狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

占い師とホリエモン

2007-03-18 13:11:14 | 県知事選

裁判で懲役刑の有罪判決を受けた堀江被告が、控訴したその日からテレビの報道番組を梯子出演。

そして検察や裁判に対する不満を生テレビで訴える。

この異常さをテレビ自身が気がついていない。

いや、気がついていても「視聴率男」の前には公共の電波を使うと言う誇りも投げ捨てるのだろう。

当日記開設の前、友人サイトに書いた文を再掲する。

ホリモンが時代の寵児としてマスコミでもてはやされていた頃、もう一人の「視聴率女」との対談は今読み返すと我ながら興味深い。

 

【再掲】Date:  2006年1月28日(土) 午後4時52分
Subject:  インチキ占い師とホリエモン

◆細木数子という占い師がいる。

占いには興味は無いが若い人は男女を問わず占いが大好きらしく、細木のテレビ番組はどの局も高視聴率を誇っているらしい。

御多分に漏れず我が家も細木の番組にチャンネルを奪われている。

オリンピックでヤワラちゃんが金メダルをが取るかどうかと言った類の占いなら、占いがはずれても愛嬌だった。

だが調子に乗ったのか最近では社会問題まで占うようになり始めた。

正月番組では同じく視聴率男のホリエモンをゲストに招き徹底的に褒め上げた。

「ライブドアは世界一の企業になれる」

「ホリエモンには『心』がある。」

(敢えて欠点を言えば)「本当の事を言い過ぎる」

「日本の経済界を変えるほどの能力の持ち主」

その挙句、

「今年は新規事業を計画しているが成功するか」との問いに、

「フジテレビとの業務提携が大成功して、ライブドアの株価は5倍に跳ね上がる」とぶち上げた。

結果は?

占い師を信じて株を買うヤツが馬鹿だと言ってしまえばそれまでだが、

細木の言葉を「神のお告げ」のように画面字幕で紹介したり、側に控えた徳光アナウンサーが尊敬に満ちた誉め言葉で持ち上げる番組構成からいってテレビに電波の公共性などホザク資格は無い。
 
今朝のニュースではその細木センセイの弟が詐欺で逮捕。

他人をインチキ占いで惑わす前に自分の弟の人生でも真剣に占って上げたら・・・・。
 
はずしついでに細木は次期総裁候補に武部自民党幹事長を名指しした。

ホリエモン逮捕以後、武部は野党のみならず身内の自民党からも選挙応援の際「ホリエモンは自分の息子だ」と発言した責任を追及された。

切羽詰まったこの男次のように弁解した。

「私は若い人には誰にでもあのように言っている」
 
そこで一句。
「武部パパ! 父なき子らが 群れ集う」 狼魔人
 

細木数子さんの弟、3000万円詐欺で逮捕 中小企業向け融資悪用
 
 茨城県警日立署は27日、信用金庫から融資金約3000万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で東京都町田市上小山田町、画家、細木久慶(ほそき・ひさよし)容疑者(66)を逮捕した。県警などによると、占い師の細木数子(ほそき・かずこ)さんの弟。
 
 調べでは、細木容疑者は茨城県友部町の元住宅建築業白山真一(しらやま・しんいち)被告(59)=詐欺罪で起訴=らと共謀し、県の中小企業向けの融資制度を利用して金をだまし取ることを計画。2004年4月中旬、白山被告の建築会社を使い、売上額を水増しした決算書を提出するなどし、水戸市内の信用金庫から約3000万円をだまし取った疑い。
 
 細木容疑者は「融資は受けたが、だました覚えはない」と容疑を否認しているという。事件の逮捕者は計5人になった。(共同)
 
(01/27 22:55)

 

◆味噌と糞

前の投稿でホリエモンを「光クラブ」の山崎に例えて見た。
同じように東大出で学生の時から事業を始めて会社を急速に発展させ終には逮捕され世間を騒がした例で「リクルート事件」の江副氏が有名である。
 
朝日新聞はこの江副氏とホリエモンを「重ねて」論評した。
これに対して蟄居中の江副氏が名誉毀損で提訴した。
 
江副:≪堀江と私を一緒にするのは間違いだ≫
   ≪ミソもクソも一緒にしてもらっては困る≫

朝日:≪いや、どちらも臭いと言う点では糞と屁かもしれない≫

江副:≪私は糞でも実が有るが、アイツは臭いだけで実が無  い!   アイツは屁だ!≫

朝日:≪結局何が言いたいの≫

江副:≪まだ分からんの私は実のある糞、・・じゃなく、実業家で、アイツは実のない屁リエモン、じゃなく、虚業家だ!≫
 

イブドアと「二重写し」は名誉棄損 江副氏が朝日新聞提訴
 
 ライブドアの事件に絡み、「リクルート事件と二重写し」などと報じられ名誉を棄損されたとして、江副浩正(えぞえ・ひろまさ)・元リクルート会長が26日、記事を掲載した朝日新聞社に200万円の賠償を求め東京地裁に提訴した。
 
 訴状によると、朝日新聞は26日付朝刊で「虚飾 ホリエモン逮捕 下」という記事を掲載。「リクルート事件二重写し」「カネのにおい 突進の果て」などの見出しで、江副元会長がライブドア関係者と同様に金のためには手段を選ばない虚業を推し進めていたかのように報道され、名誉を傷つけられたとしている。
 
 朝日新聞社広報部は「訴状をよく読んで対応を検討する」としている。(共同)
 
(01/26 19:49)
 

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名城裕司、来月K―1デビュー 兄と合宿、攻撃に幅

2007-03-18 09:42:06 | 未分類

名城裕司、来月K―1デビュー 兄と合宿、攻撃に幅

4月4日にK―1デビューする名城裕司=瀬底ビーチ

 世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級王者の名城信男(25)=六島=が本部町で行った強化合宿に、弟・裕司(23)=頂上会=が初めて参加した。4月4日に横浜アリーナで行われる「K―1WORLDMAX世界王者対抗戦」でのK―1デビューに向けて、トレーニングを積んだ。
 けりを得意技とする裕司だが、今回ボクシング合宿に参加したことで、「もっとパンチを磨いて、パンチで翻弄(ほんろう)し、最後にキックで決めたい」と自らのキックボクシングにも幅が広がった様子だ。
 強じんな筋力や、抜群の格闘技センスを持っているが、まだスタミナ不足は否めず、ハードなランニングメニューについていけない場面も。裕司は「上で勝つためには、これだけやらないといけない、ということが分かった」とスタミナアップを課題に挙げた。
 デビュー戦に向けては「まず勝つことが大事だが、豪快なKO勝ちでお兄ちゃんの防衛戦の起爆剤になれれば」と意気込んでいた。

(琉球新報 3/13 10:15)

 

ボクシング・名城、満点の強化 2度目防衛に自信

キャンプ最終仕上げのランニングに汗を流す名城信男(左)と弟の裕司=9日朝、瀬底ビーチ

 世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級王者の名城信男(25)=六島=が9日、10日間の沖縄合宿を打ち上げた。昨年7月に王座を奪取。12月には初防衛にも成功した名城が次に見つめるのは5月3日に予定されている2度目の防衛戦。合宿ではスタミナと下半身強化をテーマに掲げて十分に走り込んだ。
 父・建伸さんの故郷・本部町での合宿も5回目。名城は「沖縄は陸上競技場からビーチまで練習場所も豊富だし、たくさんの人に応援されているのを感じることができて、とても落ち着く場所」と目を細めた。
 今回の合宿に参加したのは名城のほか、WBCバンタム級世界ランキング5位の池原信遂(30)=大阪帝拳=と名城の所属する六島ジムの後輩2人、キックボクサーとして活躍する弟・裕司の5人。朝は長い距離を走り、午後は短い距離のスピード走やウエートトレーニングを積んできた。トレーニングメニューを管理する仲田健さんは「心肺機能や敏しょう性の向上を目的に置き、特にランニングの量を増やした」という。
 9日朝、仕上げのランニングを終えた名城は「合宿では、とにかくよう走りました」と第一声。今年1月に和歌山県白浜でキャンプを行ったが、寒さのためひざに違和感を覚え、思うように走り込むことができなかった。その分、「暖かい沖縄に来て、思う存分走ることができた。この練習が自分の自信につながる」と充実感を漂わせる。
 走り込みの成果は下半身強化とスタミナアップに現れる。「自分のボクシングは低く攻め込んでいくスタイル。下半身を強くすることで、安定感が生まれてきた」(名城)。藤原俊志トレーナーも「いまの時期では(体づくりは)満点に近い。あとは相手のパンチにしっかり反応できるようにスピードをつけて、パンチの精度を向上させていきたい」と防衛戦までのプランをきっちりと描いている。
 名城は「次の相手もハードパンチャー。相手のパンチに対する反応を高めるためにも、今後はガンガン、スパーリングをしていきたい」。「第2の故郷」沖縄の地で自信と英気を養った名城は、防衛戦に向かってまっしぐらに突き進む。

(琉球新報 3/10 11:03)

                                             ◇

沖縄は空手の伝統があるせいか、ボクシングの世界チャンピオン輩出県として日本一を誇る。

ざっと思い付くだけでも、沖縄出身のチャンピオンは具志堅用高、浜田剛史、上原康恒、渡嘉敷勝男、友利正、平仲明信とそして現役の名城信男の計7人。

アマチュア界では「沖縄代表は日本を制する」との言葉があると聞く。

とにかくプロ、アマとも沖縄はボクシングが盛んで強い。

先日の「たけしのアンビリバボー」で放映の現世界チャンピオン名城信男は亀田弘毅が四回戦ボーイの頃からテレビの人気者であったのに対し、王座獲得の試合さえテレビ放映されなかった「知られざる王者」として紹介された。(◆下記参照)

沖縄出身の世界チャンピオンにはもう一人の「誰も知らなかった世界チャンピオン」新垣諭(さとし)(IBFバンタム級チャンピオン)がいる。

初防衛戦を勝利で飾ったにもかかわらず、コミッションがIBFを承認していないために世界王者としての扱いもされず、マスコミからは見放され、今では沖縄県人でもその名を記憶するものは少ない。

ところで空手、ボクシングと打撃系の格闘技に強い沖縄だが、今人気のK-1では沖縄出身者の名をまだ聞いていない。

4月4日に横浜アリーナで行われる「K―1WORLDMAX世界王者対抗戦」でのK―1デビューと言うチャンピオンの弟・裕司の健闘を期待したい。

 

フジテレビ「アンビリバボー」  知られざる王者名城信男

 

 

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