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時津風部屋の時太山(ときたいざん、当時17、本名・斉藤俊=たかし=さん)が暴行死した事件で、傷害致死罪に問われた兄弟子3被告の第2回公判が8日、名古屋地裁で開かれ、現時津風親方(元幕内・時津海)が証人として出廷。「亡くなったことは本当に申し訳ない気持ち」と遺族に謝罪し、「3人は山本さん(山本順一被告=元時津風親方)にやれと言われた。自分から見たら(3人も)被害者ではないかと思う」と情状酌量を求めた。
5日に断髪式を終えた現師匠がスーツ姿で法廷に登場すると、伊塚雄一郎(25)、藤居正憲(23)、木村正和(25)の3被告は大粒の涙をこぼし、ハンカチで何度も顔をぬぐった。時津風親方は元親方について「雲の上の存在。逆らうことは許されない」と指示は絶対だったと証言。「私がいたとしても逆らうことはできない」と主張した。約20分間の尋問を終えた現親方は、元親方が否認しているとみられる点について「ちょっと情けないと思います」と本音を漏らし、3被告が有罪となって相撲協会から解雇された場合は支援を続けていく方針を明かした。(スポニチ)
2008年10月9日
◇
言葉尻を取り上げて攻撃するのが得意のマスコミにしては、おとなしい記事だが、現時津風親方の次の証言を当日記は問題にする。
>自分から見たら(3人も)被害者ではないかと思う
>「私がいたとしても逆らうことはできない」
弟子である被告を弁護する気持ちは分からないわけではないが、だったら親方の命令なら人殺しもやむを得ないというのだろうか。
いや、「人殺し」は極端にしても「死にいたるほどの」リンチもやむを得ないというのか。
現時津風親方が証言「親方には絶対逆らえない」(相撲) [ 10月08日
時津風部屋の時太山=当時(17)、本名斉藤俊さん=が暴行死した事件で、傷害致死罪に問われた兄弟子伊塚雄一郎被告(25)ら3被告の第2回公判が8日、名古屋地裁であった。部屋を継承した現時津風親方(元幕内時津海)は証人尋問で、「3人は元親方の指示には絶対に逆らえなかった」と繰り返し証言した。
現親方はスーツ姿で、傍聴席の斉藤さんの父正人さん(51)に一礼して入廷。元親方山本順一被告(58)=同罪で起訴=は3被告にとって「雲の上の存在。逆らうことは許されない」と、角界の師弟関係を説明。遺族には「申し訳ない気持ちでいっぱい」と陳謝した。
一方で「(斉藤さんを)しっかり育てようという気持ちだったと思う」と3被告をかばうと、被告らはいずれも大粒の涙を落としハンカチで何度も顔をぬぐった。
尋問を終えた現親方は地裁前で、元親方の山本被告が否認しているとみられる点について「ちょっと情けない」と本音を漏らし、「指示がなければ今回のことはなかったか」の質問には「そうだと思う」と明言した。
8日午前の公判では、暴行に加わったが関与の度合いが低いとして傷害致死容疑で書類送検された別の兄弟子の証人尋問が行われ、元親方の指示があったと証言した。
[ 2008年10月08日 17:46 ]
>「(斉藤さんを)しっかり育てようという気持ちだったと思う」
しっかり育てようと思う者が育てる相手を殴り殺すかよ。
被告はA(元時津風親方ー山本順一)とB(三人の兄弟子)の二種類に分類されると思うが、問題は元親方の「指示」が主因だったのか、それとも兄弟子たちのやり過ぎだったのか。
>元親方の山本被告が否認しているとみられる
元親方と三人の兄弟子が無罪を主張しお互いに責任のなすりあいをしても、
結局、共同正犯でAとBのどちらに責任の度合いが多いかが争点になると思う。
大相撲:力士暴行死 父、遺影と不安抱え--名古屋地裁初公判 /新潟
◇「被告は包み隠さずに…」
名古屋地裁で7日開かれた序ノ口力士、斉藤俊(たかし)さん(当時17歳)=時太山=暴行死事件の初公判。新潟市北区に住む父正人さん(51)は「真実を知りたい」と遺影を抱え、同地裁に向かった。地裁前で正人さんは「今は不安がいっぱいです。できることなら逃げ出したいけど、そうはいきません。3被告には包み隠さず話してほしい」と心境を語った。
初公判前、正人さんは自宅で取材に応じた。仏壇には化粧回し姿で土俵に立つ俊さんの遺影があった。正人さんの朝は、遺影に語りかけることから始まるという。「半年でも1年でもいいから被告を実刑にしてほしい。俊に力を借りたい」。そう声を振り絞った。
初公判は午前10時に始まった。正人さんは傍聴席の最前列に座り兄弟子3被告を見据えた。3人は起訴事実をおおむね認めた。検察側は冒頭陳述で、ビール瓶で殴られるなど俊さんが死に至った経緯を詳述。正人さんは10日、法廷で意見陳述する予定だ。【式守克史】
毎日新聞 2008年10月8日 地方版
◇
>今は不安がいっぱいです。できることなら逃げ出したいけど、そうはいきません。3被告には包み隠さず話してほしい」と心境を語った。
被害者の父の斉藤正人さんは、部屋を逃げ出した息子俊さんから「助けて欲しい」との電話を受けている。
まさか息子がこんなリンチを受けているとは夢にも思わず「もう少し頑張れ」と叱咤激励し息子の「嘆願」を突き放したという。
息子を持つ親の身としては、良かれと思ってやったことだろうが、息子の嘆願を突き放したことが一生の十字架となって親の背中にのしかかって返す返すも悔やまれることだろう。
最後の電話の息子の声がトラウマとなって一生悩まされるだろう。
>仏壇には化粧回し姿で土俵に立つ俊さんの遺影があった。正人さんの朝は、遺影に語りかけることから始まるという。「半年でも1年でもいいから被告を実刑にしてほしい。俊に力を借りたい」。そう声を振り絞った。
息子の死に責任を感じる気持ちは理解できるが、息子の死によって相撲部屋の陰湿な「いじめ体質」が白日の下にさらされ、
これが解消できたなら息子の死も決して無駄ではなかったと思い、自責のトラウマからは解放されるべきだと思う。
少なくとも取材のマスコミは、このように「相撲部屋の闇の解消に息子さんの死は無駄ではない」くらいの記事は書いてやるべきだろう。
それにしても現時津風親方の「私がいたとしても逆らうことはできない」という証言は納得できない。
現役親方としてこのような発言をするということは、親方より権力のある協会幹部から「指示」があれば、現在でも「逆らうことは出来ない」で、場合によっては弟子たちを暴行死に至らせることだってあり得るということだ。
>時津風親方:「兄弟子3人も被害者」
加害者の立場にありながら、罪を免れる為他人に罪を一方的になすりつけて、自分は被害者の立場におこうとする者に反省のひとかけらも無い。
【おまけ】
先ほどのTBSニュースで、北京オリンピックのゴールドメダリストたちが天皇皇后両陛下に招かれて歓談した模様が放映された。
マスコミ注目の柔道の石井選手のインタビューもあったが、陛下に「金メダルおめでとう」といわれ「天皇陛下ために頑張りました」と答えたという。
この発言がどこまで本気だったかはさておき、記者の「天皇陛下は福田首相と比べてどうでしたか」といった記者のひっかけ質問には、しっかり答えていたのには石井選手を見直した。
なんて答えたかって?
「福田首相と天皇陛下を比べるものではない」
その通り!
石井選手はエライ!
このような無礼な質問で引っかけを狙ったTBS記者よ、
恥を知れ!
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