狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

ミュージックタウン騒動再燃! ゲーム施設に反対決議

2008-12-12 08:44:09 | 未分類

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沖縄タイムス、昨日の夕刊は1面トップで、

コザMタウン ゲーム施設に反対決議

沖縄議会「目的逸脱」   

教育団体 断念訴え

 

そして今日の朝刊は社会面トップで、

ゲーム施設「子に悪影響」

Mタウン出店計画 

教育団体が反対集会

理念と実態議論なく

コザ・ミュージックタウンのテナント騒動は、

ビル管理者側が「入居妨害の扇動をしたら損害賠償を求める」と発言して以来、マスコミもおとなしくなり、騒動も一段落かと思ったが、沖縄市議会が「ゲーム施設反対決議」を可決したとたん、沖縄タイムスがまたぞろ反対運動扇動で騒ぎ出した。

沖縄タイムス 2008年12月11日【夕刊】  

コザミュージックタウン ゲーム施設に反対決議
沖縄市議会「目的逸脱」/教育団体 断念訴え

 【沖縄】沖縄市議会(喜友名朝清議長)は十一日、市議会十二月定例会で、同市の複合施設コザ・ミュージックタウンへのゲームセンター出店に反対する決議案を全会一致で可決した。この問題は地域で波紋を広げており、同日夜に市PTA連合会など教育団体が同タウンで反対集会を予定している。

 議会決議では、同施設が島田懇談会事業や県、市、地権者の協力で整備された公設民営施設であると指摘。ゲームセンターの出店は音楽産業の振興、中心市街地の活性化を図る目的から逸脱するだけでなく、今後の中の町再開発事業の推進に対する国、県の支援や、青少年の健全育成に悪影響を及ぼすとして、進出断念を求めている。

 あて先は同施設を管理するドリーム・コザとコザ・ミュージックタウン管理組合。

 同組合は先月の理事会でゲームセンター誘致を賛成多数で可決しており、すでに店舗の内装工事が始まっている。

 市や市教育委員会が「人材育成や雇用の創出といった建設の趣旨を逸脱する」などとして出店差し止めを求める文書をドリーム・コザに提出するなど反対を表明してきた。

 ゲームセンターは風俗営業法による営業許可を必要とするため、同市PTA連合会などの教育団体が、「子どもたちの教育環境に望ましくない」として出店に反対している。ミュージックタウン一階音楽広場で十一日夜に開催する反対集会で出店断念を訴える。

 市議会の反対決議や市、教育団体の反発に対し、ドリーム・コザは「市議会や教育団体が市からの説明しか受けていない状態で結論を出すには議論が足りないのではないか。ゲームセンターイコール悪ではない。議論の場を求めたい」としている。

[ことば]

 コザ・ミュージックタウン 沖縄米軍基地所在市町村活性化特別事業(島田懇談会事業)の振興プロジェクトとして整備、沖縄市が所有するライブハウス「音市場」を含む複合施設。2007年7月オープン。総事業費は島懇事業費約30億円を入れて71億円。市街地再開発事業と合わせた事業で、地権者でつくるドリーム・コザが管理している。

                   ◇

Mタウンのある場所から嘉手納基地のゲート(出入り口)までは僅か500m程の距離しかなく、米軍占領時代からゲート通りとして知られ現在でも通り沿いには米兵相手のバーやキャバレーが並んでいる地域である。

繁華街には悪いヤツが出没するもので、悪いヤツはなにも米兵に限ったものではなく、沖縄人だって連日犯罪のニュースのない日はなく、警官に殴りかかる高校生もいるくらいだ。

警察官に暴行の高校生を逮捕

沖縄市で犯罪を犯すのは米兵だけのようにマスコミは喧伝するが昨日一日だけでもこの有様だが新聞にも載らない。

沖縄市でひったくり

制汗剤など盗む

その点Mタウン界隈の地域住民は、米兵たちともうまくやっていたはずなのだが・・・。

今年の初め、Mタウン前で不良米兵のナンパに、嬉嬉としてついて行った不良女子中学生のことを、

「拉致事件」と地元紙が針小棒大に報じたためMタウン界隈は危険地帯といった印象になり、米兵の外出禁止令発動にまでつながり、近隣の商店街が大迷惑したことは記憶に新しい。

何しろ「ナンパトラブル」を「拉致」と報道し、沖縄二紙は号外まで出したのだから、新聞史上の歴史的汚点として刻まれるべきだ。

 

そして、そのMタウンに空き店舗が多く、背に腹は変えられずゲームセンターに賃貸すると新聞が扇動記事を書いたらこの騒ぎだ。

コザの街ほど復帰後衰退した街はない。

かつて那覇市に次ぐ第二の都市として繁栄し、復帰後は沖縄を代表する都市への発展を願って、コザ市から沖縄市に改名したが、復帰前のイメージを払拭しようとすればするほど街が衰退していくのは皮肉だ。

かつてゲート通りと並んで米兵相手のみやげ物店やバーキャバレーが林立していた「BC通り」も、

「教育的で」上品な「中央パークアベニュー」に名前を変え、同時に町並みも上品に変えたとたんにシャッター通りに変わりつつある。

最近は昔の「BC通り」を懐かしむ人が多く、当時の風景を写した写真展も行われるほど。

ちなみにBC通りの由来は、ビジネスセンターの頭文字。現在でも「BCスポーツ」という店舗が残る。

米軍人依存の商売を見直そうと改称されたのだが、今でも昔を懐かしんでかBC通りと呼ぶ人も多い。

BC通りのころの写真。


































BC通りが米兵依存の街を脱却して、

「中央パークアベニュー」と垢抜けた東京風の街に変身したはずだったが・・・。

現在のゴーストタウン化したパークアベニューが動画で見れます。

人影の見えない通りで、たまに営業している飲食店のカウンターでは、

客ならぬネコちゃんが頑張っているの映像には笑わされる。

コザ・パークアベニュー

映像の最後に正面に見える大きな建物が第3セクターのショッピングセンター「コリンザ」。

これも明きテナントが多く、ゴーストタウン化しつつある。

 

さて、問題のMタウンがあるゲート通りの夜9時頃の動画はこれ。

コザ・ゲート通り

その昔男性美容家・真野博氏を真昼の外人バー探検に案内したのはゲート通り。⇒銀天街の挑戦!基地の街からの脱却

 

そしてMタウンの内部の動画はこれ。↓

http://visionmovie.ameba.jp/mcj.php?id=khs52qg75nW:bhac:Nn:dj:yvqkC20bV3JDZf7/xmLejjXPOr
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                    *

コザ・ミュージックタウン 沖縄米軍基地所在市町村活性化特別事業(島田懇談会事業)の振興プロジェクトとして整備、沖縄市が所有するライブハウス「音市場」を含む複合施設。2007年7月オープン。総事業費は島懇事業費約30億円を入れて71億円。市街地再開発事業と合わせた事業で、地権者でつくるドリーム・コザが管理している。>

Mタウンは公的資金が投入されているようだが、この手の設備に公金が入ったらろくなことはない。

思いつくだけでも、先述の中央パークアベニューの奥の「コリンザもそうだが、那覇市の複合施設「とまりん」もテナントが減って、最近ではホテルまで撤退し、入居業者募集で往生している。

素人考えだが、Mタウンの総事業費が71億円というのは掛かりすぎだと思うのだが、

それはともかく、現在の沖縄市は上地・諸見界隈からMタウンに至るシャッター通り化には、手の打ちようがなく、

更にコザボウリング場の坂道から、コザ十字路へ至る通りもシャッター街だ.。 そして銀天街・・・。 

市議会、市当局、教育団体そしてマスコミは「ゲーム施設は子供に悪影響」と、今後も反対運動を続けるというが、

数多くの入居希望者の中からあえて「ゲームセンター」を選択したのならともかく、入居者を選んでいる余裕はないだろう。

現在の状況を考えると管理者側は、借りてくれるゲーム施設会社に手を合わせたい心境だろう。

反対している連中は、自分の生活は安泰な地位にいて街の衰退には直接関係のない人ばかりだ。

何故近隣の通り会や、商店街の声は新聞には反映されないのか。

ソープランド等の怪しげな店が入居するわけじゃあるまいし、「風俗許可」と言うだけでソープとゲーセンを同じ職種と見ているのではないか。

現在のコザの衰退ぶりは部外者の目から見てもテナントを選んでいる場合ではない。

反対運動の皆さん、「あれはダメこれはダメで」、街全体をシャッター街にすれば「教育的な街」と言えるのだろうか。

なるほど、人っ子一人通らなくなれば、ナンパも出来ないので不良米兵も出没しなくなるわけだ。

【追記】

沖縄タイムス朝刊がアップされてので引用。

2008年12月12日【朝刊】 社会 

ゲーム施設「子に悪影響」/教育団体が反対集会/Mタウン出店計画【12月12日】

 【沖縄】沖縄市のコザ・ミュージックタウン(MT)へのゲームセンター出店計画に対し、市PTA連合会など教育関係九団体は十一日、MT一階の音楽広場で出店反対の集会を開いた。市内の学校関係者ら約二百五十人が集まり、「青少年健全育成の観点から容認できない」などと訴えた。

 今後は反対の署名活動、出店断念を求める要請書を提出するほか、同連合会と施設を管理するドリーム・コザとの初めての話し合いが来週にも行われる。

 集会を呼び掛けたのは市PTA連合会、市青少年指導員協議会、市内小中の校長・教頭で組織する市校務研究会など。同連合会の仲田朝俊会長は「施設の窮状が理解できないわけではないが、ゲームセンターは子どもの成長を妨げる恐れがある。PTAとして断固反対する」とあいさつ。

 同研究会の米須良成コザ中学校長は「子を取り巻く環境が著しく悪化する中、断じて容認できない」、地元中の町自治会の伊禮幸子会長は「市の中心地・中の町にゲームセンターはいらない」と声を張り上げた。最後に参加者全員がガンバロー三唱で声を合わせた。

 参加者の多くは先月末のドリーム・コザとゲームセンターを出店するゲオフロンティア(愛知県)間の賃貸契約後に出店計画を知り、今月三日に反対集会開催を決定。今月中に両社と管理組合に対して署名を提出するとしている。

                    ◇

 

 

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