狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

大恥晒しの沖縄マスコミ そっとしておいて?

2008-03-01 07:44:58 | ★米兵事件

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沖縄の暴行事件、米兵を釈放 少女側が告訴取り下げ (01:28)

 那覇地検は29日、女子中学生に乱暴したとして逮捕された在沖縄米海兵隊員のタイロン・ルーサー・ハドナット2等軍曹(38)について、生徒が同日付で告訴を取り下げたとして不起訴処分とし、釈放した。生徒は29日、事情を聴いていた検事に対し「(事件に)これ以上かかわりたくない。そっとしておいて欲しい」と述べ、告訴を取り下げたという。(略)(朝日新聞)

                     ◇

容疑者の釈放は「想定内」だったとはいえ、改めて報道に接し驚きを隠しえない。

先ず脳裏に浮かんだ一言は、

一犬虚に吠えれば万犬これに習う (★注)

虚に吼えた琉球新報と沖縄タイムスに呼応して、沖縄中の左翼勢力がこれに習った。

県議会を始め沖縄県下の全市町村議会が、虚犬に怯えてつぎつぎと「抗議決議」をした。

★注:「萬犬虚に吠えた教科書問題」侵略→進出誤報事件
 昭和57年、高校社会科教科書の検定で、日本軍の華北への「侵略」を「進出」に書き換えさせたとマスコミが報道したことを受け、中国が反発し外交問題に。しかしこの報道は誤報で、検定で華北への「侵略」を「進出」と書き換えさせたケースはなかった。渡部昇一氏はフジテレビの番組「竹村健一の世相を斬る」でこの事実を発表。『諸君!』誌上に「萬犬虚に吠えた教科書問題」を書く。朝日を筆頭のマスコミは誤報を謝罪しなかったが、新聞では産経新聞だけがお詫び記事を掲載した。

虚犬に怯えたのは県内の犬にに留まらなかった。

「事件を」めぐって、シーファー駐日米大使らが沖縄県庁を訪れて謝罪したほか、来日したライス国務長官も福田首相らに対し遺憾の意を表明した。

その余波は拡大し在日米軍は2月20日から、沖縄と山口県岩国市の米軍基地所属の米軍人らの基地外への外出を禁止し現在も継続中である。

先ず先に虚に吼えたのは琉球新報。

県警発表を受けて2月11日の夕刊で「ナンパのトラブル」を拉致という虚報で第一声を挙げた。

女子中学生、車で拉致 外国人の男逃走  (琉球新報 2/11 10:54)

 < 沖縄署の調べによると女子生徒は、午後8時半ごろ沖縄市上地のミュージックタウン音市場前で、大型バイクの男に誘われて後部座席に乗り、その後、車に乗り換えたという。女子生徒は友人7、8人と遊びに来て、1人だけ行ったという。>

「車で拉致」はどう考えても琉球新報の虚報。

しかも記事には「女子生徒にけがはない」とある。

第一報は「ナンパのトラブル」としてスルーした沖縄タイムスが,新報に遅れてはならぬと、より大きな虚声で吼え返した。

それもなんと、前代未聞の号外で!
 
婦女暴行事件を号外で報じた恥知らずの新聞を、

筆者は寡聞にして知らない。

[電子号外] 沖縄タイムス 2008年02月11日(月) 
米兵が中学生暴行 沖縄署が容疑で逮捕
仲井真知事「人権を蹂躙」
 本島中部の女子中学生(14)を乗用車内で暴行したとして、沖縄署は十一日午前、在沖米海兵隊キャンプ・コートニー所属の二等軍曹タイロン・ハドナット容疑者(38)=北中城村島袋=を強姦の容疑で逮捕した。ハドナット容疑者は「抱き付いたり押し倒したりしたが、暴行はしていない」と容疑を否認しているという。仲井真弘多知事は同日午前、「女性の人権を蹂躙する事件で決して許すことはできない」と憤り、東門美津子沖縄市長らも事件を非難した。同日午後、上原昭知事公室長、仲村守和県教育長が在沖米国総領事館に抗議した。
 >>PDF版(263KB、14時45分) 
 >>PDF版(2面:243KB)(16時40分)

                      ◇

これに呼応して県知事も吼えた⇒「強い怒り」と沖縄知事ら 14歳少女暴行事件で2.11 13:16

後は昨年の「教科書問題」と同じ構図で

県内の左翼団体が次々と虚に吼えて「県民大会」が決まった。

県議会に協力要請/来月23日県民大会開催【写真】

                    *

  米兵釈放 「そっとしておいて、と」 地検「適正捜査」 2008年03月01日01時50分

 「そっとしておいてほしい」。沖縄県で女子中学生を暴行したとして逮捕された米海兵隊員(38)が29日に釈放された理由は、女子生徒側の告訴取り下げだった。地元には戸惑いも広がったが、キスを迫り暴行しようとした行為は、これまでの捜査で浮かび上がっている。米軍基地と隣り合わせに生きる住民らの不安は消えない。

 那覇地検では29日午後9時45分から、山舗(やましき)弥一郎検事正が隊員の釈放について説明。集まった約20人の報道陣に「被害者が告訴を取り下げたため本日付で不起訴処分とし、釈放した」と淡々と語った。

 被害者が告訴を取り下げた経緯については「いつからかは言えないが、きょう突然言い出したわけではない」「そっとしておいて欲しいということのようです」などと話したほかは、詳細な説明を避けた。

 告訴が取り下げられなければ起訴できたのかどうかについても「事実が存在したかどうかではなく、告訴がないと公訴が提起できない。訴訟条件がなくなっているわけで、それ以上でも以下でもない。コメントすることは適切ではない」と述べるにとどめ、隊員の供述内容についても明らかにしなかった。ただ、県警による逮捕など一連の捜査の是非について問われると、険しい表情を浮かべて「適正だった」と語気を強めた。

 告訴がなくても立件できる他の罪名で捜査を続ける可能性については「被害者の気持ちを考えると、他の罪で公訴提起するのは適切でない」と述べ、否定した。

 女子生徒が隊員に声をかけられる場となった沖縄市の東門美津子市長は「被害者に対する心ない声もあり、つらい立場に追い込まれたのではないか。でも、米兵による事件が続いていることも、重い基地負担があることも何ら変わりはない」と話した。

 暴行現場とされた北谷町の野国昌春町長は「これだけ大きな事件になり、少女に相当な重圧がかかってしまったのではないか」と言葉をかみしめた。町内には3000人近くの米軍関係者が基地外に暮らす。「小さなトラブルは数え切れない。町民は米軍の存在に漠然とした不安を抱えている」

 「非道な犯罪を起こした米軍基地の撤去を」。そう踏み込んだ抗議決議・意見書を2月15日に可決した沖縄県読谷村議会の前田善輝議長は「基地がある限り沖縄に多くの米兵が存在し続ける。また事件が起きないか、心配だ」と語った。

 95年の少女暴行事件を機に発足した「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」は当時、被害少女に「二度とこのような事件を米兵に犯させない」と誓いの手紙を送った。前事務局長の桑江テル子さん(69)は「基地がある限り、沖縄はこうした犯罪と隣り合わせの状態が続く」と嘆いた。 (朝日新聞)

                                              ◇

沖縄紙のネット更新は遅いので手元の琉球新報の見出しのみを紹介すると、

◆大一面トップ

中学生暴行の米兵釈放

告訴を取り下げ

那覇地検が不起訴処分

「身柄拘束し捜査継続」米政府がコメント

◆26面ー社会トップ

個としての声圧力

追いつめられた被害者

識者評論 宮城公子 沖縄大学准教授

27面ー社会トップ

被害者に代わり糾弾を

事件へ募る怒り

県民大会望む声強く

被害者宅に週刊誌記者

県警「報道被害」を指摘

県民大会参加を沖縄市長に要請

沖子連と沖婦連

地元紙は突っ込みどころ満載だが、とりあえずの印象を言うと、

「実際は有罪なのだが、週刊誌の報道被害により、被害者が『ソットして欲しい』と告訴取り下げたので釈放した」

といった印象操作に必死なのが伺える。

虚に吼えた犬は不起訴の男に対しても被害者に代わり糾弾をと吼え続ける。

釈放された容疑者を糾弾せよとは、これでは法律も何もあったものじゃない。

これでは狂犬だ。(笑い)

無罪を勝ち取った「ロス疑惑」の三浦和義容疑者を釈放後に糾弾したマスコミは一社でもあったか。

【断 呉智英】三浦逮捕と近代国家の亀裂3.1 03:55

                     ◇

地元紙へのコメントは次回に廻して、朝日新聞。

>被害者が告訴を取り下げた経緯については「いつからかは言えないが、きょう突然言い出したわけではない」「そっとしておいて欲しいということのようです」などと話したほかは、

「そっとしてほしい」を見出しに使った朝日も「起訴は可能だが被害者の心情を考えて・・・」といった方向へ読者をミスリードしようとしているのは琉球新報と同じ。

だが、被害者の心情を考えるならこの手の記事で号外など出さないだろう。 >>PDF版(263KB、14時45分) 

又容疑者の拘留期間を延長して期限の3月2日(月)直前まで粘ることは無かっただろう。

①自供無し、②物的証拠無し、③状況証拠は白

これで起訴したら那覇地検の歴史的大汚点になるところ。

詳細な説明を避けた。

説明を避けたというより「説明出来なかった」というのが正しいのだろう。

拘留期限直前になっての「苦渋の決断」が阿吽のの呼吸による「告訴取り下げ」という非常手段だった。

阿吽の呼吸とは検察側、被害者側のどちらが言い出すか分からないような状態で被害者に取り下げさすことは地検の得意技のはず。

これで地検も面子を潰すことはない。

>告訴がなくても立件できる他の罪名で捜査を続ける可能性については「被害者の気持ちを考えると、他の罪で公訴提起するのは適切でない」と述べ、否定した。

強姦が親告罪で不起訴になった場合でも、通常は犯罪の確信があれば別の条例を適用して強引に立件するのが地検の習性。

立件できるなら「別件」でも強引に立件していただろう。

例えば、

沖縄県青少年保護育成条例」
(みだらな性行為及びわいせつな行為の禁止)
第17条の2 何人も、青少年に対し、みだらな性行為又はわいせつな行為をしてはならない。
2 何人も、青少年に対し、前項の行為を教え、又は見せてはならない

この条例にも該当せずに釈放という事実は、

そもそもこの「事件」に強姦は無く、単なる「ナンパのトラブル」だったことの証左でもある。

 

にもかかわらず、マスコミと左翼団体は吼え続ける。

被害者に代わり糾弾を!

強姦の有無は問題ではない!

県民大会で容疑者を糾弾しよう!

沖縄に法はない。

あるのは左翼によるリンチのみ。

沖縄二紙は大恥さらし。

虚報で世間を騒がしたことを反省すべきだと思うが、反省の二文字は彼らの辞書にはないのだろう。

反省するのはサルでも出来るというが、狂犬はサルにも劣る。

 

【付記】当日記は「米兵女子中学生暴行事件」の当初から、地元紙の暴走だと確信し記事を追ってきた。

途中からの読者はカテゴリーの★米兵事件に分類してあるので覗いていただけると幸いです。

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