夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

ご無体というものでございます

2012年10月03日 13時00分59秒 |   ボクとおいちゃんと ときどきおねえ


お代官様、これはなんとしてもご無体と言うものでございますよ。
この雨の中、老骨に鞭打って、お代官様にお付き合いさせていただきましたまではよろしかったのでございますけど、、、、けど、でございますよ。
ずんずんと手を引かれて、お戻りになるご様子もない。
結局、あのいつもの長者町の踏切まで。

幸い、あそこでお戻りになったのは神の恵み。
もし、あれ以上お進みになれば、それはもう文字通り殺生と言うものでございます。
やつがれは、あの時点でもう息絶え絶え、おまけに踏切の先には魔物が住むと教えられておりますので、体力も気力も絶えてしもうたに違いありませぬ。

お代官様が、マックのフリッツとやらにご執心ということは重々承知しておりますが、それをお望みなら馬を仕立てますので、それでお行きください。
やつがれにはそれにお付き合いする理由もないのでございますよ。

お代官様は帰られても、体を拭き、足を洗うものがおります。
でも、それは誰がやるのでございましょう。死に死にでずぶぬれのやつがれがやるのでございますよ。少しはハタ迷惑と言うこともお考えください。

やつがれの安いお手当では、長靴も1000円の大安売りのものしか用意できません。雨の中を歩くと靴の中はクジラが泳げるほどの水たまりでございます。いえ、お手当をおあげくださいとは申しません。せめてご自身の馬をお求めになって、マックとやらにはご自身だけでお行きください。

昨日は一日洗濯。今日はもうこの散歩で他のことをする余力はございません。こうやって毎日毎日過ぎて参れば、やつがれも長くはないと、、、、




I-さん、おいちゃんの毎日はこんな風です。ですから次の原稿はいつになるか分かりません。悪しからず。。。。



チビ太、今日の言い訳は、満点だったな。
なに、Iーさんは出版の暁には松阪牛をおまえにお祝いするって言っているから、味方になれないって。
おまえな~ 毎日の食事は誰が出してやってると思ってるんだ。


ところで、マックのフリッツ、ゲットいたしました。
なに、後ろのハンバーグと飲み物はなぜかってお聞きですか?
ハンバーグは、お代官様は食べられないのでございます。なんせ玉ねぎは毒なのでございまして、、、、ヒヒヒ
飲み物もそうでございますよ。
なんで、そんなものがテーブルにあるのかですって?
そんなことはお聞きなさるな。
武士の情けではございませんか。。。。ヒヒヒ


何たる偶然

2012年10月03日 10時02分58秒 | 日記


昨日頂いたFBへのコメントに、「いつの間にか戻ってきたと思ったらまたどこぞへ行っちゃう」ってのがありました。同じセリフが、ノダメカンタービレで千秋がノダメのことについて思うセリフでありましたよね。
その直前メールチェックをしていたら、知人から「最近は俳優になっちゃった、昨日も成田まで撮影で行ってたんだよ、あなたのメール、差出人をチェックしないでいたのでそのままにしたんだけど、知ってたら会えたのに、、」ってメールがあり、ずいぶん前に「ノダメ」であなたを見て吃驚したんだなんて返事をしておりました。

そして、昨日、梅若の長左衛門さん(靖記さんが長左衛門さんを継がれたのですね)から招魂(おがたま)へのご招待を頂き、この体では行きたいけど、行けないよな~ってため息をついておりましたら、なんと昨日の「相棒」は能のお家元の家の事件。そしてそのなかで「楊貴妃」が出てくるんですね。今回の招魂では長左衛門さんが楊貴妃を演じられます。行けないのが、返す返すも残念ですね。

11月10日、13時半開演。東中野の梅若能楽学院会館。招待券2枚ありますが、どうしても行きたい方、メールなりメッセなり入れてみてください。
もちろん私へは必要ありませんが、梅若さんにはそれなりのお礼をしていただければいいのですけど。なんて、私はいつもその辺がよく分からないんですけどね。知り合いお席主のお茶会にはそれなりに包むものだって師匠がいつも怒るので。

昨日は夕焼け  Tu dormiras mieux ce soir だったらいいけど。。

2012年10月03日 08時00分50秒 |  気になる詩、言葉


昨日は夕焼け。お約束通り、今日は本格的な雨になりましたね。
チビ太をちょっとばかし、家の外に出しましたけど、
今朝の散歩 どうしよう、、、
やんなきゃだめでしょうね~

でもいったん出ちゃうと気にしないんですけど、チビ太って雨が降っていると玄関で濡れた道を見ながらなかなか最初の一歩がでないんです。
おいちゃんのお風呂と同じですな。

昨日、久しぶりのような晴れ。
朝から晩まで洗濯に明け暮れました。
    おかげで、部屋干しの洗濯物のオンパレード!
チビ太の朝の散歩、洗濯、そしてまたチビ太の夜の散歩。
こうして、専業主夫の一日は終わるのです。
嘆かわしい、、、、実に嘆かわしい、、、、
S'il est jeune et bien fait (若くって、ハンサムなら)
ならばね~  人生変わってたのに。
(なぜ? そりゃ、私は椅子にふんぞり返って、可愛い女の子が一生懸命、掃除、洗濯、料理をする姿を眺めてればいいんだもん。あぁ、そんなのは見果てぬ夢。
でも、「見果てぬ夢」ってフレーズ、このブログにはあまりにも頻繁に出てくるとは思いませんか。書き手の卑しい心根が垣間見えるような、、、)



Et tape et tape et tape avec ton battoir
Et tape et tape tu dormiras mieux ce soir

洗濯棒で タップ タップ タップ
タップ タップ あんたは今晩よく眠れるよ

        Les lavandieres du Portugal  
        ポルトガルの洗濯女

     相変わらず、lavandiere の最初のeのアクサンを抜いています。アクサンが入ると文字化けすると思いますので。全部の歌詞はこちらをを参照してください。

この訳詞でもそうですが、どの訳をみても、タップ、タップって出て来ますよね。ところが耳には、エタップ、エタップって聞こえるのですよね。でも元の歌詞を見ると前にEtがついているんですね。耳も悪くなったわけじゃなかった。よかったよかった。

ところで、リスボンからエボラへ行く途中、セトゥバルに行った時に、洗濯女がいるか探してみましたけど、いるわきゃないよね~ 見れませんでした。残念。


エボラは天正遣欧少年使節が立ち寄ったところなんで見たかったんです。教会は素晴らしかったけど、実は、その途中に立ち寄ったポルトガル人で長崎へカステラ修行に来た人のお店のカステラがもっと面白かったかな。奥さんは京都の人でしたよ。

カステラもポルトガルには地方によっていろんな作り方があって、どうも長崎で作っているものと全く同じものはないみたいですね。
利休の茶会のお菓子にも出てきたりする。あのときの、砂糖が貴重品だったころのカステラってどんなもんだったんでしょうね。膨らましはイーストではなくって、たぶん卵の泡だてでやったと思いますから、現在と同じでしょうけど。

もっともポルトガルの食事と言えば、たぶん臼杵の黄飯なんかがそうなんでしょうけど。
食事に限らず、ポルトガル人が日本にいた時には、もっと日本人との距離が近かったので、500年ちかくになるのに日本の文化に染み込んだものって多いのですよね。


ところでなんで洗濯女を探したか?
もちろん、

Quand un homme s'approche d'elles
Surtout s'il est jeune et bien fait
Aussitot elles glissent leurs bretelles
De leurs épaules au teint frais

男が彼女たちに近づいたなら
とくにそれが若くて男前なら
すぐさまエプロンの紐を
若々しい肌色の肩から滑らせるのさ

なんてのを期待したんですけど、でも、

Elles s'amusent a le mouiller
En chantant d'une voix egayée

陽気な声で歌いながら
水を浴びせてからかうんだよ

     オリジナルと訳は上のHPからお借りしました。
     こちらでも、アクサンは外してあります。

にならなくってよかったのかな。

気づいたこと

2012年10月03日 07時07分03秒 |   ボクとおいちゃんと ときどきおねえ


このところ、寝る前にはベッドの占有権を主張するチビ太との激烈な攻防。
朝は、まだ暗いうちから起こしに来るチビ太との熾烈な戦い。
こちらは眠りが浅く、一晩に何度も起きるので、もう少し寝ていたいのですけど、ベッドの縁にどんどんと体をぶつけてくる攻撃、ベッドの上に顎を載せて起きろ起きろってふにゅふにゅと騒ぎ続ける日々。幸いなことに、例の前足で人の頭をごしごしってのは最近はないのですが、(その前に起きてしまう。だってあれ、痛いんですよ)とにかく、こちらは睡眠不足で慢性的な、一日中眠い眠い病を発症しております。

人を起こして一通り、おはようの挨拶がすむと、チビ太は相変わらず、すやすやと二度寝。(トップに証拠写真を掲載いたしました) 
こちらは痛い体を起こしてしまうと、二度寝がなかなかできないのに。。。
なんてのは、以前にも書いておりますね。
もう恒常的な、DVを受けておるのでございますよ。
どこに訴えればいいのでしょうね、、、、


ところで、最近、朝のチビ太の起きろ起きろ攻撃に、なんだか違和感を感じていたのです。なんだろうな~
それがやっと分かりました。足音だったんです。

チビ太は遊びたいときには、 人の前でお腹を床につけるくらいに体を低くして、攻撃のそぶりを見せます。そして右、左って飛びまわりながら、人の目を覗きこんでくる。
時には、ボールを咥えて、さあ獲ってみろって、人を誘う。
どちらもすでにご紹介済みですよね。

でも、この時、激しく床を蹴って右に左に走り回るのに足音はしないのです。
ところが、人を起こす時は、リビングから寝室に入って来る時からもう、どこどこって足音をさせています。
ベッドの周りに体をすりつける時も、体をぶつける音と衝撃もそうですが、その助走の足音がけっこう凄い、それでまず目が覚めてしまうのです。

あの足音、意識的に変えているんでしょうかね~
もしそうなら、敵をよく知らなかった私の負けね。