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戦後のどさくさがまだ落ちつかなかった1948年6月。
中国国民党の軍用機が、沖縄の石垣空港に強行着陸したが、同島駐留の米軍によって排除された。
石垣空港といえは、その3年前の1945年3月26日早朝、慶良間諸島を襲った米軍艦船の大群に決死の特攻攻撃をかけるべく、石垣市出身の伊舎堂大尉が慶良間を目指し飛び立った元帝国海軍白保飛行場である。
その日の早朝午前4時,特攻隊員伊是名用久大尉は、特別攻撃隊「誠第一七飛行隊」(四機編成)の隊長として「九九式襲撃機」に搭乗して石垣基地を出撃した。
座間味島を取り囲み島に「鉄の暴風」を降り注いでいた米艦隊に、果敢に《特攻》攻撃を加え、午前5時50分頃には慶良間諸島西方洋上の敵空母群に突入して散華した。
石垣市出身の伊是名用久大尉は陸軍士官学校第五十五期の満二十四歳、二階級特進で中佐となっている。
伊舎堂大尉が慶良間沖で散華した同じ3月26日、座間味島では米軍の猛攻でパニックに陥った多くの住民が集団自決をした。
さて、国民党の航空機が強行着陸した1948年6月といえば、沖縄タイムスはまだ創刊しておらず(同年7月1日創刊)、
琉球新報が名前を変えて再出発したのは、さらに3年後の昭和26年(1951年)9月10日、サンフランシスコ平和条約締結をされてからである。
そのようなドサクサ状態に乗じて国民党は石垣島に事実上の占拠を試みたのであるが、
戦後米軍が沖縄に駐留していなかったら、現在の沖縄県の統治権はどうなっていたかわからない。
更には沖縄は国民党軍の進駐を受け、2.28事件という台湾の悲劇を沖縄住民が味わっていた可能性もある。
沖縄返還後も中国の侵犯に備えて駐留する同盟国に対し、あらわな敵意を見せる大浜石垣市長の愚劣さには言葉を失う。
同時にこれを英雄扱いで報道し、自衛隊の駐留にも敵意を示す地元新聞の愚劣さに再度言葉を失う。
香港に「尖閣」運動の新団体、親中派政党が支援?
【香港=竹内誠一郎】尖閣諸島(中国名・釣魚島)に対する中国の領有権主張運動の拠点となっている香港で、「保釣大連盟」と名乗る新手の団体が現れ、5月3日の反日デモを呼びかけている。
団体は組織の実態を明らかにしていないが、親中派政党の支援で発足したと見られる。上陸強行などの過激な抗議行動で知られ、香港の「保釣」運動を13年にわたって支えてきた「保釣行動委員会」の陳妙徳会長は「我々には一言の連絡もない」と困惑している。
複数の関係者によると、「大連盟」の発足には香港立法会(議会)で多数派を占める親中派の中心政党、民主建港協進連盟(民建連)がかかわり、代表は立法会議員を昨年落選した民建連所属の女性区議が務めているという。この区議は本紙に対し、大連盟のメンバーであると認めた上で、詳細を明かすことは拒否した。
(2009年4月27日 読売新聞)
◇
石垣島は、同盟国アメリカの艦船の寄港には反対する一方、中国には気がねをして行政管轄権を有する尖閣諸島には視察を遠慮する媚中・反日市長が行政を司る地域だ。
中国が新政党を組織し、尖閣領有を今まで以上に激しく主張することは当然だろう。
中国要人、沖縄視察へ 総領事館設置一環か2009年3月18日
中国の全国人民代表大会の李建国常務副委員長(国会副議長)が25日から来日し、沖縄県を視察する方向で調整していることが17日、分かった。
政権中枢に連なる中国要人の沖縄訪問は極めて異例。李氏側の希望だが、沖縄は在日米軍基地が集中している上、中国が領有権を主張している尖閣諸島にも近いことから日本政府の受け止めは複雑だ。
県関係者によると、李氏をはじめ日中議員会議に参加する全人代代表団が28、29日に沖縄を視察する予定という。県は視察の際の案内など受け入れの手配を検討しているが、仲井真弘多知事と李氏との面談は現在のところ予定されていないという。
沖縄は歴史的に中国と関係が深く、民間レベルで交流拡大を求める声が双方に根強い。中国は昨年、沖縄への総領事館設置を非公式に打診、日本側は武官が常駐した場合の「機密保持など安全保障上の懸念」(政府筋)を理由に応じなかった。中国は将来的な設置に向けた環境整備の一環として李氏の沖縄訪問を求めてきたとみられる。
李氏は江田5月参院議長の招請で30日までの日程で来日。滞在中は江田氏との会談のほか、参院と全人代代表団による日中議員会議に参加する予定だ。
◇
民主党の中国への「沖縄売り渡し政策」は夙に知られたことだが、その前段階として民主党は沖縄に「スパイ基地」を設ける予定らしい。
こんなお方も中国にべったりだし・・・
「花」を合唱し平和外交を
○・・・来沖していた中国・全人代の李建国常務副委員長(国会副議長)ら一行を、自身のライブハウスに招いた喜納昌吉参院議員(民主)。 中国でも任期が高い「花」を李副委員長と熱唱したり、「とても楽しい夜を過ごした」と喜ぶ。 「歴史的、地理的に関係の深い沖縄が中国と日本、アメリカを結び付ける重要な役割りを担っている」と平和外交の“大使”を自認。 「観光客が減少している今だからこそ、中国との関係強化を図り、誘客活動を展開するべきだ」とPRした。<記者のメモ>沖縄タイムス2009年3月31日
百戦錬磨の中国首脳にとって腑抜けの「平和バカ」を篭絡することなど朝飯前のことだろう。
何しろ、お題目のように「平和!平和!」と叫べば済むのだから。
この喜納昌吉というお方、北朝鮮に行って「武器を楽器に変えて平和になろう」とぶち上げたのは良いが、
「武器を集めてスクラップ屋(くず鉄商)でも始めるともりか」と問われて大汗をかいたとか(失笑)。
この人物が「平和を唄えば平和になる」とどこまでが本気で信じているかは不明だが、少なくともお相手をした国連安保理常任理事国である中国の李副委員長が信じていないことだけは間違いない。
中国が相手を篭絡する様はこのコラムが詳しい。
東海日報・コラム 2006年07月25日 指桑罵槐の裏を読めば |
よくやるよ――と思うのが中国の日本懐柔策あの手この手である。産経新聞が昨日付から中国の対日宣伝工作について特集を始めたが、そのタイトルに「友好の舞台裏」とあって、まさに表では友好を口にしながら、裏ではいかに日本国内世論を分断するかと秘術を巡らす中国政府の手口を紹介している。 内容を要約すれば、要するに中国政府は利用できるものは徹底的に利用し、利用できないと分かる相手はこれまた徹底的に排除し、日本国内に親中派を増殖するため戦略的に宣伝工作を続けているというものである。 こうした工作は中国のお家芸で、むろん相手に気づかれてはならない。さりげなくしかも当地方言でいえば「こそろに(こっそりと)」やるのをよしとする。これは情報戦の常道で、戦前から今日にいたるまでこうした老獪なやり方で日本はずいぶん煮え湯を飲まされてきた。なにせお人好しの国民性だから、あっさりとだまされる。日中友好とは決して互恵ではなく、あくまで中国を利するものでなくてはならないという原則を見抜かないとあとでホゾをかむことになりかねない。 だが、現実には相手の思うツボにはまりつつある。これは中国四千年の歴史が育んできた生き残り術の精華であって、いかに相手を幻惑するか、戦わずして勝つかは「孫子の兵法」を生んだ国らしく極意に富んでいる。それに気付かず「日中間のノドに突き刺さった骨を取り除かなければならない」などと善意オンリーで取り組んでいると、しらず国益をおかす結果を招くことがあり得るのである。 しかし日本人とてそこまで極楽とんぼでいられない。多くの識者(ここでは保守的といわれる人々で、むろん進歩的文化人はその範疇外である)が、中国政府のそうした高等戦術を見抜いてしかるべき対応を説いているが、なにせわが国のマス・メディアというのは反日・親中的だから中国のご機嫌を損ねるようなことは避けて書かない。ゆえに世論は素直に信じて、小泉首相の靖国参拝が友好を妨げていると考える。この問題に世論が二分しているのは、まさに婉曲な日本包囲網が徐々に広がっている証左であろう。つい先年までは中国が参拝云々を持ち出すことはなかったことからも、これは明らかに宣伝戦の効果である。 中国には「指桑罵槐(しそうばかい)」ということわざがある。桑を指さしてエンジュをののしるということで、これは中国の遠交近攻戦略や、間接外交を表す言葉として最近とみに使われる?代名詞?となった。つまり「日本政府はけしからん」と直接指さすのではなく、周囲にそう思わせるようにすることだ。周囲とはむろん日本国民であり、みごとその術中にはまりつつあるのが国内世論というわけである。試しにポスト小泉の三候補(福田氏が一抜けたから)が揃って訪中したとする。 胡錦濤主席が会うのは谷垣氏だけで、安倍、麻生両氏は冷淡にあしらわれるであろう。それは利用価値があるかないかが判断基準となるからである。実際「首相になっても靖国参拝はしない」と言明している谷垣氏を持ち上げることは中国の国益にかなうからである。その谷垣氏がハニートラップ(蜜の罠=色仕掛け)に引っかかったことは記憶に新しいが、その負い目がなお続いている印象を与えるのはマイナス要素であろう。 いずれ中国が深刻な内政問題を抱え、いかに国内のガス抜きをするか国外にその利用材料を求めているのは明白で、この辺の事情を詳しく綴った杉本信行元上海総領事著「大地の咆吼」を読めば指桑罵槐戦略のすべてが氷解する。一筋縄ではいかないその外交、とりわけ対日宣伝工作が、国内の不満要素を取り除くためのきわめて必要性にかられた結果であることを思い知らされる。 だが、そこは儒教の国である。戦略として必要ではあっても、向こうから近寄って来る人間は信用しない。利用するだけである。逆に信念を曲げない人間に裏では密かに信を置いているはずだ。媚びず、阿らず、諫言、直言することこそが互恵・平等、真の日中友好のカギであろう。 (英) |
喜納氏の「平和外交」のついでに、「平和」についてしばし脱線する。
日本人の抱く概念の「平和」と言う言葉は国連安保理の常任理事国にはない。
少なくとも中国には「平和」と言う語彙は無い。
あるのは「和平」と言う概念だ。
「和平」の語源はPEACEだ。
そもそも「PEACE」とは「PACIFY(平定する)」と言う言葉の派生語だ。
要するに圧倒的軍事力が相手を平定し、そこに訪れる秩序が「和平」であって、日本の言う「平和」という概念は国連安保理では通用しない。
日本では「平和」は念仏のように唱えれば得られる物と思っている人が多い
曰く「平和憲法」「平和団体」「平和教育」等々。
黄門様の印籠じゃあるまいし、誰も「平和」の旗印に逆らうモノはいない。
もしそんな勇気あるものがいたら、忽ち「軍国主義者」「右翼勢力」「ファシスト」等々のレッテルを貼り付けられて議論も何もあったもんじゃない!
特に「平和学習」が盛んなこの沖縄では。
沖縄を伺う中国の野望に話を戻す。
沖縄の琉球大学にはこんな工作員が「沖縄人の四人に一人は独立希望である」とデタラメなアンケートで中国に誤ったメッセージを送り続けている。
県立公文書館でも連続で講演会をして県民の洗脳に懸命である。
沖縄アイデンティティとは何か
【演題】 | 沖縄アイデンティティとは何か | |
【講師】 | 林泉忠 氏 (琉球大学准教授) | |
◇
同盟国の艦船が寄港するのを僅か30人程度の左翼勢力が抗議運動する様を、あたかも島中が反対するように報じる新聞がまかり通る沖縄。
しかもその新聞でご高説を垂れる識者たちが米総領事への県民の暴力行為を褒め讃え、扇動する・・・、中国が「沖縄は中国の解放軍を待っている」といった誤ったシグナルをが受けたとしても可笑しくはない。
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