狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

『犯人はカラスだ』 琉球新報のスクープ

2007-01-07 10:02:34 | 未分類

昨日の午後のテレビ番組の話題。

「所さんの一億人の大質問!?」と言う番組を見るともなく見ていたら思わず目が釘付けになった。

テーマが「1億人分の琉球新報」だと言うのだ。

沖縄には琉球新報と沖縄タイムスの二紙しかなく、県民は否応なしに二者択一を迫られる。

琉球新報と言えば我が家の愛読紙だし、これが全国放送で紹介されるとなると注目せざるを得ない。

常日頃は偏向していると、悪口の言い放題だが地元新聞が全国の視聴者の目にさらされるとなると何故か甲子園出場の地元高校を応援するような気になるから不思議だ。

番組は琉球新報社ビルの全容をカメラで紹介した後、受付の美人?嬢の案内を映して編集室へ入り編集長に、

「琉球新報のスクープ記事ベスト2は?」

とたずねる。

編集長の紹介したスクープ記事を元に番組が紹介ストリーを構成してVTRで紹介した。

迷宮入り寸前に犯人を突き止めた島の駐在の若い警官にまつわるスクープ。

事件は日本最南端の波照間島で起きた。

島に観光に来た観光客の財布が一寸目を逸らしていた間に盗難にあったというのだ。

報せを受けて捜査にあたったのは島のただ一人の若いお巡りさん、伊藤竜之巡査部長。

観光客を調べたら全員シロ。

残るは島の人達だけ。

しかし、この若いお巡りさん、「島の人がドロボーをするはずがない」と言う日頃の考えを元に推理を働かした。

ある考えを元にメロンパンを盗難現場に置いたらそのメロンパンを消えていた!

そして島中捜索したらカラスがメロンパンを食べている現場を押さえ、そこで盗難の財布を発見。

中を確認したらお金はそっくり残っていたので犯人はカラスと判明、財布は無事被害者の元に返ったと言う。

番組は既に他の地域に転勤になっていた伊藤巡査部長にインタビューをしていたが、人のよさそうな好青年で「今でも島に行けば『カラスの伊藤さん』で有名ですヨ」と言う言葉にホノボノとしたものを感じた。

琉球新報のスクープ、アッパレ!

早速同記事を検索したが既に見当たらず、掲示板から下記を拾った。

因みに琉球新報のスクープ1は、「養殖マグロ」の話。

 

【社会】カラスが財布を「窃盗」 警官機転で判明 沖縄・波照間島
1 :瓦斯φ ★ :04/11/20 12:21:07
犯人はカラスだった-。日本最南端の有人島、波照間島(沖縄県竹富町)で、自転車のかご
から観光客の財布がなくなる事件が発生したが、機転を利かせた警察官の「おとり捜査」で、
カラスがくわえて飛び去っていたことが20日、分かった。

沖縄県警八重山署によると、発生は今月10日午前10時半ごろ。観光で訪れていた同県
北谷町の女性(30)が「日本最南端の碑」の近くに自転車を止め、周囲を散策している間に、
かごに入れておいた財布がなくなった。

通報を受けた島でただ1人の警察官、伊藤竜之巡査部長(28)は、午前10時すぎに現場
を巡回した際には人がいなかったため、観光客の菓子や弁当を目がけて空から襲うことが
あったカラスに狙いを絞った。

伊藤巡査部長は、車で5分ほどの集落からメロンパンを買って現場に戻り、碑の上に置いた。
約30メートル離れた場所から見張っていると、1羽のカラスがパンをくわえて飛び去り、
近くの木の上にとまって食べ始めた。

木の下には女性の財布がファスナーを開けられた状態で落ちており、免許証や紙幣が散乱。
1000円札が2つに破られていたが、なくなっているものはなかったという。

財布は港で船を待っていた女性に、出港50分前に届けられた。伊藤巡査部長は「島の人
が盗みをするはずはないので、とっさにカラスの仕業と思った」と話している。同島では約
600人が暮らす。
http://www.sankei.co.jp/news/041120/sha044.htm

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| 中略
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【窃盗】異例のスピード解決:観光客の財布“失敬”したのはカラス=沖縄[041119]
1 : ◆GEDO/87xso @外道φ ★ :04/11/19 14:57:37 ID:???
窃盗犯はカラス 波照間で観光客の財布“失敬”

 竹富町波照間島で10日午前、「日本最南端の碑」を訪れていた観光客の
女性(30)の財布が、目を離した一瞬のすきに自転車のかごからこつぜんと消えた。

 通報を受け、駐在所の伊藤竜之巡査部長(28)が現場に急行したが、見晴らしの
いい高台にもかかわらず不審者の姿はなく、目撃者も皆無。迷宮入りかと思われたが、
現場の状況にピンときた伊藤巡査部長の機転で事件は異例のスピード解決となった。

 「もしや」と思った伊藤巡査部長が、持っていたパンを碑の上に置くと、
空から舞い降りてきた黒い影が瞬く間にそれを奪い去った。

 その正体はカラス。4、5羽の集団が近くのアダン林に羽を休めたため、辺りを捜索
したところ、盗まれた赤い財布を発見した。現金が取られていなかったことから
“真犯人”はカラスと断定した。

(後略)
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※引用元配信記事:
http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/2004/2004_11/041119o
.html

※琉球新報のウェブページ(
http://www.ryukyushimpo.co.jp/ )2004/11/19配信

 

肝心の琉球新報の記事では島人とカラスと若いお巡りさんのドラマは良く伝わってこない。

これもネットで拾った日刊スポーツの記事の方が「島ののどかさ」を良く伝えている。

 


11/21日刊スポーツ

「南の島のたった一人のお巡りさんが名推理 『犯人はカラスだ』
 メロンパンでのおとり捜査 見事に御用」

舞台は、日本最南端の有人島、波照間島。
自転車のかごの中から財布がなくなる事件が発生。
通報を受けた伊藤竜之巡査部長(28)は瞬時に考えた。
島の人が盗みをするはずはないので
とっさにカラスの仕業と思った
そもそも犯罪は「窃盗が年に数回」という平和な島。
巡回した際も人がいなかったことを踏まえ、観光客の弁当箱やお菓子を襲撃することのあるカラスに
狙いを絞った。

巡査部長は、車で5分程の集落からメロンパンを買って現場に戻り、
碑の上に置いた。
約30m離れた場所から見張っていると、
一羽のカラスがくわえて飛び去り、近くの木の上にとまって食べ始めた。
木の下には女性の財布がファスナーを開けられた状態で落ちており、
免許証や紙幣が散乱。千円札が二つに破られていたが、なくなっているものはなかったという。

Posted: 水 - 11月 24, 2004 at 10:39 åflå„  

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