四月も終わろうとしている。いいニュースは一つもない。
プーチンの暴虐は目に余る。冷戦終結後、自らの国も参加して取り決めた国境を踏みにじり、他国に侵略し無差別攻撃を繰り返す。国連憲章にも、国際人道法にも違反する。21世紀にあって想像を絶する暴挙だ。ただ、最大の問題は、国連の無機能を始め、人類はこの暴挙を止めさせる術を持っていないということだ。
知床沖の観光船の事故は、その後の会社社長の会見などを聞くにつけ、人災以外にあり得ない感を強くする。当面の利益だけを追って、当然備えるべき「公共的企業」としての備えは何もしていないということだ。これまた、このようなことを「当然のこととしてチェックする機能」を未だ人類(いや、日本というべきか?)は持っていないのではないか?
円相場が、20年ぶりに、1ドル130円台まで下がった。国力の低下をまじまじと感じる。30年前、日本の一人当たりGDPは世界2位まで上がった。今や20数位に下がっている。子供の学力など世界の一、二位を競っていたがいまや見る影もない。この国力低下は誰がもたらしたのか? 責任は何処にあるのか?
いいニュースは一つもない。