來で終わっている。
これは韓国でも同じことらしいけど、春を待つ中国の人には
目覚めたら春だったというのは嬉しいことなのだろう。

どちらがいいのかな、
一日、一日薄い水彩で一刷毛一刷毛、灰色のキャンバスが、茶色それから赤、そして緑を含ませていき、命が再生しているような風景を見ているのと。
私は日本の芽吹きのころしか知らないけど、毎朝山を見て、そのわずかな変化を知ることが心弾む経験であることもまた事実だから。

ファラオ何とか? ではなくイタリアン・グレーハウンドだそうです。(改)

2007年02月22日 22時18分19秒 |  多摩川散歩


2007年3月15日、この犬の飼い主さんとお話できました。
ファラオ・ハウンドではなくイタリアン・グレーハウンドというファラオ・ハウンドから出てきた種類だそうです。

この飼い主さんは兄弟二匹飼っていらっしゃいました。
新しい写真は上の日記に追加しておきます。


多摩川にはたくさんの犬が来て遊んでいる。
この犬は調教師が訓練を終わり、飼い主に命令の仕方を教えていた(と思われる)
なんだろう、もしかしてファラオ・ハウンドという奴だろうか?
もしそうなら始めてみた種類。
それともビンシャー?


知人が猫を飼っている。スフィンクスという殆ど無毛の猫なんだけど、見かけはよく似ている。



追加の兄弟の写真です。

好雪片々不落別處 碧巌録

2007年02月22日 09時13分59秒 | 芸術・文化

以前、碧巌録のレビューを書いた。
レビューといっても、買ってみたけど歯が立たないっていう情けないものだったのだけど、同じころにこの本を買った人が今朝、好雪片々不落別處というタイトルの日記を書かれていた。
ついに碧巌録を読了されたのかと感服した。
私は未だに10ページも進んでいない。

好雪片々不落別處はこの方が言われているように、「雪は、場所を選ばずに降る、だけど、けして、同じ場所に落ちない」ってことだけど、禅の言葉って難しい。
これを聞いたお坊さんが、不落別處(別所に落ちない)ってじゃあどこに落ちるんですかって聞き返したら、ぴしゃりって平手打ちにあったってこと、、

その日記に
>これを聞くといつも思い出します。大砲の弾は同じところには落ちないって、落ちたところにいて、被弾して死んだ兵隊さんのお話。

飛んでくる大砲の弾も、それを見る自分も、要するに自分の中の存在、、、吾見る、吾死ぬ、故に吾あり なんちゃって

なんてオチャラケをつけていたけど、
私は自信を持って言えるな、「ぼくちゃん判らんって」
わからん自分がいて、わかっている自分がいて、それを見ながらアほかと思う自分がいて、、、

ほんま、禅なんて、わてには難しゅうおます、、