狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「朝日の琉球独立論」に対する「2ちゃんねる」の反応

2007-01-15 07:13:50 | 県知事選

 

17 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 09:53:31 ID:dJfDsVeK0
ついに朝日が堂々と「沖縄独立運動」を始めました。

25 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 09:54:56 ID:B7KEWIRzO
>>1
中共朝日の分断工作乙

38 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2007/01/14(日) 09:57:49 ID:wMea8auX0
>沖縄には、琉球王国の鮮烈な記憶が残っている。


この一文だけでもバカ丸出しだね。

52 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:01:00 ID:gUZNlMip0
さすが朝日。沖縄県民でも独立を希望する人はごくわずかなのに
沖縄県民の総意のように書き立てるとは。


62 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:01:51 ID:WxxHr8hWO
独立したけりゃすれば?中共侵攻、チベット化、朝日ってどうしようもないなあ。
そんなに中共が好きか。


77 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:03:41 ID:ZzlZvEEu0
朝日的沖縄解釈は必ず米軍撤退に行きつくんですね。
そしてあわよくば日本からの独立を起こさせようと。

確かに軍事力は経済的な負担と精神的な圧迫はあるだろうけども目的が露骨過ぎ



90 名前:沖縄県民[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:05:41 ID:/VFmH9LG0
独立したいなんて微塵たりとも思っていないのだがな・・・
それよりかは雇用をもっと増やしてほしい これ地元民の切実な思い


92 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2007/01/14(日) 10:05:56 ID:Lj5taJa60
予想で社説書くなよ
大体前の知事選で基地建設賛成派が勝ったろう


103 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:07:21 ID:fHCf+iZN0
朝日新聞が言う沖縄の声って、沖縄県民の声じゃなくて
沖縄で活動してる新聞と県外の極左とチャンコロ大学教授の声だろ


109 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:08:17 ID:nB3YDwoe0
沖縄県民が自立と米軍基地反対を民意として持っているなら、
なんで基地賛成派、自民公認の知事が3期連続で選ばれたんですか?
社民公認の大田昌秀がボロ負けしてから、後の知事はみんなそうですよ。


113 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:08:57 ID:WxxHr8hWO
中共から朝日に指令が来ますた。独立したけりゃすれば?本当に、中共に占領されて、
民族浄化されるよ。大○健三郎なんかは、大喜びするかもな。


114 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:09:00 ID:YjKgvUb/O
>3年半に延べ約5千人の参加

延べ約5千人って、同じ100人が50回集まったんじゃねーのw

125 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:11:22 ID:/uR0TVb90
正直、ここまでストレートな工作活動をするとは思っていなかった。


138 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:13:41 ID:E16aleaAO
実際、沖縄の人の大半は独立を望んでいる。

179 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:18:46 ID:gUZNlMip0
>>138
そりゃ嘘だわ。
「日本復帰してよかった」はずっと8割以上をキープしてるし、
自分で電話かけて調べたというあやしげな中国人教授の調査でも
独立希望は2割しかいない。


152 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2007/01/14(日) 10:15:31 ID:isZhYx4K0
独立を主導する朝日に内乱罪を

157 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:16:22 ID:Dpz/SIba0
介護の仕事だと35歳でも手取り11万くらいなのが沖縄。
今ですらこんな状態なのに独立しようなんていう奴はなんらかの思惑を持っているだけだよ。
基地があってもなんの経済的メリットが無いなんて言う白痴は放っておくとして


161 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:16:28 ID:USfqclYZ0
その調子でチベット独立、台湾独立も応援してくださいアカヒ様

204 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2007/01/14(日) 10:22:19 ID:FjNweEm60
米軍が居なくなればいいってだけ考えていると、酷いしっぺ返しを沖縄県民が喰らうだけ
なんだけどなぁ。


206 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2007/01/14(日) 10:22:27 ID:oYZ2b3AZ0
沖縄人だけど独立とかは「沖縄タイムス」と政党のチラシ、
あと時々「琉球新報」でテーマになる

けどリアルで独立とかバカ言ってる奴は居ない
沖縄は職が無いから卒業後何人も東京愛知大阪に行って
時々帰ってくる人が多い

みんな現実知ってるよ


沖縄から一歩も出てなくて、まともに働かずにバイトしてるような連中が
本土からきた左翼勢力に踊らされてる

そもそも3期連続で保守陣営が知事選で勝ってる地盤だし

なにより地元2紙が酷い どっか全国紙が参入してくれ
こいつら地元紙なのに地元を見てない・・・


217 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:24:29 ID:kS5/e+ly0
沖縄の人を見ていても独立気運が殆ど感じられないんですけど?
むしろ本土から来ている反政府団体、あれなんとかならんの?


221 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:25:25 ID:8RD4j9E60
独立なんかしたらシナに飲み込まれ、あっという間に軍事基地化
核兵器配備され、情報統制、隔離され日本から何も物資が入らない事になるぞ



234 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2007/01/14(日) 10:27:18 ID:ZDR8WbY40
沖縄独立させて中国とくっつけたいのか朝日は!?

一体どこの国の新聞なんだよ


247 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:29:48 ID:CZO8LBWG0
仮に沖縄が独立したとしても、何ら産業基盤がないのでやって行けないだろう
中国によるEEZ、領海侵犯が日常化し
軍事力を否定する沖縄が始めて事の重大さに気付いて
日本政府に泣きついても後の祭りだろう


251 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:30:32 ID:l32wJtOU0
いまどきの沖縄の連中が琉球王国なんて実感してるかよ
なーに世論操作誘導してるんだか


254 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:31:07 ID:w89M+CVO0
どうして沖縄に米軍基地が必要なのかって事を無視して、話しても暴論にしかならん

284 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:34:43 ID:LYAKR4vO0
独立して沖縄国を賄うことはできないだろ。
とにもかくにもまずはカネだよ、カネ。
軍事的な後ろ盾も皆無になる。

中国の属国になるのか?
国じゃなくて沖縄省か?

赤日らしい記事だ。
独立したって、沖縄県のためにも県民のためにもならんよ。
日本のためにもならん。


294 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:36:10 ID:ea5HTlMt0
>学者や自治体職員、市民らでつくる沖縄自治研究会が、3年半に延べ約5千人の参加で
>議論を重ねた。


三年半 = 42ヶ月
5000 / 42 = 119.04761904761905
月一回として参加者120人ですか。
沖縄の人口いくらでしたっけ。


304 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:37:34 ID:yWCyrKcC0
>>294
そんで、ほとんどが本土からの移住組だったりしてなw
沖縄行くと、本土から来たサヨがやたら多いし


321 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:40:11 ID:5M4fPh/q0
要するに沖縄が日本から離れて米軍も追い出せば
中国様が侵略しやすくなる!という記事だな


336 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:43:02 ID:MGPXRarI0
>>1
とうとう、沖縄県民の民意をコントロールするのが難しくなってきた
「沖縄タイムス」が『兄貴分』のアサピーに泣き付いて来たのか?


338 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:43:29 ID:NQIjl/Ox0
独立派は「独立したら中継貿易で琉球王国の隆盛再びw」
とか素で考えてそうで怖え。


346 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:45:26 ID:ckLgtsSX0
普通に考えれば、沖縄が独立したとたん中国人が押しかけてくるだろ。それを防ぐには、
軍事力や政治力、資金力が必要。結局地理的に相当の政治力と軍事力がないと持たない地域。
本当に独立したいんなら考えればいいけど、観光だけで、悠々といまの人だけでやっていけるなんて
幻想。


397 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:56:05 ID:u2+YqdLG0
「沖縄の声が日米両政府に届かないとなれば、
独立に近づこうという自治州への動きはいっそう高まっていくだろう 」


もう完全に、日本の新聞の社説ではない。

404 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:57:32

406 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2007/01/14(日) 10:57:33 ID:FjNweEm60
つか、独立すると日本とアメリカを敵に回す可能性を考えてるのだろうかねえ…>独立派
基地については、独立国であるフィリピンがどうなったか見れば、一目瞭然なのだが。


413 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 10:58:45 ID:NOjvqlnO0
変なのは流入してきた本土の左巻きと
一部の感化された連中だって・・


476 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 11:10:38 ID:Ab3uHYrB0
日本で沖縄の分断と独立を煽り、中国で台湾の独立を批判する。
いやはや、立派です。


506 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 11:15:27 ID:Jk2sIngI0
また戦時中みたいに扇動してやんの。
アカピは永久にアカピだな


517 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 11:19:00 ID:w0vY6Vxj0
この記事は沖縄県民の生活を全く考えてない
単に在沖米軍基地の撤退だけに焦点を絞って書かれている。
もちろん、どの国の国益のために書かれた記事なのかは明白。

朝日新聞は日本の新聞にはふさわしくない。


525 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2007/01/14(日) 11:20:30 ID:iLAl1DBC0
中国が隣にいる限り沖縄は手放せない。
沖縄の米軍基地の撤去もありえない。
常識だろう。


527 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 11:21:02 ID:1FjFkZ5N0
沖縄が中国の領土になれば資源や領海の確保という点でも共産主義者のメリットは
大きいですからね
米軍があそこに大きな基地を維持している意義は皆さんが想像する以上に大きなものが
あるということです


543 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 11:23:54 ID:Z+S/b5WR0
別に普通の沖縄県民はそんなこと考えてないですよ。
まあ一部にはそういうこと言ってる人も居ますが、
そういう人は沖縄でも異端視されてますし・・・

そういう一部の人の意見をまるで
沖縄県民全体の声として発信する朝日新聞には
正直どうかと私は思います。


555 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 11:25:44 ID:0Ty9PZYt0
朝日はほとんどの人が独立なんか望んじゃいない現実を見ろ
タダでさえ北海道より失業率が高いのに独立したら完全に終わる


557 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 11:26:58 ID:oaSQns520
沖縄が独立したら中国、韓国、台湾からの軍事圧力はとてつもないものになる。
沖縄は中国、韓国の太平洋への蓋であり軍事的要所である。

沖縄は全員徴兵制を取っても独立を維持するのはとてつもなく難しい。
自衛隊でも独立した沖縄を守れるか疑問、
米国の自治区にでもならなければ単独では生きていけない。

朝日はそれくらい判っているだろうから、危険な社説である。


662 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 11:48:42 ID:MGPXRarI0
>>563
いやいや、「沖縄は早く独立して中国、南、北朝鮮に続く新たな反日国家に成る事を
大いに期待する」という事だろ


584 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 11:31:40 ID:W/Etq6bM0
これを沖縄の世論の総意のように書きたてて、
沖縄と本州の世論を対立させようって魂胆だろ。

ほんと、朝日新聞は日本の敵だわ。


608 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 11:37:28 ID:3py8tdUQ0
すまん。生まれも育ちも沖縄だけど
俺は日本人だから!
朝日の言ってることは意味不明。大手新聞が内乱煽動してどーすんの?!
正直、平和運動とか中学生の頃やらされたけどさ
あんなの大人に流れでやってるだけで、本人の意思じゃないからね。
俺普天間だけどさ、あれ基地ができてから住民が周りに住みだしたってこと
新聞じゃ伝えないもんなw


616 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 11:39:32 ID:5Njgjk1s0
沖縄在住だが、
基地反対の人少ないぞ


646 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 11:46:02 ID:0aNROLRo0
沖縄在住だが勝手な事言うな朝日

659 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 11:48:35 ID:ea5HTlMt0
まあこの記事の見所は「のべ5000人」なんだから、そこをもっと議論しないと。

709 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2007/01/14(日) 11:55:53 ID:IDRIfxS80
>>659

定例会が月2回開かれてるらしいから、1回あたり約40人か。
http://w3.u-ryukyu.ac.jp/jichiken/kenkouza.html

毎回は出ない人もいるだろうけど、100人はいないだろうな。

754 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2007/01/14(日) 12:02:51 ID:ea5HTlMt0
>>709

よくこれだけの極少数者の意見を沖縄の意見として取り上げたもんだ。
次あたり先祖の霊も含めると50万人とか言い出すのかな。


768 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2007/01/14(日) 12:04:47 ID:Zn+YrIGn0
沖縄の「一般」住民の意見をまるで無視して、
沖縄を分断し、中国様に献上したくてしょうがないんですなあ。


860 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2007/01/14(日) 12:17:59 ID:fEqILjH/0
むしろ、朝日新聞社が日本から独立してはどうだろう?

日本の法律に守られているのに日本の足を引っ張る、まるで幼児のような精神の会社は、
ちゃんと独立して社会の荒波にもまれないと気づかないのだろう。


コメント (1)

続・フライングタイガース アメリカの「卑劣なだまし討ち」

2007-01-15 06:03:49 | 歴史
 
何年か前、スピルバーグ監督の「プライベート・ライアン」を見た。
このタイトルを「私的なライアン」と思い込み、首をかしげた記憶がある。
 
だがこの場合の「プライベート」は「兵卒」「二等兵」の意味である事を後で知って納得した。
 
戦場で行方不明になった「一兵卒」に過ぎない「ライアン」の捜索に捜索隊が派遣されると言うアメリカ得意のヒューマニズムを訴える戦争映画だと知って腑に落ちたわけだ。
 
アメリカの兵役についても「ドラフト」とか「ボランティア」と通常に日本語化された用語なので、つい誤解の迷路に迷い込む。

◆アメリカの兵役
ドラフトと聞くと飲兵衛なら生ビールを想像して生唾を飲むだろうし、野球ファンなら八重山商工の大嶺や北海道苫小牧の田中の顔を思い浮かべるだろう。

英単語「draft」を新グローバル英和辞典でも検索すると、
 
先ず「描くこと, 線描」と有るし、勿論「生ビール」もあるが、

5番目に「糧食・軍勢・資金の)調達, 徴発;((the ~))徴兵[徴募]制度;((集合的))徴募兵;《スポーツ》ドラフト制 」とある。

つまりアメリカでは徴兵のことをドラフトと言う。

だが、現在のアメリカに徴兵制(ドラフト)は無い。

イラクでの戦死者が3000人に達したアメリカの兵役は徴兵制ではなく志願兵でまかなっていると聞くと驚く。

現在泥沼に入り込んでいる「イラク戦争」に更に二万人余の派兵をするというが、アメリカではこれを志願兵で対処していることになる。

志願兵はアメリカでは、ボランティア(volunteer)と言い、しばしば日本語の「義勇軍」と言う言葉に置き換えられる。

だが「義勇軍」という日本語の定義を誤ると歴史を見誤る。

スペイン戦争の折、ヘミングウェイ等の知識人が参加したことで知られるように、「義勇軍」とは 「戦争・事変の際に、人民が自発的に編成する戦闘部隊」のことを指す。

日本では1873年に国民皆兵を目指す徴兵令が出され、幾多の戦争を専ら徴兵で乗りきって来たので、志願兵とか傭兵、或いは義勇兵という言葉はあまり馴染みがない。

                 ◇

◆ファシズム対民主主義の戦い

戦後民主主義で育った者は次のように歴史を習った。

第2次世界大戦はファシズム対民主主義の戦いである。

例として高校用世界史の教科書である山川出版の『新世界史』(昭和61年3月5日発行)の記述を覗いて見る。
 
    「1920年代から30年代にかけて,とくに世界恐慌が先進工業諸
    国をおそってから,イタリア・ドイツ・日本にあいついでファ
    シズムやそれに似た政治体制がうまれ,民主主義をとる国々と
    の対立が激しくなり,世界はふたたび,さらに大規模な世界戦
    争に突入した」(313頁).「独ソ戦が始まるとソ連と米・英関
    係が好転し,イギリスはソ連と軍事協定を結び,アメリカは大
    量の戦略物資をソ連に送った.…こうして全体主義に対する民
    主主義の戦いという戦争の政治的性格が強まり,交戦諸国の戦
    意も高まった」(342頁).

驚くべきことに,殆どの教科書にはソ連の参戦を戦争の民主主義防衛の共同戦線だとして平気で記述している。

数々の新資料の公開で、ソ連が多くの自国民を平気で虐殺し,ナチス顔負けの全体主義国家であったことが今では歴史的事実として認識されている。

◆真珠湾の7ヶ月前に日本爆撃計画

日本の真珠湾攻撃の7ヶ月も前に、米軍が 蒋介石軍に荷担して、日本爆撃を計画し、陸軍長官、海軍長官、 そしてルーズベルト大統領自身が承認のサインを与えていた書類 が明るみに出た。

この作戦には350機のカーチス戦闘機、150機のロッキー ド・ハドソン爆撃機を使用するとし、また大阪、神戸、京都、東 京、横浜の爆撃には木造住宅の多い日本民家に効果のある焼夷 弾を使用すべきとする内容もあった。

後の本土空襲の原形がすでに考えられていたのである。

だが実際には、欧州戦線への爆撃機投入を優先したため、この計画 は実施が遅れて、その前に真珠湾攻撃となった。

この計画が突飛なアイデアでない証拠として、すでに米軍の最新鋭戦闘機とパイロット約100名、地上要員約200名 のフライング・タイガースと呼ばれる一隊が、義勇兵を装って、蒋介石軍に参加していた事実は前に書いた。

上記の爆撃計画は、この戦闘機部隊に爆撃機を加えて、日本本土を直接攻撃しようという拡張案なのである。

これに対してフライング・タイガースはあくまでも中国軍に自主的に参加した義勇軍であり、アメリカの正規軍ではないので何の問題も無いと主張する論もある。

フライング・タイガースは正式名をアメリカ合衆国義勇軍(American Volunteer Group,AVG)と言うが、その実体は志願兵(Volunteer)によるアメリカ軍であった。

ボランティアと聞くと無償の善意の集団を想像しがちだが、フライング・タイガースは高額の条件で政府の募集に応じた志願兵集団であった。

フライング・タイガース生みの親クレア・リー・シェンノートは、蒋介石に乞われ重慶に着任後、

「日本軍航空隊に対し中国軍は優れた戦闘機100機とそれを操縦する優れたパイロットを持つことで、中国空軍はこの脅威を退けることが出来るでしょう」とのアドバイスを行い、

この意見は蒋介石に承認され、アメリカ合衆国にも承認されている。

派兵計画は当初、大統領直属の官僚であるLauchlin Currieが指揮し、資金融資に関してもフランクリン・D・ルーズベルト大統領の友人であるトミー・コルコランが作り上げたワシントン中国援助オフィスを経由して行うといった形をとった。

また中立上の立場から直接の軍事援助を行わず、中国国民党軍が資金を使い部隊を集める形式を取った。

1940年の夏にシェンノートは中国空軍増強の目的で優れたパイロットを集めるためにアメリカ合衆国に一時帰国した。(ウィキペデリア)

アメリカ本土に到着したシェンノートは早速、ルーズベルト大統領の後ろ盾を受け100機の戦闘機と100名のパイロット、そして200名の地上要員をアメリカ軍内から集める権利を与えられ、アメリカ軍隊内で早速パイロットの募集を募った。

シェンノートの理想は当然、メンバーは戦闘機乗りであること、飛行錬度は高いことが条件であった。

またアメリカの中立という立場から(義勇兵)という形で集められたアメリカのパイロットは計100名。

しかし形こそは義勇兵としていたが、実質はアメリカ空軍のパイロットが殆どでありかれ等は元の階級への復帰を保証されていた。

世界の目を誤魔化すためにパイロット達全員は義勇の目的からアメリカ軍を一旦退役する必要があった。

さらにAVGとしての活動中、パイロット達には下記の条件が与えられた。

軍退役後は全メンバーに一時金500ドルを支給
中国での軍務の終了後、元の階級での空軍復帰を約束
毎月600ドルを全てのパイロットに支給
月支給プラス敵機を1機撃墜するごとに500ドルを支給

またAVGパイロット全員のフライトジャケットの背中には中華民国軍を援助する米国人飛行士であることを示す認証が縫い付けられた(ウィキペディア)。

正式に日本に宣戦布告したアメリカにとって義勇軍の意味はなく、1942年7月3日、軍はAVGに対して正式に解散命令を出した。

だが、これは完全な中立義務違反で、これがが国際法上許されるなら、たとえば台湾が中国に攻撃された場合、自衛隊を一旦除隊させて「義勇兵」として台湾に送れば、日本は中国と台湾に対し「中立」と「平和憲法」を維持したまま、実質的に参戦できることになる。

何よりもフライング・タイガースが所謂「義勇軍」ではなかったという証拠は、日本の真珠湾攻撃の7ヶ月も前に、米軍が 蒋介石軍に荷担して、日本爆撃を計画し、陸軍長官、海軍長官、そしてルーズベルト大統領自身が承認のサインを与えていた書類が明るみに出たことである。

シェノートが最初に中国入りした時期がルーズベルトの大統領就任時期より前だった、ということを根拠にフライング・タイガースはアメリカ正規軍ではなく、義勇軍だという説があるが、

少なくとも1941年初頭から始まった大統領命付きの「義勇軍募集」に応募した軍人達は、如何に「義勇軍」の名に隠れても米国正規軍の世を忍ぶ仮の姿であった。

the American Volunteer Groupがサンフランシスコ港をオランダ船で出発した1941年7月10日の直前には、二回目のAVGの派遣時の「100人のパイロット」「181人の射撃手」を1941年11月までには中国に到着するよう派遣すると言う大統領の承認を得ている。(★)

それだけではない。

さらに驚く事には、フライング・タイガースによる日本爆撃計画推進者の推進者だったロークリン・カリー大統領補佐官(当時)は、実はソ連と極秘情報のやりとりをしていたことが、当時の米暗号解読機関によって確認されていた。 

≪この文書はVENONA資料と呼ばれ、1940年代後半、ニューヨークとワシントンにあるソ連代表部とモスクワ間の交信記録を米特殊機関(戦後の国家安全保障局=NSA)が暗号解読したものだ。

カリー補佐官はカナダ生まれの経済学者で、39年から45年まで 大統領補佐官(経済担当)をつとめた。

41年初頭には対日戦略を調整するため米国の中国支援担当特使に任命され、ルーズベルト大統領と中国国民党の蒋介石主席(当時)の橋渡し役をしていた。

48年にソ連スパイだったことを告白した政府職員、エリザベス・ベントレーによる「カリー氏もスパイだ」という訴えをきっかけに、カリーは米下院・非アメリカ委員会の追及を受けた。
 
しかし最後まで容疑を否定し、50年に米国市民権を放棄し、南米コロンビアに移住、93年に死亡している。

ソ連がスパイを送り込んで、日本と蒋介石軍との戦いをアメリカに支援させていた動機は容易に理解できる。

両者が戦えば、毛沢東軍が漁夫の利を占めることになり、中国共産革命が近づく。

さらに日米戦争ともなれば、ソ連にとっても日本からの軍事的脅威はなくなり、ドイツと日本から挟撃されるという最悪の事態を避けられる。まさに一石二鳥の見事な謀略なのである。≫(「国際派日本人講座」http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h11_2/jog116.htmlよりの引用)

光あるところに影がある。

表面に見える歴史の奥底には人知れぬドラマが潜んでいる。

フライング・タイガースは今まで歴史の闇に埋もれ、民間人の冒険野郎の単なる「冒険物語」としての伝説から、アメリカ正規軍としての歴史の表舞台に登場したのである。

The first contingent (of pilots) of the American Volunteer Group left San Francisco on July 10, 1941, aboard the Dutch ship Jaegersfontaine.  Just before leaving, Chennault received confirmation of Presidential approval for the second American Volunteer Group of bombers with a schedule of 100 pilots and 181 gunners and radio men to arrive in China by November, 1941, and an equal number to follow in January, 1942. (HISTORY: American Volunteer Group (Flying Tigers) http://www.flyingtigersavg.com/tiger1.htm

◆フライング・タイガースの公式ウエブサイト(http://www.flyingtigersavg.com/

◆参考: Air Force A BRIEF HISTORY WITH RECOLLECTIONS ANDCOMMENTS BY GENERAL CLAIRE LEE CHENNAULT 

 

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フライング・タイガース アメリカの「卑劣なだまし討ち」

2007-01-15 05:58:49 | 歴史

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◆一昨年、「パール・ハーバー」と言うハリウッド映画を見た。

所詮はアメリカ側からの視点のハリウッド映画なので、ある程度の予測はしていたが、余りにも自分達のご都合主義で貫かれた映画だったのには驚かされた。

細部をここで取り上げる余裕は無いが、こんな映画でも全米で記録的ヒットをしたと言うから、たかが映画だと軽く見るわけに行かないと一人憤慨した。

映画の、キーワードは「リメンバー・パールハーバー」と「スニーク・アタック(卑劣なだまし討ち)」だった。

映画の中では再三この言葉が繰り返され日本憎悪のキーワードに使われていた。

それで、その鬱憤晴らしのつもりで、仲間のプライベート・サイトに

「卑劣なだまし討ちはお前の方だろう」、と言う意味を込めて

「真珠湾」の4年前から日本と戦っていたアメリカ人少将」を寄稿した。

そして、同稿を昨年12月、当日記に転載した。

以下はその続編として新たに書いたものです。

                 ◇

1991(平成3)年7月6日付ロサンゼルス・タイムズ紙の一面に、

米国民間人パイロットにより結成された対中国義勇団、通称フライングタイガースが、実は米国の正規兵であったことが米国当局によって公式に確認された、との記事が掲載された。

このフライングタイガースは、中国国民党(蒋介石率いる台湾政府)に協力して日本軍機を撃墜した部隊だが、これまで民間義勇軍であり米国陸軍省や米国大統領とは無関係であると米国防総省は主張してきた。

ところが同記事は、今までの主張を覆して米国務省がフライング・タイガース(AVG)の生存者100人を退役軍人と認定した、と伝えたのだ。

「日米開戦五十年」の記念日のこの年、フライング・タイガース結成から50年にして、

アメリカ政府は公式にフライング・タイガースを「義勇軍」ではなくて「正規軍」であったことを認めたのだ。

これは、日本の真珠湾攻撃以前に「中立国」であったはずのアメリカが、自国の「中立法」を侵して日中戦争に介入し、

宣戦布告なしの「SNEAK ATTACK」を日本にした、と政府が公的に認めたことを意味する。

フライング・タイガースと言っても日本では知る人は少ない。

だがフライング・タイガースの存在はアメリカでは第二次大戦の英雄として知らぬ者がいないといわれる。
 
中国やビルマ戦線での「活躍」は世界中に知れ渡り、いまなお出版物があとを断たないという。

フライング・タイガースのロゴ入りジャンパーその他のグッズは今でも人気で販売されていると言う。

そういえば沖縄では虎のマークを刺繍したジャンパーが米人のお土産グッズ店で今でも人気だと聞いた。

フライング・タイガースの創立には中華民国の蒋介石夫人・宋美齢が深く関わっている。
 
幼少の頃からアメリカに留学をして完璧な上流英語を話す蒋介石夫人・宋美齢は、アメリカの支援獲得に乗り出し、特にルーズベルト夫人メアリーの後援を受けた。

宋美齢はホワイトハウスで演説をした初めての東洋女性と言われている。
 
又タイム・ライフ社の社長の知己を得てタイムの表紙をも飾り、完璧な英語でラジオ等で中国の危機を訴える宋美麗の姿に、アメリカ人は「東洋に嫁に行った娘が里帰りして苦境を訴えている」と言ったイメージを抱き、蒋介石のアメリカの支援取り付け作戦は大成功した。

こうしたアメリカ上流階級との豊富な人脈からルーズベルト大統領の支援を取り付け、フライング・タイガースの創立者、退役軍人シェンノートとの遭遇に至るのである。
 
こうして「中立法」の壁を密かに踏みにじり、蒋介石は「人、物、金」を米国が提供し、中国空軍の識別マークで戦う異例の航空部隊を創設させる事に成功した。
 
まともに事を運べば明確な「中立法」違反であるから、シェンノートは身分を偽って「中国銀行員」を装い、軍事作戦は商行為の仮面をかぶって行われた。
 
1941年初頭から隊員の募集が始まった。
 
給料は月600ドルで、日本軍機一機を撃墜するごとに500ドルのボーナスが支給されるという破格の厚遇。
 
現役軍人から人員を募集する大統領特別令も出された。
 
ルーズベルトは500機からなる部隊を準備し、中国派遣を命じた。
 
これが「義勇軍」フライング・タイガース(AVG)の実態であった。
 
陸軍航空部隊長の1941年8月のメモによれば、米国正規軍としてのフライング・タイガース(AVG)の創設はすでに「大統領と陸軍省が承認していた」という。
 
フライングタイガースが米国を出発してビルマに到着したのは昭和16(1941)年春のことであった。

この事実は日本が開戦回避を必死で模索してワシントンで日米交渉を行っていた時、既に米国側は対日参戦にひそかに踏み切っていたことを示しているのである。

アメリカが「リメンバー・パールハーバー」と対で使う「SNEAK ATTACK」(卑劣なだまし討ち)は、実は真珠湾以前に既にアメリカによって行われていたのである。
 (続く)

 

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