今朝目覚めて長野地震のニュースに驚いている。何故なら、その地震の6時間前まで私は長野市に居たからだ。
昨日は、早朝6時40分に迎えに来てくれた弟と長野に向かった。セーラ・カミングスさんが営む長野市郊外若穂保科のりんご園で開く「ウチのりんご収穫祭」に参加するためだ。弟がそのりんご園の1本の収穫権を保有しているからだ。
快晴無風の信濃の国、小春日和の里山で、「これが“ウチのりんご”」と1本の木を指定し、たわわに実るりんごを摘む作業は、何とも心を豊かにしてくれた。
見事なりんごに目を見はり
もぎたて、蜜の滴るりんごにかぶりつく…
採りもとったり…、私はせいぜい一箱だったが。
美しい里山風景をいくつか掲げておきます。
お酒造りを卒業し新たなふるさと再生に取り組むセーラさん
セーラさんの活躍を祈って記念撮影(午後2時)
ところが、この写真の8時間後、この美しい地を震度6弱の地震が襲った。テレビに映る惨状に胸を痛めている。「すごく揺れたが、大丈夫」というセーラさんの言葉を伝え聞いてホッとしているが、今年もうち続いた自然災害のとどめを刺された気がした。
私たちが長野市を離れたのは午後4時…、その6時間後の事であった。