立春を過ぎたが厳しい寒さが続く。太陽が照っても気温の低さがそれに勝る。春はなかなか来ない。
日本経済にも簡単に春が来そうもない。株は今年に入って2千円以上も下落している。昨夜M氏と杯を重ねながら今年の経済を話し合ったが、M氏は最終的には1万8千円まで行くのではないか(これから4千円上げ)というが、私は、浜矩子氏の言う1万円とは言わないが、これから上がる要因もないのではないか、と言っておいた。これだけはわからないが、内外の不安要因は多い。
春闘も始まったが、今日の日経新聞の報じるように「賃上げ体力まだら模様」で、真のベースアップはほんの一部大企業に限られ(それすら3、4千円で消費税アップ分にも満たない)、多くの国民の生活水準向上にはほど遠いのであろう。うすら寒い限りである。
政治の方もうすら寒い。国会論戦を見ていても、多勢を背景にした安倍首相の暴走ぶりは収まりそうになく、野党の攻勢も迫力を欠く。共産党だけが「自供対決」を掲げまともに論争を仕掛けているかに見えるが、これまた数の差があり過ぎてか、政府答弁は一般論の繰り返しだ。
政治、経済にも春の来るのはいつの日のことか?