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今では『学校の怪談』として映画のシリーズになっているくらいだが、怖い夜の学校でも特にトイレが恐怖スポットだ。
トイレの紙をくれ は昔から定番だった。
プライベートで恐縮だが、三女の名前が一字違いのハナコなので、よく学校でトイレの花子さんとからかわれるとこぼしていた。
とにかく今も昔も夜の学校は怖いもの。
*
「11万人」集会の行われた宜野湾海浜公園の前の大通りから一歩入った住宅街にその中学校はある。
宜野湾市立マキシ中学校という名前も、
「学校の怪談」シリーズか楳図かずおのホラー作品に登場するなら学校なら、「魔死奇中学」がお似合いだっただろうが、
実際のその学校の名は、所在地名からとった真志喜中学校というごく平凡な名前。
10月21日の午後10時ごろ、いつもなら静かな魔死奇中学、もとい、真志喜中学界隈が、時ならぬパトカーや救急車それに何故かポンプ車まで出動し、学校の玄関前は父母や野次馬の群れでごった返していた。
その人の群れを押し分けて、担架に乗った生徒数人が次々と救急車で病院に搬送された。
夜の学校で一体何があったのか。
パトカーなどを見て校内に入ったという同校卒業生は「先生に抱えられ叫ぶ女生徒を見た。こんなことは初めてだ」と心配そうに救急隊の対応を見つめていた。
学校側は駆けつけた地元紙の問い合わせに対し、「今言えることはない」としただけで、詳細は明らかにしなかった。
「事件現場」には複数の同校生徒と先生、そして父母も同席で「深夜の儀式」を行っていたという。
翌日の沖縄タイムスも「深夜の学校の儀式」に関して、何故か歯切れが悪い。
⇒真志喜中「10人過呼吸」/夜に通報 学校側、説明せず【10月22日】
その日の午後になって、やっと昨夜の「学校の儀式」の真相が白日の下に晒された。
それが、これだ!
これは実際に沖縄で起きた「学校の怪談」だった。
おはらい中 不調訴え/過呼吸搬送/真志喜中、教室にユタ呼ぶ/ 【社会】 沖縄タイムス夕刊
【宜野湾】二十一日午後九時すぎ、生徒五人が過呼吸で病院に運ばれる騒ぎのあった宜野湾市立真志喜中学校の比嘉正夫校長は二十二日午前、「部活動後に父母がユタを呼んでおはらいしたところ、具合を悪くした生徒がいた。大事をとって救急車を呼んだ」と説明した。搬送された五人全員が二十一日中に回復して自宅へ戻った。
同校吹奏楽部では今年に入って部員が練習中に気分が悪くなったり、「(部室内に)変なものが見える」との訴えがあったことから、同父母会から学校側に対し「校内でおはらいをしたい」と申し出があった。
二十一日午後七時すぎに部員六十人や父母らが集まり、部活動の練習場所の校舎三、四階の教室でおはらいが行われた。途中で約二十人が「息苦しい」と訴え、うち五人が過呼吸の状態になった。
おはらいでは線香をたいたり、大声をあげたりすることはなかったという。同校では五月にも、他の部活で同様な理由でおはらいをしたことがあるという。
おはらいを許可した校長は「特に断る理由がなかった」としている。今回の事態については「気分が悪くなったのは思春期特有の心理状態などが影響した可能性もある。今後、校内でのおはらいについては、教育委員会などと相談しながら考えたい」と話した。
宜野湾市教育委員会は「子どもの不安を取り除くための方法は校長の判断になる。今後、いきさつや経緯を詳しく報告してもらい、検討する」としている。
◇
タイムス夕刊より。
◇
ふた昔ほど前、ヤンバル(山原ー沖縄北部)に住む某氏、最近夢見が悪く、体調もも尋常でないのでユタに相談した。
ユタとは地域信仰の一種で霊能者の事を言うが、そのユタが言うには、近くの離島にある先祖の霊がお祓いを待っているが、その霊のため体調が悪いのだと言う。
ところが、某氏もその親や祖父母もその離島には何の縁もなく行った事もないが、ユタが言うには某氏の親族が誰も知らない遠い昔に某氏の先祖はその離島に住んでいたとのこと。
祖先の霊が呼んでいるので一刻も早くその島に渡ってお祓いをしなければ恐ろしいことが起きる、とユタは言うが、
折しも台風が接近していて、その日は海は大荒れでとても小船で島に渡れる状況ではなかった。
某氏は台風が去ってから行くいったが、ユタが言うにはお払いの日はその日が最適で、別の日のお祓いは無意味だとのお告げがあったとのこと。
そこで某氏、サバニを借りてユタ同行で嵐の中を「先祖の島」に漕ぎ出した。先祖の霊の加護を信じて・・・だが、結果は悲惨で、某氏とユタの乗ったサバニは波に飲まれて転覆し、二人とも水死体となって近くの海岸に打ち上げられた。
こうして書くと作り話のようだが、地元紙にも載った実際に起きた話である。
この話は極端な例だとしても、沖縄では何か悩み事があるとユタに相談することは珍しくない。
恐山のイタコが日常生活に入り込んだようのものだろうが、ユタはイタコのような目が不自由だと言うわけではない。 一見普通の人で、霊能力がありカミンチュ(神人)と言われる人がユタになる。
ユタに相談することを「ユタ買い」といい、
昔は「男のジュリ買い、女のユタ買い」は、現(うつつ)を抜かすと財産を失うのでほどほどにせよといわれた。
筆者の友人の母でユタではないが某宗教(○○学会)に現をぬかして、ほとんどの財産を取られた例がある。
余談だが、昨日、上記引用記事にある真志喜中学の近くにあるカルチャーセンターで『佐藤優・講演会』を聴講したが、最近「沖縄の血が騒ぐ」(母親が沖縄出身)といって頻繁に沖縄で講演会をしている佐藤氏は、講演の中で、沖縄人はユタを大事にすべきと言った主旨のことを話していた。 余談ついでに脱線すると、昨日はほぼ同じ時間帯に「小林よしのり講演会」も那覇で行われたが、小林、佐藤の両氏は昨年の集団自決にからむ教科書問題でバトルの真っ最中。 出来たら両方聴講したかったが、小林氏の方は知人に行ってもらい、私は佐藤氏の方へ参加した。内容について書くと脱線が本題となってしまうので、これまでにするが、一言だけいうと「小林よしのり講演会」を相当意識して協力者のM教授の名前を挙げて過激な発言を連発していた。 参加者は約70~80人といったところ。 そうそう、太田昌秀元県知事、海勢頭豊等沖縄左翼の有名人が並んで聴講していた。 小林、佐藤の両講演会について今朝の沖縄タイムスはスルーなので(琉球新報は未確認)、明日の朝刊が楽しみ。
余談の最後だが、「小林よしのり講演会」は約1000人の参加者で、冒頭に参加者全員で国歌斉唱をしたという。 スゴイ!
さて、真志喜中学校のユタ騒動だが、ユタも宗教の一種だと考えれば憲法が保障しているわけだから、個人がユタを信じようがイワシの頭を信じようがカラスの勝手だろう。
だが、公立中学で担任教師や校長も承知の上で学校の教室に霊能者を呼んでお払いをして、
その結果生徒が救急車で入院する騒ぎになったら大問題・・・父母やマスコミから猛攻撃を受ける・・・
うーん、この場合父母も立ち会っていたわけだから・・・誰にも文句を言われる筋合いではない・・・っか。
記事によると、困りはてた学校側は問題を教育委員会に丸投げしたようだが、
教育委員会も困るだろう。
保護者も学校側も承知の上の「夜の学校の儀式」だ。
教育委員会も、困ったときのユタ頼みで、
ユタに相談して見たらどうだろうか。
「俺もユタに相談して見るか」by 仲村県教育長
教育長の悩み⇒全国学力テスト 沖縄2年連続最下位
【おまけ】
去年のエントリーで仲村教育長のことをこう↓書いた。
何かあるとすぐ上京して、役所に何とかしてくれではあまりにも知恵がなさ過ぎる。
それに学力向上は支援しろ、教科書記述は変えろと文科省で言いたい放題だ。
教育長は文科省より、秋田県に行って勉強してきた方が早いと思うのだが。≫
(全体主義の島「沖縄」 ◆教育長よ何処へ行く)
そうしたら、こうだ。
「悪貨は良貨を駆逐する」
「朱に交われば赤くなる」
秋田県の教師が、赤いダメ教師にならないことを祈りたい。
参考:
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