狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

独裁国家

2008-07-22 08:03:20 | 未分類

 

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日本が、日独伊の三国同盟の枢軸国として、連合国と戦った歴史上の経緯から、戦前の日本を独裁国とよんだり、東条英機をヒットラーやムッソリーニと並べて独裁者と決め付ける向きもあるが、戦前の日本は憲法の下に国会も機能していたし、何よりも日中戦争(支那事変)のきっかけとなった盧溝橋事件から終戦までの8年間で内閣は9回も変わっているし、首相も7名が次々と変わっている政治体制に独裁の欠片さえ見つけ出すのは困難である。
 
たまたま日米開戦時の首相だった東条英機が終戦を待たずして責任を取らされて辞任に追い込まれている事実だけを見ても、東条をして、ヒットラーやムソリーニと並べるのは二人の独裁者にとって失礼と言うものであろう。
 
日独伊の三国同盟国は英米の連合国に対して枢軸国と呼ばれたが、枢軸とは、1936年イタリアのムッソリーニの演説に由来する。
 
この独裁者の元祖とも言える男は、ヨーロッパの国際関係はローマとベルリンを結ぶ線を「枢軸」として転回すると演説した。
 
戦後、枢軸と言う言葉は悪の帝国をイメージする負のイメージで語られるようになる。
 
歴史は勝者が決めると言われるが、歴史は勝者によって書かれる、これは古今東西をとおしての事実。

逆説的に言えば、嘘を事実として押し通しえた者が勝者たり得るということになる。

 
ブッシュ米大統領が、2002年の一般教書演説で、北朝鮮、イラン、イラクの独裁3ヶ国を名指し、「悪の枢軸」と批判したことも、戦前の三国同盟の枢軸国を悪の同盟であるという思い込みからものだろう。
 
それにしても一党独裁の中国や旧ソ連が悪の枢軸のメンバー入りしなかったのは片手落ちだと思うのだが・・・。
 
なるほど、この二国は戦勝国であり、連合国の重要メンバーだった。
 
一党独裁国・中国のオリンピック開催に不安が立ち込めている。
 
                     ◇ 
 
中国:昆明バス爆破 指導部に衝撃 暴動・テロ、五輪直前に深まる不安
 【北京・浦松丈二】中国雲南省の省都、昆明市で21日起きた連続バス爆破事件はテロとの見方が強まり、北京五輪(8月8日開幕)の治安対策を20日から全国で本格始動させたばかりの胡錦濤指導部は衝撃を受けている。中国各地では住民による暴動も相次いでいる。広大な中国で地方を狙ったテロや暴動を未然に封じ込めるのは難しく、指導部は不安要因を抱えたまま、五輪本番を迎えることになりそうだ。
 中国当局は北京五輪警備に、01年の米同時多発テロ以降初の五輪となったアテネ大会(04年)よりも大幅に多い約11万人の治安要員を投入し、核・生物・化学兵器(NBC兵器)によるテロ攻撃を想定した専門部隊を配置するなど万全の警備をアピールしてきた。
 しかし、中国の治安対策は伝統的に首都・北京での要人警備や反政府組織の摘発が優先される傾向があり、近年のテロが標的にする公共交通機関などソフトターゲットへの警備対応が遅れているとの指摘もあった。
 さらに、北京五輪を前に中国各地で住民暴動が相次ぎ、社会不安が深まってきた。暴動や当局との衝突が頻発する背景には地元当局の職権乱用や腐敗、都市・農村間の格差拡大などが存在しており、中国政府関係者は「中央が五輪を前に安定維持を地方に命じたため、騒ぎを恐れる地方政府から譲歩を引き出そうとする住民の抗議が逆に増加している」との見方を示した。
 一方、中国政府は早くから北京五輪の「安全上の脅威」(孟宏偉・公安次官)として新疆ウイグル自治区の分離・独立を目指す組織「東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)」を警戒してきた。過去にもウイグル族過激派のバス爆破事件が起きており、捜査当局はETIMと今回の事件との関連に注目している模様だ。
 ただ、失業者など社会に不満を持つ層は増え続けている。「怒れる民」が過激な行動に走る要因は複雑化しており、五輪を控え、今後、同様の事件が続発する可能性も排除できない。
 当局は地方から北京に来た陳情者の取り締まりを強化、拘束を含めた措置を取り、北京五輪への影響を最小限に食い止めようと躍起だ。だが、それがまた政府不信を募らせる結果を招きかねない。当局の対応は後手に回るばかりで、抜本的な対策が取れない状況だ。
毎日新聞 2008年7月22日 東京朝刊
 
                       ◇
 
「焚書坑儒」は中国の伝統であり、これまで言論封殺で国民の不満を封じ込めてきた。
 
暴動や当局との衝突が頻発する背景には地元当局の職権乱用や腐敗、都市・農村間の格差拡大などが存在しており
 
だがネットの普及は当局のネット規制の先を進んで、もはや国民を「知らすべから、依らしむべし」の状態に置くことは不可能になった。
 
強固なダムも蟻の一穴で崩壊することもある。
 
ネットの普及で、休刊に追い込まれた『論座』の如しと言うところか。
 
いや、「論座」では、ちょっとスケールが違いすぎるか。
 
                     *
 
「おまけ」
 
「WILL効果」は続いている。
 
某大手書店に勤める知人の話によると、平積みしてあるが見る見る山が低くなっていくとのこと。
 
沖縄は平和な島だ。
 
 「暴力団の雑誌」が公然と販売されているのだから。 しかも大好評で。
 
「国籍同一性障害」の症状を掲載すると、
 
決まって重症患者が脊髄反射で彷徨いでてくる。(笑)
 
定めしこの病名は患者判別のリトマス試験紙のようなものだろう。
 
早めに病院に行くことを薦めたいが・・・手遅れですか。(涙)
 
何しろ「便所の落書き」と難癖つけながら、それを「拝読」していると言うのだから。(爆)
 
よせばいいのに。
 
 
【追記】
 
「おまけ」その2
 
【注意!】下記の動画は、
 
「国籍同一性障害」の自覚症状のある方は、
 
症状を悪化させるおそれがあるので、
 
見るのはご遠慮ください。
 
 

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コメント (2)