狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

藤井氏辞任の真相!故松岡氏と藤井-小沢の関係

2010-01-06 12:00:11 | 県知事選

 人気blogランキングへ クリックお願いします 

藤井財務相:辞任へ 予算審議に影響 民主、後任人事急ぐ 小沢氏との関係指摘も

<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR 政治>

 藤井裕久財務相の辞任が避けられない情勢になったことにより、鳩山政権は次期通常国会で新たな火種を抱え込む事態となった。国会の召集予定日は18日に迫っており、予算編成の責任者交代で、国会審議への影響は避けられない。10年度予算案の年度内成立を急ぐ政府・与党にとって、鳩山由紀夫首相の資金管理団体をめぐる偽装献金事件に、財務相の交代という不安材料が加わり、国会運営は不透明感を増している。【近藤大介】

 首相は5日夜、首相官邸で記者団に「まだ仮定の話。お医者さんの判断もまだで、結論を出す必要はない。それ以上の答えを申し上げるつもりはない」と強調。財務相のサポート体制についても「まだそういうことは考えていない」と述べるにとどめた。

 首相が財務相交代を否定したのは、次期通常国会での予算審議への影響を最小限に抑えたかったためだ。政府は次期通常国会で、09年度第2次補正と10年度の両予算案を提出予定。2次補正提出に伴い、召集日の18日には財務相の財政演説が予定されており、首相と並び財務相の答弁力が問われる国会になる。

 政府・与党は国会審議への影響を抑えるため、国会召集までに後任人事を急ぐ必要がある。財務相交代が国会召集日以降にずれ込むと、野党側は衆院財務金融委員会など関係委で、新大臣の所信表明と質疑の実施を要求する可能性が高い。その分、予算審議が遅れ予算の年度内成立に影響する。

 「年明けから株価が高い。株価は半年後を見ているから、日本経済が立ち直っている証しだ。自信を持ってやっていこう」

 藤井氏は5日の閣僚懇談会で、景気回復に向けた手応えを強調した。いつになく雄弁に語る藤井氏を見ながら、閣僚の一人は「本当に病人なのか」と疑ったという。体調不良が理由とされる藤井氏の辞意表明だが、政府・民主党内には同党の小沢一郎幹事長との関係を指摘する声もくすぶっている。

 藤井氏は自民党議員だった93年、小沢氏らと離党し、旧新生党結成に参加。同年発足した細川内閣で蔵相に就任。その後も小沢氏と政治行動をともにしてきたが、小沢氏は藤井氏の財務相就任に難色を示すなど、近年は両者の疎遠な関係が指摘されていた。藤井氏辞任の情報に、民主党幹部は「藤井さんが辞めても、民主党がなくなるわけじゃない」と冷ややかに言い放った。

 ただ、予算審議を抱える財務相を務められる議員は党内にそういない。党幹部は「鳩山政権にとって、かなり大きなピンチだ。据わりがいいのは菅直人副総理兼国家戦略担当相しかいない」と漏らした。首相周辺からは、重要閣僚である藤井氏を慰留し切れなかった首相官邸の調整力不足を指摘する声も上がっている。

 一方、自民党の大島理森幹事長は5日、記者団に「(藤井氏は)自身の手で作った(予算案の)趣旨をきちんと説明される責務がある」と強調。田野瀬良太郎総務会長も同日の会見で「(予算編成過程で)マニフェストはずいぶん変質し、マニフェスト詐欺だ。国会論戦で戦う前に負けを認め、退陣するのではないか」と皮肉った。(略)

                                            ◇

■故松岡元農水相と「藤井ー小沢」の関係

次期通常国会を目前に控え、国民の生活に直結する予算案の総責任者が辞任。

鳩山首相としては最も辞めてほしくない時期に、最も辞めてほしくない人物の突然の辞任は大きな打撃だろう。

国会召集日の18日には財務相の財政演説が予定されている。

藤井財務相の答弁力が問われる国会のはずだったから、民主党きっての財政通といわれる藤井氏の辞任によって、

鳩山首相が答弁に詰まり立ち往生することも考えられる。何しろ官僚の答弁を自ら禁じているのだから。

昨年末以来、首相と幹事長という二枚看板の「政治資金疑惑」がマスコミを賑わしているが、

特に小沢氏の疑惑については、毎日新聞が頑張っていると、産経新聞の阿比留記者も感心してこんなブログを書いている。⇒小沢氏政治資金問題・毎日新聞が頑張っています

上記引用記事も毎日だが、自民党離党以来行動を共にしてきた藤井氏と小沢氏のことに触れ、辞任の理由を小沢氏の関係が上手く行っていないからだと臭わしているが、果たして辞任の理由はそれだけだろうか。

折りしも、同じ日のビッグニュースを毎日はこのように報じている。

陸山会資金移動:小沢氏に聴取要請へ 東京地検

藤井氏が辞任の理由に挙げている「高齢、持病の高血圧、過労による疲労」は、いずれも大臣就任前から解っていたこと。

だとしたたら、予算案編成前の過労を伴う財務相は当初から引き受けるべきではなかった。

藤井氏は長く行動を共にした小沢氏に事情聴取等検察の捜査が及んできたのを事前に察知し、

通常国会で予算案はともかく、財務大臣という内閣の要職の立場で小沢氏の「旧悪」を自民党に追及されるのを恐れたのではないか。

そして早々に敵前逃亡を図ったのではないか。

これは、前述の産経新聞・阿比留記者が新政権成立前の9月の自ブログで、予見している。

何と、藤井氏の小沢氏にからむ「旧悪」を追及したのは、「なんとか還元器発言」で連日マスコミの猛バッシングを受け自殺するという悲劇に陥った故松岡議員であった。

松岡議員の自殺によってこの問題はウヤムヤになったようだが、当時は野党だった藤井氏も現在は巨大与党の財務大臣という要職にあるわけだから、通常国会では自民党は故松岡議員の追及を引き継いで藤井氏に猛攻撃をかけることは必至と阿比留記者は予測していた。

もっとも阿比留記者が、この記事を書いた時は藤井財務大臣は正式に決まっていたわけではないが「与党、まして政府高官や閣僚級の大物の問題は「権力」の監視だとして大きく取り上げる場合が多いのはご存じの通りです」と、藤井氏が少なくとも閣僚級の大物であることを前提に書いている。

それが阿比留記者の前提を上まわる財務大臣という飛びぬけた要職に就いたわけだから、

昨年来の小沢氏の「政治資金疑惑」報道を見て、藤井財務相が敵前逃亡を図る時期が、通常国会前の微妙な時期というのは納得できる行動である。

以下は産経新聞・阿比留記者の自民は当然ですが民主も前途多難だとみています から該当部分を抜粋したもの。

◆以下引用

平成17年2月2日の衆院予算委員会で、自民党の松岡勝利氏(故人)は次のように質問しています。国会は政府に向けての質問の場なので、これは直接、相手(当事者)に聞いているものではありませんが、今後はこういう質問が直接、藤井氏なり鳩山氏なりに飛んでくるわけです。

松岡委員 (前略)

 つきましては、政治資金に関し、民主党にかかわる不明瞭な点につきまして、二、三、質問をしたいと思います。<O:P></O:P>

 まず、政党助成金の趣旨と個人に対する支出についてでございますが、自民党は、国民の税金である政党助成金の使い道に関しましては厳格に取り扱っております。政党助成金は国民の税金でございますし、その使い道について我が党は厳しい内規を策定しております。この内規に従って、党本部も選挙区支部も厳格に助成金を取り扱っているところであります。<O:P></O:P>

 国民の税金であることにかんがみ、我が党の内規では、助成金を使って、支部から他の政治団体に寄附したり、また飲食費の支払いに充てたり、政策活動費の支出に充てることは禁止しているわけであります。<O:P></O:P>

 民主党の議員が衆参両院の予算委員会で口をきわめて小泉総理に迫っておりましたが、同党の収支報告書によりますと、民主党の代表代行でいらっしゃいます藤井裕久議員が民主党と自由党が合併する前の自由党幹事長のとき、平成十四年に限っても、国民の税金である政党助成金から約十五億二千万円が組織活動費として藤井氏個人に支出されております。

 ちょっとパネルを、お許しをいただいておりますから出していただきたいと思うんですが、これは、総務省の情報公開で求めていただきました資料でございますが、それをパネルにしたものであります。

 まず、上の方でありますけれども、平成十四年七月三十一日、九億七千九百万円、平成十四年の十二月の二十五日が五億四千百九十万円、合計十五億二千九十万円、こういうことであります。自由党の助成金から民主党代表代行の藤井氏個人へ支出されたことがわかります。しかし、この十五億円余は、その後どう使用されたのかわかりません。》

 …ここで指摘されている15億2000万円もの組織活動費とは一体何でしょうか。組織活動費は、行事費や交際費など一般的な政治活動に充てるいわば「党の機密費」なわけですが、それにしても金額が大きすぎますね。で、これは当時の民主党議員(現在は他党議員)から聞いた話ですが、国会でこの松岡氏による疑惑追及があった後、民主党の控室に戻ってきた藤井氏は、そこにいた複数の議員たちに「オレ、アレ知らないんだよなあ」とこぽしたそうです。

 つまり、政治資金収支報告書上は自分に15億円以上のお金が支出されたことになっているけど、実はそうじゃないんだ、ということだったようです。自由党の政治資金はみんな小沢氏が仕切っていたので、名義借りをされただけなのだということを婉曲的に言いたかったのかもしれません。金額の大きさもさることながら、国民の税金の使途がこれかよ、という話です。

 

 (※平成14年分は手元になかったので、15年分の自由党の政治資金収支報告書で藤井氏への組織活動費の支出額をみると6600万円余でした)

 マスコミは、野党や、無役の政治家の発言や問題については割と優しいというか知らん顔しますが、与党、まして政府高官や閣僚級の大物の問題は「権力」の監視だとして大きく取り上げる場合が多いのはご存じの通りです。「政治とカネ」の問題は、国民はもういい加減うんざりしているとは思いますが、鳩山政権ではやはり繰り返し提起されていくだろうなと思います。野党となった自民党側も、それが野党の役割とばかりに追及することでしょうし…。

 (※この写真に小沢氏の名前が入ったのはたまたまで、決して刷り込み効果を狙ったわけではありません)

 おまけに、以前も書いたことがありますが、同じ15年分の自由党政治資金収支報告書からもう一つ。自由党は民主党と合併のため解散する2日前になぜか民主党(菅直人代表)から3億円近い寄付を受けています。で、解当日にはそれも含めて小沢氏の関連政治団体などに寄付してしまい、国庫には一銭も返納しなかったということも、きちんと記憶しておいた方がいいと思うのです。

 ◆引用終了

 人気blogランキングへ クリックお願いします 

コメント (2)

日米同盟の終焉?日本が米の10大リスク5位に!

2010-01-06 00:05:03 | 普天間移設

 人気blogランキングへ クリックお願いします 

 

政権が変わったというだけで日米の合意を破棄してもアメリカは怒らない。こんな楽観論を沖縄タイムス、琉球新報は新年早々楽観論を披露した。

「反日と反米」を社是としているとしか思えない二紙の日頃の論調から言えば、日本の安全保障などどうでもよいことであり、日米同盟にヒビが入ればむしろ慶賀すべきことかもしれない。

沖縄二紙の楽観論にも関わらず、日米同盟の不信を示すニュースが新年早々報道されているが、これも沖縄二紙にとっては「誤報」の類なのだろうか。

普天間影響か 米の10大リスク5位に「日本」 トップは米中関係
1.5 11:35
  
 米ニューヨークに本部を置く調査分析会社ユーラシア・グループは4日、今年の10大リスクを公表、トップに米中関係、5番目に「日本」を挙げた。鳩山政権の財政政策や米軍普天間飛行場移設問題をめぐる迷走が影響したとみられる。

 同社のイアン・ブレマー会長らは鳩山政権について「小泉政権後に続く脆弱(ぜいじゃく)な政権の一つになりそうだが、今回は官僚の支援がなく、深刻な経済状況も伴う」と悲観した。今年夏の参院選に関しては「鳩山由紀夫首相はその地位にないかもしれないが、民主党が勝利するだろう」と予想した。

 米中関係に関しては、通商政策で摩擦が増幅すると指摘。「中国から見て米国との経済関係は魅力が少なくなり、米国は環境問題などでの中国の指導力に失望するだろう」と見通した。2番目のリスクはイラン問題。(共同)

                     ◇

米国の調査会社の分析が誤報だったとしても、日米同盟の当事国アメリカがが同盟に関わる諸協議会の延期や全面停止の報道は誤報ではないようだ。

日米賢人会議も「延期」 普天間で米難色、同盟協議全面停止の様相

日米安保条約改定50周年を記念して、日米両政府が月内に予定していた「日米賢人会議」発足が先送りされることが3日、分かった。米軍普天間飛行場の移設問題で、鳩山由紀夫首相が結論を5月まで先送りしたことに米側が反発しているためだ。同盟深化へ向けた外務・防衛の局長級協議も開催のメドが立っておらず、昨年11月の日米首脳会談で打ち出した50周年に向けた日米協議は全面停止となる可能性も出てきた。

 日米政府は、1月19日で日米安保条約の改定署名50年となるため、同盟深化に向けた日米協議の「第1弾」として、日米両国の有識者らでつくる賢人会議を立ち上げる意向だった。外務・防衛当局の局長級安保対話も計画されてきた。

 鳩山首相は11月13日の日米首脳会談で「日米同盟をさらに深化、発展させたい」とし、今年1年間の協議を通じ同盟関係を強化する考えを表明。オバマ米大統領も了承していた。

 だが、鳩山政権は昨年12月15日、普天間問題で5月まで結論を先送りする方針を表明。キャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市辺野古(へのこ))への移設という現行計画の破棄にもつながる「新たな移設先検討」も打ち出した。

 これに対して米側は「現行計画は日米両国政府で合意したもの」と日本側の方針変更に強く反発。普天間問題に関する日米閣僚級作業グループが12月4日の第2回会合で休止状態となったほか、昨年中に立ち上げ予定だった同盟深化に向けた「閣僚級の政府間協議」も延期となっている。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100104/plc10010401
30000-n1.htm

 日本政府は「日米安保改定50年という節目の年。普天間以外の同盟協議は進めたい」 (政務三役)と、普天間問題と日米安保改定の記念行事を切り離し、賢人会議や局長級 対話だけでも1月にスタートさせたい意向で、米側と水面下の交渉を続けてきたが、 米側は「それより先に決めることがあるはずだ」などと態度を硬化させたままで、協議開始 日程は決まっていないという。

     ◇

 賢人会議 特定テーマで、学識経験者と元政府高官らが意見交換し政府などに提言する 会合。現職政府高官が入ることもある。賢人会議と呼ばれる民間会議は数多いが、政府主導 で設置されるのは少数で、元政府高官らが中心に提言をまとめる。外交交渉の環境整備や 長期的ビジョン作成に向け、政府間交渉よりも踏み込んだ内容の提言をまとめ、世論をリード するのが狙い。日米関係では経済構造協議などで設置された。領土問題の残る日露両国や、 歴史認識に違いがある日中韓3カ国でも置かれている。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100104/plc10010401
30000-n2.htm

                                                   ◇

同盟国の国務長官の発言を捏造するような首相とは、アメリカだって「信じる」わけは無い。 当然、普天間移設が決着するまで「日米安保50周年」の諸協議会をアメリカ側が躊躇する気持ちは理解できる。

アメリカは当初から「現行案以外に選択肢はない」と首尾一貫しているので、鳩山政権が現行案以外だったら、「普天間移設の合意」そのものを破棄して、そのまま固定化するというカードを切ってくるだろう。

そうなれば小沢幹事長の主張する「 美しい海を埋めてはいかん」という「天の声」にも答えることができる。

今回の普天間移設に絡む鳩山内閣の迷走は「対等な日米関係」を実施しようという新政権の幻想から始まった。

片務契約の日米安保に基づく日米同盟に「対等な関係」は錯覚である。

日米安保条約には、米国の対日防衛義務は明記されているが、日本の対米防衛義務はない。

「対等な関係」とは、「日米安保は平和のための必要なコスト」という国民の共通認識を喚起し、集団的自衛権、非核三原則、武器輸出等、自主防衛に不可欠の懸案を解決してこそ、堂々と主張できるものではないか。

日米同盟の信頼構築というより、むしろ東アジア共同体構想に意欲を見せる鳩山政権の対米対応は、国民には一見新鮮に見えるだろう。

だが、日本を取り巻くアジア地域の情勢は不安定要素が多すぎる。

北朝鮮の核実験やミサイル発射、中国の軍事力拡大、そして南沙諸島問題では中国や台湾など6カ国・地域が領有を主張している。

北方領土問題が未決着で、対立の構図は残ったままだ。

日米同盟を基軸にしなければ、こうした東アジアの諸問題に対処することはできない。

鳩山政権の主張する意味不明の「対等な関係」が米国側にいら立ちと戸惑い、更には怒りさえ生んでいる。

鳩山政権では日米同盟の終焉だと思う方、

クリック応援お願いします。

 人気blogランキングへ クリックお願いします 

 


                                                ◆

【追記】  お知らせ!

沖縄と共に『自立国家日本』を再建する草の根ネットワーク

祝・日米安全保障条約50周年

「日米同盟で自由と平和を守ろう!」
デモ集会 in 名護

~もうだまされない!民主党亡国政権!~

【デモ集会日程】
日時:1月17日(日) 名護市 13:00~

<一部:平和シンポジウム>
時間:13:00~14:00
場所:大西区公民館  沖縄県名護市大西3‐8‐12
TEL 0980‐52‐4630

<二部:平和行進>
時間:14:50~16:00

【参加申し込み】
必要事項をご記入の上、FAX 又はメールにてお申込ください
FAX: 098-885-7200 Email:tokutome1603@ezweb.ne.jp

お名前:____________________

電話番号:__________________

E-mail:__________________

http://jiritsukokka.com/cat3/117.html

 

コメント