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呼ばれたらどこへでも行って話しをしたい。
そう公言していた田母神氏は、大阪の「やしきたかじんのそこまで言って委員会」には出演したようだが、
あんなに騒いでいた東京のテレビ各局は、
その後本人を呼んで議論するような気配はない。
08.11.30 たかじんのそこまで言って委員会 イントロトーク
http://jp.youtube.com/watch?v=x8d0x_S8o0M&feature=related
08.11.30 たかじんのそこまで言って委員会 国防スペシャル
http://jp.youtube.com/watch?v=3QrMuBp1iwA&feature=related
08.11.30 たかじんのそこまで言って委員会 国防スペシャル 2/8
http://jp.youtube.com/watch?v=Svmf2SzKDDk&feature=related
08.11.30 たかじんのそこまで言って委員会 国防スペシャル 3/8
http://jp.youtube.com/watch?v=1jYue7PGKVQ
08.11.30 たかじんのそこまで言って委員会 国防スペシャル 4/8
http://jp.youtube.com/watch?v=6wXquMZ0ysg
08.11.30 たかじんのそこまで言って委員会 国防スペシャル 5/8
http://jp.youtube.com/watch?v=KSSfPBbXIdg&feature=related
08.11.30 たかじんのそこまで言って委員会 国防スペシャル 6/8
http://jp.youtube.com/watch?v=ogt8EVWNYnY&feature=related
08.11.30 たかじんのそこまで言って委員会 国防スペシャル 7/8
http://jp.youtube.com/watch?v=s7IqfUP1GS4&feature=related
08.11.30 たかじんのそこまで言って委員会 国防スペシャル 8/8
http://jp.youtube.com/watch?v=vd8gWs7OxxE&feature=related
TBS「朝ズバ!」のみのもんたなどは「是非この番組に(田母神氏を)呼んで聞いてみたい」と声高に叫んでいたが、その後は完全スルーを決め込んでいる。
東京のテレビ各局は、田母神氏のことをまるで、野に放たれた猛虎をみるようにビクビクしている中、
外国特派員協会がこの猛虎を招き入れて講演会と記者会見を行った。
それに関する今朝の沖縄タイムス社会面の見出しはこれ。
憤懣やるかたないタイムスの気持ちが滲み出て興味深い。
田母神前空幕長 原爆投下「報復」も言及
都内で講演 憲法改正では自論
あきれる外国人記者
歴史認識に関する政府見解を否定する論文を発表して更迭された田母神俊雄前航空幕僚長(60)が1日、都内の日本外国特派員協会で講演した。質疑で英メディアの記者から「1945年の時点で日本が原子爆弾を保有し、軍の指揮官だったら使用したか」と問われた田母神氏は「(米国に)やられれば、やるんじゃないかなと思う」と答え、「核を持つ意思を示しただけで抑止力は高まる」とも主張した。
日本は唯一の被爆国として非核3原則を堅持しているだけに、前空自トップの田母神氏が核武装を求め、仮定の話とはいえ、核による「報復」にまで言及したことは、新たな波紋を広げそうだ。
講演で田母神氏は、植民地支配に関する歴史認識や集団的自衛権の行使容認、憲法改正を求める持論をあらためて展開。
質疑で「多くの歴史家が積み上げてきた史実よりも(主張の根拠とされる)数冊の本が正しいと思った理由は」と尋ねられると、田母神氏は「(戦争の)勝者にとって都合の良い歴史がつくられてきた」と反論。「自衛隊が強くなれば必ず侵略を始めるというのは間違い」などと主張した。
◇
タイムスは「ことば」という解説記事で
「田母神俊雄前航空幕僚長の論文問題」として縷々解説しているが、
わざわざ「田母神氏は参院での参考人招致で憲法改正にも言及していた」と付け加えており、
田母神氏の憲法改正論が特に気に入らないようで、
みだしにもそれが表れている。
十年ほど前までは憲法改正の「論議」をするだけで、
とんでもない軍国主義者のような扱いを受けていたが、最近では自由に憲法論議を出来るようになった。
だが沖縄タイムスの停止した思考によると憲法改正を口にしたら危険人物になるらしい。
やはり、沖縄では言論の自由は認められないのか。
もっともこれは「沖縄タイムス基準」に従った場合だが。
全国的には憲法論議が自由になってきたその一方、
「核論議」はタブーだという。
日本は依然として言論封殺の国らしい。
数年前、中川(酒)氏が核論議をしようとしてバッシングされたとき、次のように言ったことが印象的だった。
「日本は核三原則ならぬ核四原則の国だ」
そう、三原則に加えて「(核を)語らず」で四原則だというのだ。
都内の外国特派員協会で、イギリスの記者が
「1945年の時点で日本が原子爆弾を保有し、軍の指揮官だったら使用したか」
と質問した。
これまでの日本人の政府高官経験者だったら
「仮定の話にはコメントできない云々」と、
何とか誤魔化しただろうが、
田母神氏は明らかに引っかけともとれる英国人記者の意地悪な質問にも真っ向直球で応じた。
「(米国に)やられれば、やるんじゃないかなと思う」
「核を持つ意思を示しただけで抑止力は高まる」
これに対して明確に反論できる記者はいなかっただろう。
特に核武装をしている米英を初めとする国連安保常任理事国の記者には反論できるはずはない。
抑止力ということを考えれば「非核三原則」を廃止しただけで核抑止力が数段強まるのは常識。
「日本が核装備するのは容易だから、日本に対して迂闊な行動をしたら核武装されるおそれがでる」
念のためにいうが「核による報復」ではなく「核武装する」というだけで抑止力になるのだ。
このような印象を与えるだけでも安全保障に大きく貢献する。
日本は不思議な国で、
膨大な予算を使って事実上の軍隊を保持していながら,戦闘はしてはいけないという。(交戦権はない)
しかも「非核三原則」でがんじがらめでは安全保障上重大な損失である。
先ず自衛隊を国防軍と憲法に明記してから、文民統制を叫ぶべきであり、
自分が生ました子供を認知もせず文句だけいっても聞いてもらえないのと同じことだ。
このエントリー書きながらテレビのみのもんた「朝ズバ!」を横目で見ているが、
先ほど(7時10分頃)昨日の外国人特派員協会での田母神氏の講演会についてのニュースを報じた。
あれほど田母神氏を「幼稚だ!稚拙だ!」と罵倒し、
「番組に呼んで意見を聞いてみたい」と言っていたみのもんたがどのような怒りのコメントを述べるかと、興味津津で見ていたら・・・。
何のコメントもなかった。
たったの一言も。
下手にコメントして、田母神氏から
「出演して反論させろ」といわれたら困ってしますからだろう。
田母神氏は「戦後民主主義」に呪縛されていた言論の壁に次々風穴を開けている。
田母神氏にはテレビのバッシングは通用しない。
野に放たれた猛虎を止められる者は、
もはや誰もいない。
新聞各紙は依然として田母神氏に退職金が支給されることに不満のようでこんな報道をしている。
官職を辞した田母神氏はいまや一民間人である。
当然ボデイガードもついてはいないはずだ。
このような退職金の詳細を報道したら、金に窮したバカモノが田母神氏の退職金強奪を図らないとも限らない。
このような無責任で悪意に満ちた報道は、プライバシーの侵害には当たらないのか。
ちなみにみのもんたは田母神氏にコメントできなかった憂さを晴らすように、
徳島県鳴門市の「ゴミ屋敷」のゴミオヤジに時間をかけて怒りを爆発させていた。
ゴミオヤジに使う時間がそんなにあるのなら、
田母神氏を是非番組に呼んで欲しいものだよ、みのさん。
自分の考えが世論であると驕り高ぶった、朝日新聞の歴史に残る時代錯誤の迷文を歴史資料として保存しておく。
こんなゆがんだ考えの持ち主が、こともあろうに自衛隊組織のトップにいたとは。驚き、あきれ、そして心胆が寒くなるような事件である。
田母神(たもがみ)俊雄・航空幕僚長が日本の植民地支配や侵略行為を正当化し、旧軍を美化する趣旨の論文を書き、民間企業の懸賞に応募していた。
論文はこんな内容だ。
「我が国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者」「我が国は極めて穏当な植民地統治をした」「日本はルーズベルト(米大統領)の仕掛けた罠(わな)にはまり、真珠湾攻撃を決行した」「我が国が侵略国家だったというのはまさに濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)である」――。
一部の右派言論人らが好んで使う、実証的データの乏しい歴史解釈や身勝手な主張がこれでもかと並ぶ。
空幕長は5万人の航空自衛隊のトップである。陸上、海上の幕僚長とともに制服の自衛官を統括し、防衛相を補佐する。軍事専門家としての能力はむろんのこと、高い人格や識見、バランスのとれた判断力が求められる。
その立場で懸賞論文に応募すること自体、職務に対する自覚の欠如を物語っているが、田母神氏の奇矯な言動は今回に限ったことではない。
4月には航空自衛隊のイラクでの輸送活動を違憲だとした名古屋高裁の判決について「そんなの関係ねえ」と記者会見でちゃかして問題になった。自衛隊の部隊や教育組織での発言で、田母神氏の歴史認識などが偏っていることは以前から知られていた。
防衛省内では要注意人物だと広く認識されていたのだ。なのに歴代の防衛首脳は田母神氏の言動を放置し、トップにまで上り詰めさせた。その人物が政府の基本方針を堂々と無視して振る舞い、それをだれも止められない。
これはもう「文民統制」の危機というべきだ。浜田防衛相は田母神氏を更迭したが、この過ちの重大さはそれですまされるものではない。
制服組の人事については、政治家や内局の背広組幹部も関与しないのが慣習だった。この仕組みを抜本的に改めない限り、組織の健全さは保てないことを、今回の事件ははっきり示している。防衛大学校での教育や幹部養成課程なども見直す必要がある。
国際関係への影響も深刻だ。自衛隊には、中国や韓国など近隣国が神経をとがらせてきた。長年の努力で少しずつ信頼を積み重ねてきたのに、その成果が大きく損なわれかねない。米国も開いた口がふさがるまい。
多くの自衛官もとんだ迷惑だろう。日本の国益は深く傷ついた。
麻生首相は今回の論文を「不適切」と語ったが、そんな認識ではまったく不十分だ。まず、この事態を生んだ組織や制度の欠陥を徹底的に調べ、その結果と改善策を国会に報告すべきだ。
2008年11月2日付 朝日新聞社説
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