カタールで開かれているW杯サッカー初戦で、日本がドイツに勝って大騒ぎである。国内だけでなく、海外でもかなりのニュースになっているらしい。何といってもドイツは、過去4回の優勝を誇る強国であり、日本はべスト8入りを目標にする新興国であるからだろう。
しかし、近時の出来事を辿ると、日本はスポーツ界でかなりの地位を占めてきたのではないかと思う。野球界では大谷選手が、メジャー100年の記録を塗り替えている。オリンピック陸上100メートルではファイナリスト入りを果たした。世界の8人に入るというのはトップ水準に達したことを意味するだろう。
失われた30年を取り上げ、日本の国力低下を嘆き続けているが、スポーツ界ではトップ水準に迫りつつあるのかもしれない。
話は変わるが、大相撲九州場所も大荒れだ。正代の大関陥落、御嶽海の大関復帰ならず、逆に若き王鵬(大鵬の孫)が、前頭13枚目にありながら優勝戦線を争い、ここ3日は、関脇豊昇龍(勝利)、元大関高安(敗北)、そして今日は大関貴景勝と、最高実力者と戦う。世代は目まぐるしく交代している。
さて、これから始まる王鵬と、明日コスタリカと戦う日本の勝利に期待しよう。