朝、昼、夕 そして夜。。。
何を言っているかというと、朝顔、昼顔、夕顔、夜顔なんです、、、
みんな問題児。面倒くさいのですよ。
一般的には朝顔が一番知られていると思うのですけど、分類的には昼顔がトップ。
なんせみんなヒルガオ科なんですから。(ただしユウガオはちょっと問題で、和名のユウガオはウリ科の花)
朝顔。
朝顔は 朝露負ひて咲くといへど
夕かげにこそ咲きまさりけれ
万葉集 10-2104
この時の朝顔は、桔梗とか、槿のことじゃないかって言われているそうです。朝顔は夕方はしぼんじゃっているじゃんってね。朝顔は平安時代に日本にやってきたっていうのがだんだん定説になって来ているらしいのですね。だから万葉集などをやってて、朝顔ってでてきたら、今の朝顔のことじゃない。要注意ね。夏に咲く花だけど、季語は秋の花。
昼顔。
ちょうどチューリップの改良騒ぎと同じように、朝顔の方は、日本では朝顔は、改良されて高値で取引されていたみたい。それに反してこの仲間の代表である昼顔は、誰にも見向きもされなかった。
「蔓延る」 何度も書いていますけど、蔓延る、年中咲く、これは駄目なんですよ。ちらリズムこそ尊重される妙薬。(だから私は人生を棒に振っちゃった。年中、何にでもしゃしゃり出ていたからね~ 企画屋さんの性なんですね~)
昼顔も、根っこで広がっていくし、とってもとっても、しっこく残るんですね~
雑草、、、また言っている。雑草って言っちゃいけないんだから。不敬罪になるよ。
夕顔。
ユウガオの本物は、ウリ科の植物なんです。お寿司屋さんのかんぴょう巻きのかんぴょうはこれの実を剥いて干したものです。源氏物語なんかの「夕顔」はたぶんこの花から来ているのじゃないかな。ねぇ、猫かあさん。ご専門の立場としてはどうですか?
ところがヒルガオ科のヨルガオのことを園芸種では夜顔ではなくって夕顔って呼ぶことがけっこうあるんですね。白花や赤花夕顔なんてのは夜顔なんです。おまけに、赤花夕顔はこれまた針朝顔なんて別名があったりして、一つで朝昼晩の名前を持っているのですよ。ややこしいですね~
そして夜顔だけど、夕顔のところで書いたから省略ね。
よかった、だんだん頭の中がこんがらがってきたから。。。。
でも、こんなのいっぱいありますよね。このブログにいっぱい出てくる、ツキミソウと、ヒルザキツキミソウはマツヨイグサ(宵待ち草じゃないよ。あの歌 綺麗だけど)のお仲間だからいいけど、ユウゲショウとアカバナユウゲショウは違う仲間で、おまけにまだ家のベランダでは咲いているけど、白花の赤花夕化粧なんて、、、、