苦難に満ちた平成最後の大晦日が暮れようとしている。
バブルの崩壊(平成2年)に始まった平成の時代は、続く世界不況リーマンショック(平成8年)も受けて、長い不況に苦しんだ。自然災害も、阪神淡路大震災(平成7年)、東日本大震災(」平成23年)と大震災に見舞われ、その他にも、「想像をはるかに超える災害」で、たびたび途方に暮れた。
この30年間、得るものより失うものの方が多かったような気がする。
その最後の年となる今年も、国際的には「南北朝鮮の和解」の動きや、国内的にも「安倍改憲阻止の動き」など明るい兆しもあるが、苦難に満ちた年であった。数えればきりがないので、一つ一つは取り上げないが…。
個人的にも、3年前の三弟に続き次弟を亡くし、重い年であった。
ただ、明るい兆しもある。「忘年会をやろう」とやってきた孫の遥人は3歳と7か月。でんぐり返しをやるかと思えば、ハサミを使いながら折り紙を折る器用さも見せ、まさに成長の真っ盛り。買ってもらったギター(オモチャではあるが)を得意満面でケースから取り出し、高田エージの「永遠だったらいいなあ」を弾き歌いした。
この孫にとって、心の底から「永遠だったらいいなあ」と呼べる社会が来るだろうか? 平成を超えた新しい時代に、ただ、ただ期待するばかりだ。
(注)高田エージ「永遠だったらいいなあ」は、2008.1.13の投稿をご参照
ハサミだってって使えるよ
「永遠だったらいいなあ」(高田エージ作)を弾き歌い