夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

華でない花

2017年03月24日 09時30分44秒 |  あなたの鼓動、華


花がすべて華でなければならないなんて、恐ろしいことは口にいたしたことがありません。
少なくとも、記憶にはありません。
だから、こうしてこの歳になるまで生きながらえたのだと思っておりますので。

ムスカリ、この辺では畔や野原などのいろんなところに自生しておりますが、
どこが華なんでしょうね、、、、って思うのは私だけなんでしょうね。

まあ、十花十華なんでしょうね~
それがあるから世の中うまくいくんでしょうし、、、


野草

2017年03月24日 02時28分53秒 |  食べるために生きる


散歩道にはいろんな食用になる野草が自生し、顔を出しています。
我が家は道からかなり入った奥まったところにあるのですけど、それでも隣の空き地に野草採りの人が姿を見せることもあります。

ブログにも蕗の薹だとか、土筆だとかをアップしておりましたし、タンポポやオオアラセイトウ(ショカッサイ)も食べられるのですよね。
カラシナ、アブラナ、ヨメナなんかも自生していますし、竹が生えていると、これからは筍のシーズンですね。
放っておくと放置されている空き家や、道路さえカバーしてしまうくらいに蔓延る葛の花や、生垣に絡まって頭痛のたねのアケビやムベの若葉なんかも食用になると聞いていますし、木の芽や、木の実なんかもシーズンになるとたくさん出てくるのです。


自然の恵みを、旬旬で味わえるって最高ですよね、でも反面、怖いんです。
野草摘みの季節になると、あちこちで死人が出たりして、、、、
食用になる野草のそっくりさんの有毒なものもあるのですよね。
ニリンソウ、これの若葉は美味しいのだそうですけど、トリカブトの若葉と間違えて事件になるってのが毎年ありますし、
このそばに生えているクレソンもそっくりさんの毒ゼリは猛毒なんですよね。
そうそう、蕗の薹もたべごろの姿とそっくりな有毒植物が2,3種類あると聞いています。
なので、どうしても手が出ません。

食べられる、美味しいなんて話を聞いているものだろうとは思うのですけど、横目で見ながらお店で買うしかない。
ちょっと、悔しいのですけど。


深窓の令嬢たち

2017年03月23日 08時47分32秒 |  岬な日々


昔々、今の我々から見ればまだ世の中が野蛮であったと思われる時代には、隠された秘宝の情報の入手が難しく、風の便りに聞く噂に右往左往していた男どもの話なんていうのは源氏物語の絵巻を広げなくとも、あっちにもこっちにも山ほどあるのでありますけど。
まあ、いちおう科学なんてものが進んできて、ネットや、週刊誌なんかで、その情報が広まったり、その右往左往がゴシップとして流れたり、、、人間どもの性は少しも進歩しない。ただその作り出された環境が変わっているだけなのでしょうね。

野蛮な時代? 昔は、その隠された秘宝に到達するための必須の技として大和詩なんてものがあって、詩の良しあし、それを書いた筆の良しあし、届け方の良しあし、、、なんてのがゲージュツの域にまで高められていたのでありますよね。やんごとない方のご意思により作られた、万葉、古今、新古今、、、、なんてものを見ておりましても、恋の詩のなんと多いこと。

それが今は、たんにキーボードを叩けば、地下鉄のキオスクで週刊誌を手にすれば、簡単に手に入るのでありますよね。今は、恋の詩を含めてゲージュツと呼ばれるものの全般が、単に新しもの、苔脅かし、名前を上げ、金儲けの手段になっていたりして、、、、 どっちが野蛮なのか、おいちゃんのような無知な人間には判断がつきませんですな。




なんて年寄りの愚痴は別にしても、我が家の令嬢たち。
庭やベランダで咲き誇っておりますものは、大々的にブログなどでご紹介いたしておりますが、
深窓に置いて手厚く育てております物は、やはりなかなかご紹介することが憚られまして、、、、
今も、シンビジュームは真っ白に花をつけ、ポインセチアやシクラメンもまだ、花の色はまだ「うつりにけりな」じゃないもんって色香を保っております。(これ、お言葉が悪い) でも、彼女たちがもう開く寸前まできているバラの蕾を横目で見ながら焦っているのは見え見えなんですけど。(なんせ、この手の焦りは、友人たちにの顔にもいつも上っている表情ですので、よくわかるのでありますけど。なに? そっちは、みんな「散りぬるけりな」じゃないかって、、、そんなこと、思っても口にしてはいけません。舌が滑ると、とんでもないトラブルを引き起こしますですからして、、、)

今日は、その我が家の令嬢たちの一人をご紹介しておきます。
他は?
どうしましょうね。家の中で育てているものは、ちゃんと手順を踏んでくださらないと、ご紹介できないのでありますよ。
とはいいながら、親としては、この子たちの幸せを願っているところもあるのではありますが。
娘の親としてのジレンマね~
困りましたね。


今日は暑いのかな?

2017年03月22日 03時50分24秒 |  岬な日々


寝ている途中で目が覚めました。
なんだか寝に戻るのがめんどう。寝付かれないみたいですので、そのままPCの前に座り込んで、、、
でも、何も書くことがない。
こんな時には、何度も申し上げているように、「天気かネクタイの話でもしていれば時間は過ごせる」ですよね。
ってことで、今日の最高気温は15度越え、17度近くまで行くのでしょうか。
暖かいのは嬉しいけど、昨日のように寒い日があって、また暖かくなる。一昨日も暖かかったですから、体がついていけませんよね~

農家のおばちゃんたちのやっているお店でラナンキュラスが綺麗でしたので、買ってまいりましたが、あっという間に咲ききって、庭に戻すかどうか考え中。花の命は綺麗なほど、短いのですね~ ねぇ。

それに引き換え、この私、、、なんと無用に長いことか。まあ、花であった覚えもないし、それで順当なんでしょうか?
なんてことをついつい思ったりして、、、  (って、上の話、あなたへの当てこすりじゃないことを、ちらっと匂わせておかないと、、、 (力もなくなった年寄りですから、身の安全だけは確保しておかないとね)


それにしても、「天気とネクタイ」の話は、初対面であった人、会話の糸口が見つからない相手、時にするものですよね。
自分を相手に、「天気とネクタイ」の話しか思いつかないって、、、、
どうしたもんでしょうね~


眠い朝です

2017年03月21日 11時10分06秒 |  岬な日々


今日は朝から雨。
じとじとと降り続いております。
眠い朝。
でも、こんな日も必要なんですね、人生にも、、、、
なんちゃって、そんな歳でもない(なんて思っているのは私だけですけど)のですけど。
だって、鏡を見ないから、未だに私の心の中には18くらいの私がいますので。
それにしては、足腰弱くなったし、目も、耳も、歯も悪くなっちゃって、、、、どうしたんだろうなんてね。




昔のことは忘れちゃったから

2017年03月20日 02時12分06秒 |  あなたの鼓動、華


昔のことはさっぱり思い出せない。
都は赤い灯、黒い空だったはずだけど、、、

退いていった波ですら、また都に戻って行くのになんて、浜に出て嘆いていた人がいたそうだけど、
それだって、よく覚えていない。



まあ、住めばどこだって都だよね。
隣人が、鹿だの猪だのってことだけの違いだけど。。。


認知症

2017年03月18日 08時16分00秒 |  姥捨て山は大騒ぎ


認知症のあるタイプによれば、幻覚を見ることが多いのだそうです。
でも、私の経験から言えば、幻覚、妄想なんて若いころから常に頭にあって、、、
でもでも、健常な時には現実と幻覚、妄想の差が歴然と分かっているってことかなと思えます。

今の私は現実と妄想の差がほとんどなくなって、どっちがどっちだかわからなくなりつつある。
今までの経験から、よりシャープに見える方が現実だと思い込んでいると、今や妄想の方がシャープに見えて、現実は朧なんてことが多々。だんだんどちらも霧の中になってきて、区別がつかなくなってきているような、、、霧ですから、濃い時には、現実も妄想も見えなくなったり、時としては流れて薄くなったり、はれたりすることだってあるんですよね。

妄想と現実の区別がつかない、取り違えるなんて、まあ、珍しくもないことになってきたりして
だって、妄想の影響力、魅力のほうが頭の中では強いんです。現実は面白くもない「ただの目の前のこと」だけど、妄想はほとんどが「かくあれかし」って念じていることだから。(おいちゃんのばあいは、可愛いU20が大挙してやってきて、、、なんてことだし、チビ太の場合なら、松坂牛を一頭もらっちゃったなんてことでしょうけど) 

まあ、それも悪くはないかと、思っておりますけど。



蛇の足
ところで、このタイプ(レビー小体型認知症)の場合、患者が変なことを言い出しても周りの人は決して否定してはいけない、患者は嘘をついているのではなく、患者には実際に見えているのだから、、、なんて書いてあります。
私の経験からすれば、周りが否定しようが、肯定しようがそんなのはどうでもよいことなんです。いるはずの可愛いU20がいまいち確認できないってのが問題なんですけどね~

探し探して、、、

2017年03月17日 15時03分34秒 |  岬な日々


友人たちが訪ねてきてくれた時に食事をするレストラン、今までなんとなく決めておりました。
特急停車駅に近く、海外から、都会から来た友人たちに日本の田舎の雰囲気を味合わせ、かつ料理もできるだけ美味しいものをという眼鏡に合うお店でした。
ところが去年、何十年ぶりかの元同僚が「行くよ~」ってんで、予約を入れようとして気がついたら閉じられてしまってまして、その後もやや数名、訪ねてきた友人たちをがっかりさせておりました。

なんとかせんばって思いつき、昨日は一軒、今日もまた一軒「らしき」お店を見て回りました。
昨日の一軒は一宮ではなく長生村で「洋食屋」を看板にしているお店でしたが駅からもそう遠くなく、条件的にも問題なし。お店も、アプローチからの庭の眺め、こじんまりとしたお店の雰囲気、本格的な味、サービス。私の目からはとても上質に見えました。これで一軒、リストに入りました。
本来あまり好きじゃないサラダのオイルドレッシング。ここのオイルは口あたりがいいのですね。野菜が喜んでおりました。何かオイルに入れていますかって聞きましたら、ウエイトレス嬢が即座に「はい、レモンに、、、、」って答えてくれました。サーブしているものがどんなものかちゃんと把握しているんですね。こんなとこ、とても気に入りました。けっこう、いいお店って言われるところでも、「シェフに聞いてまいります」って答えが返ることが多いですからね。メインはもちろん、ドルチェもとても口あたりのいいものでした。



探せばあるんじゃんってことで気をよくして、次の一軒。
もう一軒は、我が家から10~5分ぐらいのところの国吉にあるお店。レストランではなくカフェですね。でも、ギャラリーを付設していたりして、なんとなく私好み~なんてので、今日行ってまいりました。
アプローチや庭、もう少し根付いてきて自分の場所を見つければ素晴らしくなるでしょうね。店内も文句なし。ただ味の方は、たぶん多くの人は満足するのでしょうけど、私のような偏屈爺にとっては、サラダのドレッシング、ちょっとほんとうに微妙、、、、 デザートも舌に変な苦みがあって、もう30分以上経ちますけどまだ舌がその味を覚えている。残念ですね~ たぶん、木が成長してくるころには、それもなくなるのでしょうか。
どうでもいいことですけど、定休日が分かんなくって。HPでは水曜日・木曜日になっていて(これが正しい、、たぶん)でもFBのページ情報では木・金・土になってるんですよね。おまけに私の見た別なのでは水曜日だけになってたりして、、、

それよりも、ここで見つけたこの辺のアート情報誌の読み物が黒沼ユリ子さんの「ヴァイオリンの家」を紹介するものでした。黒沼さん、お姉さん(たぶん、どっちがお姉さんかいつもわからなくなる)が音楽(本業は音楽だと思うんですけど、ここの関係ではビジュアルも企画してましたよね)事務所におられたんですよね。そのころお姉さんの方にですけど、何度かお会いしましたし、ユリ子さんが日本に戻って御宿に住まわれているって聞いて、FBの知人に、「ほんとう?」って聞いたら、「はい、そうです」って返事をもらいました。何か月か前に古本屋に参りましたら(新刊書は高くって買えないのです、貧乏なおいちゃんでしょ、カンパしてよね)彼女のエッセーが置いてあって、100円で買ってまいりましたですよ。なんて、関係ないか。ここのカフェではないけど、彼女の演奏会(カルテットです)も開かれるようで、隠居なさったのかと思いましたら、お元気なんですね~

もう一つは、ここのギャラリーで5月に音楽のイベントをやるようです。チェロとパーカッション。CDの発売記念なんだそうですけど、CDのプログラムを見たら、、、 私は博物館的に古い人間なんで、「う~」 興味はあるけど、、、
なんて言いながら、当の本人は、作曲家でチェロ弾きの「訳の分からんデンダイ音楽」を売り込もうなんて恐ろしいことをやってきたりしたんですからね~ ほんと罪深いこと。
まあ、私とチェロの関係はそんなもんですけど、告白しろって言われれば、音楽も、そしてそれ以上に美術では死罪にもあたるような罪人でありますかね~、

でも歳をとると、世の中変わる? 変わんなきゃね。







豌豆を育てんば    苗豆

2017年03月17日 08時59分02秒 |  岬な日々


先日の「今日のお目覚 オオアラセイトウ」のところで、ちょっとしたものを植えるスペースを確保したことをお知らせしました。その中で植えたいものとして、手に入りにくい西洋野菜(ズッキーニの花みたいに、実は手に入るけど、欲しい部分(花なんですけどね)が手に入らないものも含めて)とか、新鮮さが第一のハーブ類(日本の香菜も含めて)とか、辛味大根とかいろいろ書いておりましたけど、手に入らない西洋野菜は苗も入手困難。この辺では知名度まったくないのですからね~ 大根は瓦礫の処理が終わらないと、ガラス片なんかがあるので怖くって仕方ない、、なんてのでなかなか進みません。

ただ、どうしても欲しいものとして豌豆があって、とれとれのグリーンピースのご飯なんて、炊きあがった釜のふたを開けた時のあの香り、一口食べた時、もう死んでもいいやって思えるほどに好きなんですよ。
これはベランダでも深めのプランターでできるだろうと以前から苗を探していたんですけど見つかりませんでした。
ふと、考えて、サラダ菜として売られている苗豆は豌豆の赤ちゃんじゃないかってことでググってみましたら、、、ありました。苗豆をプランターや露地植えにした例がぞろぞろでてきましたよ。
豆苗を買って、茎からサラダに使うので切り落としても、根っこの豆の部分を水に浸していればまた再生してくるってことで、美味しそうなグリーンピースなんかの写真がたくさん出ておりまして、痛く、私の好奇心と、胃袋を刺激いたしましたです。
豆苗ならどこにでも売っているし、苗をバラで買う必要なし。、、 たくさん入って安い!

写真は買ってきた次の日の状態。
家の中で徐々に陽射しに慣らして、寒い日が続いたので、暖かくなったらなんて思いながら今は陽射しのある窓際に置いてありますが、数日たって、苗はどんどん伸びております。先には弦さえ延ばしてきました。

この後どうなるかは分かりませんが、陽射しのある庭、ベランダをお持ちの方、試されるのも面白いかと。
豆苗だけで、お使いになる方も、切り取った後を水につけておけば、2,3回は食べられるのじゃないかと。(ごめんなさい、豆苗のサラダなんてのは食べたことなくって、豆苗を買うのはこれが初めてだったんです。なので、3回目ができるかどうかは想像ですけど)

小ねぎの類は買ってきて下から切り落とし水につけておくと、やっぱりどんどんと次が出て来ます。土に戻してやっておくと、一束買うと、後はほとんど買う必要ないくらい。
人参なんかも葉っぱがついているのが手に入ったら、首の部分で切り落として、切り落とした部分を水につけておくと、葉っぱがどんどん伸びて、テーブルの上の観葉植物としても使えますし、
古くなって根っこが出てきたジャガイモは、数年前に庭に放り投げたものがいまだに時期になると葉っぱを出してきて、芋をつけてくれます。(自生したものを食べたことはないのですが、、、)

なんて話は蛇の足ですけど、、
とにかく、豌豆。
豆をつけてくれれば、サヤエンドウ、グリーンピース、えんどう豆。。。 なんか嬉しくなってきた。



ところで、お分かりの方教えてください。
ピースープって、新鮮なグリーンピースを使うものなんでしょうか。
イギリスなんかでは新鮮なグリーンピースを使って、、、裏ごししたりしてましたけど、暖かいもの、冷やしたもの、夏でもありですよね。
ところがオランダやドイツでは冬の食べ物ですよね。
オランダなんかじゃピースープだけでお昼の食事になる。(ドイツなんかのとは違って、ソーセージなどの肉片が入らないタイプなのにね?)
オランダ人がお昼に日本の友人を招いてピースープを出して、 お客はスープが終わったから次は何?って期待してたら、それで終わりで、顔を見合わせていたので、「オランダではこれで食事なんですよ」って説明に追われたことを思い出しますけど。
見ているとオランダではほとんど粉末のスープの素みたいなのを使っているけど、冬場には新鮮なグリーンピースはないですもんね。ということは、粉末スープの素ができる時代からピースープが食膳に出始めた?
なんとなく、昔からのレシピみたいだったけど、違うのかな?