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国の専管事項である安全保障問題に反対するプロ市民の先頭にたって抗議行動をする大浜石垣市長のことを売国奴と書いた。
ところが、同じ大浜市長が今度は尖閣諸島に視察のため上陸するという。
大浜市長は何時から左翼売国奴から愛国民族派に宗旨変えをしたのか。
同地域が石垣市の行政管轄地域であるため固定資産税を徴収しており、そのための視察というから当然のことだが、
尖閣諸島は中国も領有を主張しており、中国に配慮した結果仲井真県知事も当初の視察予定を中止したいわく付きの場所である。
そこへ上陸宣言というのなら、売国奴呼ばわりは撤回して謝罪せねばならぬと思うのだが・・・。
果たして大浜市長は本気で上陸を決行するつもりなのか。
沖縄タイムス 2009年4月8日
尖閣上陸 国の許可前提 石垣市長、周辺国配慮も【04月08日】 【石垣】固定資産税を徴収する際の実地調査を目的に尖閣諸島に上陸する意向を国に伝えたことについて、大浜長照市長は7日午後、市役所で記者会見を開き、「市の行政区域であることは明らかで、一度きちんと国に要請する必要があると考えた」と説明した。
尖閣諸島の民有地は総務省が借り上げているほか、中国や台湾が領有権を主張している。大浜市長は「総務省や外務省が許可しなければ、あえて世間を騒がせてまで上陸する気はない」と、国の許可が前提であることを強調した。中国や台湾を刺激する可能性について、関係悪化につながらないよう配慮する考えも示した。
市によると、衆院外務委員会の河野太郎委員長が3月27日付で、市長に対し「尖閣上陸の意向」を文書で質問。3月31日付で「地方税法で規定する市町村長が行う固定資産税課税のための実地調査について、石垣市長として実施しなければならないと認識している」と河野委員長のほか、外相、総務相、官房長官に回答した。
◇
>大浜市長は「総務省や外務省が許可しなければ、あえて世間を騒がせてまで上陸する気はない」と、国の許可が前提であることを強調した。中国や台湾を刺激する可能性について、関係悪化につながらないよう配慮する考えも示した。
おやおや、やはり上陸発言は単なるパフォーマンスに過ぎなかった。
相手が米軍艦船の場合は、国が許可した寄港であっても自らプロ市民の反対運動の先頭に立って実力行使を扇動しておきながら、
相手が中国様となると、「国が許可しなければ世間を騒がせてまで上陸する気はない」とは、随分と国への態度が違うではないか。
たとえ国が許可しなくとも、また世間を騒がしてでも、強行上陸の実力行使してこそ、信念に「体を張る」市長に相応しいのではないか。
米艦船の石垣寄港の際には、抗議団が「体を張る市長」と絶賛していたではないか。↓
体張る市長にエールhttp://www.y-mainichi.co.jp/news/13349/
< 抗議団は「市長は国などの圧力を受けているが、命を張って反対している。我々も体を張って阻止しよう」と団結。ふ頭内に座り込みを続ける中、会見の模様が伝えられると「市長ガンバレ」のシュプレヒコール。>
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今回の大浜石垣市長の尖閣上陸宣言は、かなり前から石垣市議会では懸案事項であったが、大浜市長は中国への配慮を優先し、上陸決議には遺憾の意を表明していた。
石垣市議会の尖閣上陸決議 背景に国防議員か 日中関係に波紋も(2005.6.18) 単眼複眼
石垣市議会(知念辰憲議長)は17日、尖閣諸島上陸視察決議案を賛成多数で可決した。背景には「行政区域の調査は当然」という調査権を前面に出した保守系議員らの結束がある一方、国防族国会議員の影響力を指摘する声もあり、一地方議会を超えたさまざまな思惑が絡んだ結果とみられる。
保守系の議員ら10人が「行政区域の調査は当然。外交問題とは何の関係もない」と強調し結束を強めた。市議の1人は「国防族の大物議員らが、領土問題などを有利に運ぶため後押しした」と言及。地方議会を超えた思惑が議決に反映されたとの見方を示した。反対派の議員らは「中国との外交問題に発展するのは必至」と指摘。大浜長照石垣市長は「行政区の調査はすべきだ」としながらも「なぜ日中関係が悪化しているこの時期に決議をするのか。配慮に欠けており遺憾だ」とコメントした。
首相の靖国問題などで悪化している日中関係にさらなる波紋を及ぼす可能性がある。
(石垣)
◇
>なぜ日中関係が悪化しているこの時期に決議をするのか。配慮に欠けており遺憾だ
この記事は約6年前の小泉首相の頃のものだが、当時に比べて日中関係は格段に良好になっている。
だとしたら、仮に国が反対しても議員団の先頭に立って「体を張って」上陸を敢行して欲しい。
さもなくば、国の意見を無視して米艦船反対運動の先頭に立った市長の「体を張った」行動と矛盾してしまう。
結局大浜市長の尖閣上陸はパフォーマンスのみで、国の許可の有無に関わらず実行はされないだろう。
従って売国奴呼ばわりも撤回されることなく謝罪する必要もないだろう。
いや、必要はないと断言してよい。
慶賀すべきか悲憤すべきか。
【付記】
今朝の沖縄タイムスも一面、社会面トップで米兵の轢き逃げ容疑者の大見出し。
「疑惑の銃弾」は何処へ消えたのだろう。
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