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チベット暴動については沖縄紙は頬被りを決め込んで嵐の過ぎ去るのを待っているのかと思ったが。
昨日の琉球新報がやっと重い口を開いた。
物言えば唇寒しといおうか、中国様のご機嫌を損なわないように「強硬路線」を批判する作文に四苦八苦の模様。
それでも沈黙を守り続ける沖縄タイムスに比べてまだましなのかも知れないよ、新報さん。
まさかとは思うが沖縄タイムスは北京オリンピックまでだんまりを続けるつもりですかね。
◆
チベット暴動 強硬路線は対立深めるだけ (琉球新報社説3/17 9:58)
中国チベット自治区ラサで大規模暴動が起き、多数の犠牲者が出た。警察部隊はチベット人のデモ参加者に対し、発砲するなど武力鎮圧に踏み切っており、1989年のラサ暴動以来の痛ましい事態となった。
過度のデモ鎮圧は、暴動を誘発し、あおるようなもので、事態の沈静化につながらない。むしろ対立と混迷の度を深め、犠牲者が増えるだけだろう。
中国政府はデモ隊への武力行使を厳に慎むべきだ。国際社会の信頼を得て、8月の北京五輪を成功に導きたいと考えるなら、チベットへの強硬路線に終止符を打ち、対話路線へと転換する確固たる姿勢が求められる。
チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と中国政府の対話は、79年から94年まで続いた。その後、中断し、2004年に再開されたが、目立った成果を挙げていない。
背景には胡錦濤国家主席がチベット自治区のトップだった時代にラサ暴動を武力鎮圧し、■小平氏らに気に入られ、中央に引き上げられたという経緯がある。
しかし、こうした強硬姿勢が通用する時代でもない。今回は国際人権団体が「国際的な人権基準の侵害だ」と中国政府を批判。欧米各国も胡政権に自制を求め、デモ参加者らの身柄拘束を解除するよう求める声明などを出した。
残念ながら、胡政権は強硬姿勢を崩していない。逆にダライ・ラマの関与を指摘し「(暴動は)ダライ集団が入念に画策した」と強く非難している。
ダライ・ラマは非暴力を貫く活動が認められ、ノーベル平和賞を受賞した人である。本人も否定しているように、暴動を画策したとは考えにくい。それにチベットの僧侶は、基本的に抗議のデモ行進はしても、暴力に訴えることはしない。今回は警察部隊がデモ参加者を多数拘束し、これに抗議したデモ隊側が政府批判を爆発させたという見方が支配的だ。
ただ、一部の参加者が略奪に走り、漢民族の商店主らを襲撃したとの報告もある。事実なら、チベットの非暴力精神に背く行為といえ、深く反省せねばなるまい。
いずれにしても、双方が対立を深めてはチベット問題の解決は遠のく。五輪を控え「和諧社会(調和の取れた社会)」実現を国内外にアピールしてきた胡指導部にとっても、「高度な自治」を求めるダライ・ラマ側にとっても得策ではあるまい。
北京で先ごろ記者会見したチベット民族の代表は、チベット自治区と青海省を結ぶ「青蔵鉄道」の完成を喜んでいた。この鉄道にチベットの人々を乗せ、五輪会場を案内するくらいの度量と取り組みが中国政府にはほしい。
※注:■は「登」にオオザト
(琉球新報 3/17 9:58)
◇
チベット問題といえば人権弾圧問題に人種差別問題。
常日頃沖縄紙この二つの問題にはは事あるごとに県内人権団体を煽って声高に叫んできた。
当初は没ネタにしたくらいの「不良米兵と不良少女」のトラブルでも人権協会のコメントを引っ張り出したり、定番の東門沖縄市長の怒りのコメントなどで紙面を飾った。
さて、その人権問題にどう迫るかと思ったら・・・。
>今回は国際人権団体が「国際的な人権基準の侵害だ」と中国政府を批判。
おい、おい、国際組織に丸投げかよ。
自分の意見はどうした!
琉球新報論説委員の人権弾圧に対する怒りの声は何処に?
県内人権団体のシュプレヒコールは?
定番の東門市長の抗議声明は?
まぁ、相手が中国様では人権の種類も違うのだろう。
>背景には胡錦濤国家主席がチベット自治区のトップだった時代にラサ暴動を武力鎮圧し、■小平氏らに気に入られ、中央に引き上げられたという経緯がある。
今朝の新報のトップは日銀総裁問題で苦悩する福田首相の写真が大きく出ている。
民主党が、「総裁候補武藤氏は財務省の次官だった人だから、日銀の
独立性を確保できない」として反対している。
武藤敏郎氏が昔の前歴ゆえに反対というなら、民主党は胡錦濤国家主席の昔の前歴ゆえに平和の祭典オリンピックの主催者としては不適だと反対運動を起こすべきではないのか。
野党を支持する琉球新報も是権弾圧国家が主催する北京オリンピックに反対声明を出して欲しいものだ。
なお引用文で「ラサ暴動を武力鎮圧」とあるがこれは新報が気を使って中国側の代弁を垂れ流した表現。
事実は「チベット人民を虐殺」が正しい。
>北京で先ごろ記者会見したチベット民族の代表は、チベット自治区と青海省を結ぶ「青蔵鉄道」の完成を喜んでいた。
この社説の筆者は中国発のこの手のニュースを本気で信じているのだろうか。
沖縄紙が「県民大会」と持ち上げる政治集会が県民の意志ではないのと同じように、
中国がいう「チベット民族代表」がチベット人の民意を表わしていないことはちょっと勉強したなら小学生でも分かること。
新報の中国認識は小学生にも劣る。
新聞がネット時代の読者よりはるかに遅れていることを示す貴重な一文ではある。
山本リンダも歌っていますよ、新報さん。
(中国発の)♪噂を信じちゃいけないよ♪・・・ちょっと古いか。
【追記】
海外では、このような報道も。
IndiaDaily (Mar. 15, 2008)
Tibet massacre ・more than 500 killed, 10,000 injured ・
a massive violation of human rights by China
(訳)チベットの大虐殺・1万人の負傷者・殺された人500、中国による大規模な人権侵害( あんた何様?日記よりの引用です)
【追記】10:11
新報に先を越された沖縄タイムス。
今日あたりアリバイ造りでもしておかないとマズイと思ったのか・・・。
今朝の社説3月18日⇒ 【チベット暴動】力による解決を憂慮する
追記はここまで。
【追記】のおまけ
先ほど沖縄タイムス今朝の朝刊を見る機会があったが、いやー、驚いた。
総合面のトップ記事で四段抜きの大見出しで、
チベット暴動
中国外務省「発砲なし」
今どき中国の発表をそのまま垂れ流す新聞は日本広しといえど、沖縄タイムスくらいのものでしょう。
沖縄タイムスは報道機関としての機能障害を起こしているね。
タイムスの記者さん、目を覚ましてよ。
沖縄の「東スポ」を目指しているのなら話は別だけど。
◆虐殺五輪を扱ったエントリー
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