夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

セントラルヒーティング

2013年08月25日 10時55分40秒 |  気になる詩、言葉


先日の誕生日。友人からおめでとうメールが来たけど、そのなかにもうセントラルヒーティングが入りましたって文字。
その前も別な知人から、スイスから戻りましたが、こちらも涼しくなってますってメールを貰ったばかり。
北欧でもけっこう暑かったって聞いていたけど、もうそんな話になっているのですね。
でも、そんな涼しい中、この御両人、連れだって「ハーグの日本花火を見に行きました」なんだそうです。花火には寒すぎるじゃん。


こちらは日が陰るとやっと少しだけ涼しくなるような、、
でも日中の温度は変わらないから、体には余計に応えるなんて思っていたら、
なんとこちらも今朝から今までの温度、がいに涼しいではありませんか。
T-シャツだと風が吹くと寒いくらい。。。。

秋きぬと目にはさやかに見えねども
      風の音にぞおどろかれぬる

          藤原敏行
          古今集 秋上 4-169


秋の夕べって言うと三夕の詩に目が行っちゃいますね。三夕の詩と芦塚隆で検索をかけてみてください。(リンクを張るのは面倒だから。ごめんね)
でも、こんなのもいいですよ。
侘び里の思い出を追うしかない独居老人には胸にぐっとくる。
いえなに、食欲の秋だからって、食べ過ぎたわけじゃありませんから、念のため。

夕されば人なき床をうち払ひ
    なげかむためとなれるわが身か

          詠み人しらず
          古今集 15-815

古希?    曲江

2013年08月25日 05時22分01秒 |  漢詩を長崎弁で


知人から古希って言葉を聞いたけど、、、
はて、古希は70歳のことだけど、厳密には数えの70なんですよね。今風にいえば古希は69歳ってことじゃないかな~ なんて夜も寝られず悩んでおりましたよ。

朝 囘 日 日 典 春 衣 
毎 日 江 頭 盡 醉 歸
酒 債 尋 常 行 處 有
人 生 七 十 古 來 稀
穿 花 蛺 蝶 深 深 見
點 水 蜻 蜓 款 款 飛
傳 語 風 光 共 流 轉
暫 時 相 賞 莫 相 違
    曲江
    杜甫



漢詩の長崎弁訳、、久しぶりですよね~



役所に着て行った春着を日々、質屋に持って行って
毎日、江頭で飲んだくれて帰って来る
酒屋のつけは、どこんでも付いてきよる
70年も生きるのは昔からそんげんなかとやっけん
花の蜜を吸いよる蝶は奥の方に見え
水を叩いている蜻蛉はふわふわ飛んじょる
光も影も一緒に流れていっちょるんじゃから
ちょっとの間だけでも、一緒に楽しもう、怒んなさんなって言いたか~




今日のお客様 地上に降りた天使

2013年08月25日 05時03分58秒 |  岬な日々


地上に降りた天使
地上に降りた天使
この掌で翼のように
あなたの涙 包んで上げる
  地上に降りた天使
  松本隆 詩

なんて、私がなぜこんな歌知っているのか不思議だけど、、、
ダイサギかチュウサギか、コサギか、(まさか冬羽のアマサギってことはないでしょうね)なんてことは聞きっこなし。私に分かるわけないもん。