フィルムカメラからデジカメに移って、いろんなことがとても易しくなりました。
PCに取り込んで、現像、リサイズして、印画やウエブにアップするのが即日にできます。私には難しいですけど、現像の過程でいろんなエフェクトをかけることもできます。以前なら、DPEに出して、コンタクトをを見ながら選別し、少し大きめに焼き増しして、トリミングや焼きこみの指示を出し、それを見ながら大きく伸ばしていく。
地方のアマチュアだと、下手をすると一月近くかかる行程を自分でできるようになってきていますし、それにかかるお金も不用になりました。
デジカメでは、さまざまな基本設定もカメラ自身である程度行えます。
でも、これが結構難しいのですね。
普段多摩川の散歩のときなどには、目ではシャープに見えているのに、仕上がりを中性にしていますとなんとなく眠かったりすることが多く、シャープに設定しています。
ところが22日のいすみでの散歩の時にはこれが裏目に出ました。
前日の大風と雨ですっかりゴミが洗い落とされた大気。そして真っ青な空から照りつける太陽。この条件ですとシャープのままだとコントラストが強く出すぎています。
この日はむしろ、中間調かソフトくらいにでもセットして置けばよかった。
人間の目は広いかなり階調を再現できるし、フィルムもその幅を大きく持っていると思いますので、それに慣れてしまっているとデジカメの階調の狭さに裏切られてしまう。
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スポット露光で結構ハイライトの部分に露出をあわせているはずですけど、そこがもう白とび寸前。でもこれに完全に合うと、他は真っ黒につぶれてしまうでしょうね。
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その辺の兼ね合いをどう上手く処理するのか、その辺のことを全く考えもなくバシャバシャとシャッターを切っている私には、到達できない仕事に思えてなりません。
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