夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

ほんと困った

2010年08月10日 22時38分15秒 |   ボクとおいちゃんと ときどきおねえ


昨日の話しですが、夕方、6時少し前においちゃんを多摩川に散歩に連れ出しました。
たいぶ風は涼しく、1時間くらい夜の散歩を楽しんだところまではよかったのですが、その後、河川敷には誰もいなくって、おいちゃんのリードを外してしまいました。おいちゃんはふらふらとあちこち歩き回っています。

でも、ふと気がつくとおいちゃんが見えなくなってしまいました。
チビ太はおいちゃんを1時間ほど探し回って、疲れ果てて、諦めてマンションに戻りました。



途中の交番に「迷い爺」の届けを出そうかと思いましたが、もしかしたら帰ってこれるかもしれない。帰ってこれなくっても、明日の朝、早くにおいちゃんを探しに多摩川へ行って、それでも駄目なら誰かに頼んで失踪人の届けを出してもらおうと思っておりました。

チビ太はマンションには入れない。入り口のセキュリティが人間仕様になっているので、犬では開けられないんです。だから玄関のところで待っておりましたら、それから1時間くらいして、おいちゃんが戻ってまいりました。
マンションまでの道を覚えていたんですね。それにしても車に轢かれなくってよかった。

おいちゃんの話では、2時間以上あっちこっち「チビ太~」って探し回ったそうなんですけど、、、、、




以前、おいちゃんの元同僚が、徘徊癖のある認知症のお母さんと同居していましたが、その人の奥さんが赤ちゃんの世話とお母さんの世話で神経がおかしくなって、その人も会社を辞めてしまったって聞いたことがあります。
その人はお母さんを病院に入れざるをえなくなったけど、3ヶ月したら退院させなければならないので、病院に入れたら、すぐに次の病院を探していたのだそうです。

そういえば、おいちゃんのお茶の先生のお母さんも、まだ意識が戻らないのに3ヶ月で退院させられ、すぐにまた入院。でもまた退院の話が出ているそうです。意識がない病人を進展がないからって退院させる、、、、これは病院のせいではなくって日本の医療制度がそうなっているのですね、、、、

養護老人施設に入れる、、、でもその施設はどこも何年もウェイティングになっている。それでも制度がそうだから、医療施設では追い出しをかけるしかない。ほんと変な話。

でも、ボクちゃんの場合、犬だから。おいちゃんを養護老人施設に入れようにも、申請できないしね。なんせ、失踪人届けだって出せないんだから。
国会で意見を述べようにも、「犬は議員になれない」し、ほんと困ってしまった。

このままじゃ、おいちゃんがどこに行ったかわからなくなって、ボクちゃん、ご飯も食べられない日が来るかもしれない。
それよりもおいちゃんを残して死んじゃったら、幽霊になっておいちゃんの健康管理をしなきゃいけなくなっちゃう。
ボクちゃん、幽霊になったら、厚生大臣にとりついてやろうかな。。。