今日も暑い。
東京ほどじゃありませんけど、暑いですよ。
でも暑いだけならいい。
台所のタイルのフロアーで転がっていれば、いくらかはしのげる。
でも、あまりの暑さに、おいちゃんは気が狂ったみたい。
隣町の一宮のアートスペースで今日から企画が始まるのだそうで、行ったことないところだからいってみようなんて、、、、
「チビ太、来る？」なんて聞かれて、「嫌だ」なんて答えられないじゃない。
認知症のおいちゃんが家に戻れなくなることだってあるだろうし、
おいちゃんが戻れないことじたいはどうでもいいのだけど、
チビ太のご飯がないと困るもん。
いくら良識のある犬が食べるようなもんじゃないドッグフードだって、死ぬよりましでしょ。
おいちゃんがいないとそれも食べられないのだ、、、
だから、しかたなくなく、車に同乗しました。みんな、同情してよね。泥鰌じゃないよ。
さて、最初は、一宮のフレンチレストラン。今日はお休みなのは分かっているのだ。場所とお店をみておこうということね。木の塀があって、その切れ目の、家の端にアプローチがあって中へ入って行くようになっている。京都の町家をイメージしたような、けっこうしゃれた造り。ただし、今日はこれで終わりね。同じブロックにある、アートスペースへ参りましょう。
IROU Galleryというスペース。なかなかしゃれた造りのスペースで、おいちゃんは嬉しそうに昔話を。。。 器をそれもオーナーの意見をとりいれたものを扱っているのだ。それにＨＰではインテリアの文字があるけど、このお家の空間、素敵だよ。一宮は変な町だね。先日行った森里音ってアフタヌーンティを出すレストラン（？）のオーナーもインテリアに携わっていた人なんだ。ここも行きたいけど、なんせお客の予約をとると、同じ時間帯には別な客はとらないのですよ。一人とか二人しかいなかったら、行けないよね～
ところで、おいちゃんはIROUの犬とじゃれ合っている。
チビ太も外に出してくれるのなら文句はないけど、暑いよ、暑すぎる。
「犬の一生」なんて言い回しなかったかな？ ほんとチビ太の一生は辛いのだ。それに報われるものも何にもないし、、、、犬なんてやめたほうがいいのだ。
努力して種はつけたけど、花は誰も見てくれなかったのだ。
でも、種をつけられただけ幸せじゃない。人間は誰も見てくれないと、種もつけられないのだから、なんて、一部の読者の方が子の刻参りに出動されるような、「紛らわしい」言い方はやらないことにしたとおいちゃんは言っていたのだ。でもチビ太の舌の方が滑りやすいのだけど、、、、
なんでかな～ ここに写真を一枚入れているのだけど、何度やりなおしても出てこない。今までもよくそんなことがあってサポートに相談していたのだけど、IEで見ると出てくる可能性があるのだけど。FirefoxとGooのブログ、相性が悪いみたいなのだ。
こちらを終わって、またすぐそばにある、「茶房 けい」というところへ。
こちらの庭、素晴らしく素敵。ここはＨＰはないみたいだけど、前の企画の時にお近くのローズさんが行かれて、ブログにアップされているので、興味のある方はそちらをみて。
岬の家のすぐそばの写真家さんの展覧会をやっていた。片岡 伸さん。詩人で写真家の方ね。一宮の写真の大御所の話なんぞで盛り上がっちゃった。
早くしてよ。
チビ太は暑いトタンじゃないけど、鉄板の屋根の下の狭い車の中。
Dog under a hot tin roofなんてしゃれにもならないよ。
ジョークでチビ太がホットドッグになるなんてよく書いているけど、今回ばかりは、冗談じゃない、ほんとうのホットドッグだよ。
おいちゃんはお昼をどこかで食べて帰るつもりだったらしいけど、なんとなく、そのまま家まで帰って来ちゃった。
おいちゃんには楽しい時間だっただろうけど、チビ太は何をしたんだろう。
ただただ暑い車の中に閉じ込められて、どこにもでないで、家に帰って来ちゃった。
オージービーフなんかじゃ埋め合わせにならないからね。松阪牛の一番いいところをレアでくれなきゃ不良になるんだから。
なんて、、
それにしても、明日は満月なのだ。
月を見上げながら、「昔は、煙突に登って、あたり一面に聞こえるように吼えていたんだ」なんて、思いだし涙を浮かべながら、しょんぼりと落ち込んでしまうおいちゃんを慰める面倒な仕事が待っているのだ。
あぁ、犬の一生って、ほんとうに苦しいことばかり。。。
