夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

今日は

2010年08月12日 20時45分15秒 | 日記


520人という最悪の犠牲者を出した日航機の墜落から25年目に当たるのですね。
あの日、ジャンボジェットが操縦不能になり、ほんとうに長い時間必死の努力を続けた挙句に御巣鷹の尾根に墜落。その最後の様子はテレビでも放映されてはらはらしながら、助かるようにと祈りながら見ていました。
最近の出来事のように思えるのですけど、ほんとうに時の経つのは早いもの。

事件後、仕事場の関係者の兄弟の子供たちがその犠牲になったことを知り、驚いてしまいました。私の仕事とは直接には関係がなかったのですけど、その一人とは何度か顔をあわせたことがあったのです。事件後かなり経ってその一人と会うことがありましたが、慰めの言葉もありませんでした。

子供の一人は神戸在住で、夏休みを利用して東京の従兄弟の家に遊びに行き、帰りに東京の従兄弟と一緒に高校野球を見るためにあの飛行機に乗ったのです。
今、生きていれば43くらい。もう子供も小学校を卒業していたかもしれません。あの年に生まれた子供がもう25歳になるのですから。

あの事故で、520の命と夢が潰え、その家族や関係の方々の希望が潰えました。

亡くなった子供たち、あの事件で亡くなった方々のご冥福と、関係者のかたがたに心からのお悔やみを申し上げます。