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「平和団体」と自称する勢力がある。
戦争を平和の対極と位置づける彼らを批判すると、たちまち次のようなレッテル張りの洗礼を受けることになる。
「軍国主義者だ!」「戦争主義者だ!」と。
彼らの論理によると、次のような等式が何の疑問も無く成立する。
戦争=軍事基地=悪の権化
かくして、沖縄では老いも若きも「米軍基地は出て行け!」という大合唱が起きてくる。
「悪の権化」の撤去に反対るものなど、村八分にされて当然である。
「米軍基地」に関しては「無いのがベストだが」という枕詞なしには議論もできない。
言論封殺の「全体主義」が蔓延することになる。
元日早々朝日新聞は「米軍基地は平和のコストである」と認めた。
そこで、今度は沖縄タイムスが「基地問題は国民的議論が不可欠」と主張するのだが。
果たして米軍基地の抑止力や経済効にまで立ち入って議論する覚悟はあるのか。
議論により覚醒した県民が「基地容認」に思考を転向させたらどうするのか。
鳩山首相と岡田外相が、ここに来てやっと在日米軍基地の存在意義を理解してきたように。
元日の朝日、新報の社説を取り上げておきながら、我が家で愛読の沖縄タイムスを取り上げないのは片手落ちなのだが、元日の社説は総花的で良くわからないのでスルーした。
遅ればせながら3日の社説を取り上げる。
[針路2010]基地問題 国民的議論が不可欠だ
政治 2010年1月3日 09時41分
米軍普天間飛行場の移設問題は今年がターニングポイントになりそうだ。日米安保改定50年を迎え、同盟の深化を目指す鳩山政権が、基地提供のあり方をしっかり議論する機会でもある。
自民党政権が「実現可能」な案として2006年にブッシュ政権と合意した名護市辺野古への移転計画は、政治的には消滅したとみていいだろう。連立3党が「現行案以外を考える」との方向性を確認したほか、小沢一郎幹事長も「あの青い沖縄のきれいな海を汚してはいけない」と直言した。
全国紙が実施した各種世論調査でも現行案の「見直し」「県外国外目指し再交渉」といった回答が過半であり、世論も辺野古の海を埋めてはいけない、と言っている。
国内移転を検討すると、移転先となる地域では猛反発が起きるだろう。容易な作業でないことは明らかだ。
難しいからといって辺野古に舞い戻っては、新政権への期待は一気にしぼむ。そんな最悪のシナリオを回避するためにも、まずは基地負担を議論する土壌を固めてほしい。
情報開示が不可欠だ。鳩山由紀夫首相は社民党が要求するグアム移転について、「抑止力の維持」という言葉を使い否定的な見解を示した。
抑止とはいったい何だろうか。言葉の意味を一つ一つ明確にすることが議論を深める上では絶対要件となる。
「地理的優位性」「脅威」「抑止力」というおまじないのような言葉で沖縄基地が固定化されてきたからだ。
岡田克也外相は「海兵隊の抑止力に期待するなら、日本から出て行ってくれというのは通用しない」と語った。
抑止を語る場合、脅威を定め、その力量の見積もりが不可欠だ。日本が脅威とみなす北朝鮮を警戒してきた在韓米軍は再編で主力の陸軍を大幅に削減する。在韓米軍を支援するのが海兵隊の役割とされてきたのだが、岡田外相はこの流れをどう説明するのか。
海兵隊もグアム、沖縄、山口県岩国に分散される。本来ならこれで抑止に影響ないかどうかを米国に問うべきだろうが、国内論議は実に寒々しく、マスコミも検証機能を発揮しない。
先月21日、ワシントン電で「クリントン国務長官が駐米日本大使を呼び出し、現行案の早期履行を求めた」と報じられた。翌日、米国務省は「大使が来て、時間が必要だと説明した。現行案が最善と考えるが、日本と検討作業を続ける」と真逆の説明をした。
仮に報道が事実だったとしたら、日本の大使を呼びつける非礼を指摘していいはずだが、そんな視点の記事は見当たらない。論説で「米国が『警告』する事態を深刻に受け止めよ」と注文するマスコミもあり、「アメリカが怒っているぞ」と言わんばかりだ。
議論が空回りする。政府は「抑止力」という言葉を無原則に使うべきではない。問題は基地が沖縄に集中し過ぎるという一点に尽きる。
安保の負担をどう考えるかという国民的な議論を巻き起こす必要がある。
◇
タイトルだけを見ると、米軍基地を「悪の権化」のように糾弾するはずの沖縄タイムスが、基地問題を国民的に議論せよという。
朝日の元日の社説を読んで「基地は平和のためのコストであることに目覚めたかと思ったのだが、タイトルと結語の「安保の負担をどう考えるかという国民的な議論を巻き起こす必要がある」の部分だけは同意できるが、本文はツッコミどころが多過ぎるので太字で強調のみして批判はパスさせてもらう。
タイムスは、鳩山首相の普天間移設に関する迷走に、米国側が「怒っている」という報道はウソだという論旨で、藤崎駐米大使をクリントン国務長官が呼びつけて「怒りを伝えた」のも誤報だと主張している。
「藤崎報道」の真偽はさておいても、米国務長官が駐米大使を呼びつけることはタイムスが言うように果たして非礼なことなのか。
オバマ大統領との会談を断られた鳩山首相が、「COP15」の会場でクリントン国務長官に立ち話のような状況で、「普天間基地の県外移設」を伝え、これに対してクリントン長官が「理解した」と日本のマスコミに報道された。
だが、米側のこの問題に対する考えは日本側と違って当初から「合意した現行案以外に選択肢はない」と首尾一貫している。
クリントン長官が、鳩山首相の「合意変更案」を理解でる筈は無い。
日本の報道で「鳩山首相の勝手な思い込み」を知ったクリントン長官が、慌てて藤崎大使を呼んで鳩山首相の誤解を正すのはありうることだが、これは非礼ではなく、外交上の業務の一環ではないのか。
日米二国間の合意の是非に関わる重要問題で日本側の首脳が誤解をしているのなら、電話などを避けて、直接面談して誤解を解くのが筋ではないのか。
もっとも、「米国側が怒っている」という報道は必ずしも額面どおり受け取れない面も考えられる。
そもそも「普天間移設」は、「世界一危険」とされる普天間基地に隣接する普天間住民の安全を考えを日本側が米国側に要請し、それを米国が同意したのが発端であり、移設先を模索した結果、辺野古に決めたのが日米間の合意である。
日本側の要請で合意した普天間移設を、政権が変わったからといって反故にしても米国側は普天間基地がそのまま居座ることになると明言している。
基地移設が元の木阿弥になるだけで、米国側にとっては痛くも痒くもない話であり、合意破棄で「米国が怒っている」というのは、腹の中では大笑いしながら怒って見せているぱーフォーマンスとも考えられるのだ。
「バカな日本が自分で基地移設を要請しておきながら自分で破棄をするとは、」と怒って見せながら、
「自分で合意し、自分で反故にした自爆テロだ」と内心は大笑い。
米軍側は竹中直人の「笑いながら怒る人」の逆バージョン、「怒りながら笑う人」を演じていたことになる。
怒りながら、実は笑っている米国?
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【おまけ】
◇
ノックアウトされながらも笑がこみ上げてくる人もいた。
以下「痛いニュース」さんより抜粋
33 名前:番組の途中ですが名無しです[] 投稿日:2007/02/24(土) 21:19:53 ID:fOML+Qts0
>>26
笑っとるがな
しかも3R目て…、このラウンドでKOしたんだろ?
42 名前:番組の途中ですが名無しです[] 投稿日:2007/02/24(土) 21:21:32 ID:XTm+lWnX0
>>26
なんだこの歓喜の表情はw
216 名前:番組の途中ですが名無しです[] 投稿日:2007/02/25(日) 03:07:22 ID:XrpDEyn10
>>26
竹中直人の「笑いながら怒る人」みたいだな。
314 名前:番組の途中ですが名無しです[sage] 投稿日:2007/02/25(日) 06:49:31 ID:2aDgVQqt0
>>26
(これで○万円ももらえるなんてオイシーーー!!)
って顔だな
39 名前:番組の途中ですが名無しです[] 投稿日:2007/02/24(土) 21:20:51 ID:iui93D8N0
笑顔もそうだけど、絶対ダウン取られて「トンでる」目じゃない、これは。
44 名前:番組の途中ですが名無しです[] 投稿日:2007/02/24(土) 21:22:15 ID:qKir99Ae0
ドMがしばかれた時もこんな満面の笑顔するよね
48 名前:番組の途中ですが名無しです[sage] 投稿日:2007/02/24(土) 21:23:33 ID:AJQnpC8E0
金もらって負けるとか
どんだけプライドないんだよ