旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

ますます住みにくくなる社会 … 人類は進歩しているのか?

2013-11-14 12:56:59 | 時局雑感

 

 貧困と格差の増大で一挙に住みにくくなった日本、食品偽装問題にみられるように何を信じていいかわからなくなった社会…、これらを嘆いていたら、自然界もかなり住みにくくなったようだ。
 何十年ぶりの暑さの後には、何十年ぶりの寒さが来るようだ。青森県では、この時期としては三十数年ぶりの降雪量ということだ。木々の紅葉にも異変が来ていると報じられている。
 一般的には最低気温が8度を割ると木々は紅葉してくるそうだが、最近のように寒暖の差が激しいと、敏感な木は8度以下に反応してすぐ紅葉するが、おっとりした木は紅葉しかねて、また暖かい日が続くのでなかなか紅葉しない。これでまだら模様の紅葉が生じる上に、急な積雪などで青い葉のまま落ちてしまうという。
 「日本の秋」を特徴づける美しい紅葉はなくなるのではないか、と気象予報士が嘆いていた。木々にとっても住みにくい社会になったのであろう。

 フィリピンを襲った台風30号の被害は想像を絶する。これも人間が作り出した温暖化現象の一つの現れだろう。中国のスモッグを見ていると、よくぞあのような中で住んでいられるなあと思うが、わが国にあっても高度成長時代、大なり小なり同じことをやってきたことを思い出す。
 光化学スモッグによる大原喘息、各地の各種公害…、これらは後世の教訓になるどころか、ますます輪をかけて再生産されている。
 人類は進歩しているのだろうか?


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