裁判で懲役刑の有罪判決を受けた堀江被告が、控訴したその日からテレビの報道番組を梯子出演。
そして検察や裁判に対する不満を生テレビで訴える。
この異常さをテレビ自身が気がついていない。
いや、気がついていても「視聴率男」の前には公共の電波を使うと言う誇りも投げ捨てるのだろう。
当日記開設の前、友人サイトに書いた文を再掲する。
ホリモンが時代の寵児としてマスコミでもてはやされていた頃、もう一人の「視聴率女」との対談は今読み返すと我ながら興味深い。
【再掲】Date: 2006年1月28日(土) 午後4時52分
Subject: インチキ占い師とホリエモン
◆細木数子という占い師がいる。
占いには興味は無いが若い人は男女を問わず占いが大好きらしく、細木のテレビ番組はどの局も高視聴率を誇っているらしい。
御多分に漏れず我が家も細木の番組にチャンネルを奪われている。
オリンピックでヤワラちゃんが金メダルをが取るかどうかと言った類の占いなら、占いがはずれても愛嬌だった。
だが調子に乗ったのか最近では社会問題まで占うようになり始めた。
正月番組では同じく視聴率男のホリエモンをゲストに招き徹底的に褒め上げた。
「ライブドアは世界一の企業になれる」
「ホリエモンには『心』がある。」
(敢えて欠点を言えば)「本当の事を言い過ぎる」
「日本の経済界を変えるほどの能力の持ち主」
その挙句、
「今年は新規事業を計画しているが成功するか」との問いに、
「フジテレビとの業務提携が大成功して、ライブドアの株価は5倍に跳ね上がる」とぶち上げた。
結果は?
占い師を信じて株を買うヤツが馬鹿だと言ってしまえばそれまでだが、
細木の言葉を「神のお告げ」のように画面字幕で紹介したり、側に控えた徳光アナウンサーが尊敬に満ちた誉め言葉で持ち上げる番組構成からいってテレビに電波の公共性などホザク資格は無い。
今朝のニュースではその細木センセイの弟が詐欺で逮捕。
他人をインチキ占いで惑わす前に自分の弟の人生でも真剣に占って上げたら・・・・。
はずしついでに細木は次期総裁候補に武部自民党幹事長を名指しした。
ホリエモン逮捕以後、武部は野党のみならず身内の自民党からも選挙応援の際「ホリエモンは自分の息子だ」と発言した責任を追及された。
切羽詰まったこの男次のように弁解した。
「私は若い人には誰にでもあのように言っている」
そこで一句。
「武部パパ! 父なき子らが 群れ集う」 狼魔人
細木数子さんの弟、3000万円詐欺で逮捕 中小企業向け融資悪用
茨城県警日立署は27日、信用金庫から融資金約3000万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で東京都町田市上小山田町、画家、細木久慶(ほそき・ひさよし)容疑者(66)を逮捕した。県警などによると、占い師の細木数子(ほそき・かずこ)さんの弟。
調べでは、細木容疑者は茨城県友部町の元住宅建築業白山真一(しらやま・しんいち)被告(59)=詐欺罪で起訴=らと共謀し、県の中小企業向けの融資制度を利用して金をだまし取ることを計画。2004年4月中旬、白山被告の建築会社を使い、売上額を水増しした決算書を提出するなどし、水戸市内の信用金庫から約3000万円をだまし取った疑い。
細木容疑者は「融資は受けたが、だました覚えはない」と容疑を否認しているという。事件の逮捕者は計5人になった。(共同)
(01/27 22:55)
◆味噌と糞
前の投稿でホリエモンを「光クラブ」の山崎に例えて見た。
同じように東大出で学生の時から事業を始めて会社を急速に発展させ終には逮捕され世間を騒がした例で「リクルート事件」の江副氏が有名である。
朝日新聞はこの江副氏とホリエモンを「重ねて」論評した。
これに対して蟄居中の江副氏が名誉毀損で提訴した。
江副:≪堀江と私を一緒にするのは間違いだ≫
≪ミソもクソも一緒にしてもらっては困る≫
朝日:≪いや、どちらも臭いと言う点では糞と屁かもしれない≫
江副:≪私は糞でも実が有るが、アイツは臭いだけで実が無 い! アイツは屁だ!≫
朝日:≪結局何が言いたいの≫
江副:≪まだ分からんの私は実のある糞、・・じゃなく、実業家で、アイツは実のない屁リエモン、じゃなく、虚業家だ!≫
ライブドアと「二重写し」は名誉棄損 江副氏が朝日新聞提訴
ライブドアの事件に絡み、「リクルート事件と二重写し」などと報じられ名誉を棄損されたとして、江副浩正(えぞえ・ひろまさ)・元リクルート会長が26日、記事を掲載した朝日新聞社に200万円の賠償を求め東京地裁に提訴した。
訴状によると、朝日新聞は26日付朝刊で「虚飾 ホリエモン逮捕 下」という記事を掲載。「リクルート事件二重写し」「カネのにおい 突進の果て」などの見出しで、江副元会長がライブドア関係者と同様に金のためには手段を選ばない虚業を推し進めていたかのように報道され、名誉を傷つけられたとしている。
朝日新聞社広報部は「訴状をよく読んで対応を検討する」としている。(共同)
(01/26 19:49)