旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

17年目に入った純米酒フェスティバル

2016-04-22 13:58:22 | 

 

 2000年春に始めたこの会も、東京だけでも年2回の開催を続け、今年で17年目に入った。今回も、昼の部、午後の部共に650人の満席で、合計1300人の人が参加してくれた。出展蔵は、他の行事との競合もあり38蔵にとどまったが、いずれも名蔵、持ち寄った自慢の純米酒は200銘柄に及んだ。いずれも素晴らしい酒で、現在の日本酒の水準の高さを示していた。私は、純米酒普及推進委員の一人として次のよに挨拶をした。
「この会も17年目に入った。第1回は2000年の春開いたが、その当時の日本酒の状況は、日本酒離れで急速なシェアーダウンを続けており、惨憺たるものだった。出荷量は1970年代半ばの170万kl強をピークに落ち続け、2000年当時は100万klぐらいに落ち込んでいた。ただ、純米酒だけが、未だ量は少なかったが着実に伸びていた。私はすがるような思いで、この純米酒普及推進運動に加わった。そして今日、純米酒を中心に、多様で高品質の酒が生まれて日本酒ブームのような現象を起こすまでになり、日本酒は百花繚乱咲き乱れている。まさに感無量です……」

 私の関係するお客さんも各方面に着実に増えて、今回も昼夜にわたりその方々と楽しい一日を過ごした。ただ、私も明日で81歳の誕生日を迎える。このような運動は、次の世代にどのような形で受け継がれていくのであろうか?

  
       
            

 私も大いにブースを回り、お客さんたちと杯を交わした。常連のお客さんたちに差し上げた純米酒Tシャツ、純米酒ネクタイも好評を博した。うれしい限りである。

  
     
          


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