狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

基地反対運動のあきれた実態

2010-01-23 22:39:55 | 普天間移設

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あす投開票 名護市長選 接戦で終盤

  【名護】任期満了に伴う名護市長選は24日に投票、即日開票される。新人で前市教育長の稲嶺進氏(64)=無所属、社民、共産、社大、民主、国民新、政党そうぞう推薦=と、現職で2期目を目指す島袋吉和氏(63)=無所属、自民、公明支持=の一騎打ちは接戦のまま最終盤を迎えている。米軍普天間飛行場の移設予定地をめぐる対応や地域振興などが争点。(略)

                   ◇

沖縄のマスコミが発する情報を鵜呑みにすれば、圧倒的多くの県民が普天間基地の移設先を辺野古に決めるのに反対している印象を受けるだろう。

その辺野古のある名護市の市長選挙が明日行われる。

辺野古[容認派」の島袋現市長と、「反対派」の稲嶺候補の一騎打ちとなれば、

事情を知らない人は稲嶺氏の圧勝と考えるだろう。

だが、「辺野古反対」でキャンペーンを張ってきた沖縄タイムスの予測でさえ、いずれが勝って圧勝はあり得ず接戦であるというから不思議である。

つまり沖縄マスコミが煽る「辺野古反対」一辺倒が、沖縄の民意ではないということである。

今日の沖縄タイムスのオピニオン欄に「普天間基地」に関して興味深い投稿があった。

「米軍基地」と聞いただけで脊髄反射で悪の権化とみなし「米軍基地反対」のシュプレヒコールを上げる。 このような「造られた沖縄の民意」に冷や水をかけるような読者の「声」がこれ。

2010年1月23日付 沖縄タイムス オピニオン欄

基地反対運動 あきれた実態

大城司 38歳

9日付全国紙にあきれた実態が掲載された。 米軍普天間飛行場に隣接し、ヘリ墜落など事故の危険にさらされてきた普天間第二小学校で、これまで2回の移転計画が持ち上がったが、基地反対運動を展開する市民団体などの抵抗で頓挫していたことが取材で分かったそうだ。 ところが、市民団体などから「移転は基地の固定化につながる」などと抗議が殺到。 「爆音公害から少しでも遠ざけ危険性も除去したい」と説明したが、市民団体などは「命を張ってでも反対する」と抵抗したため、計画は頓挫したという。 同市関係者は「市民団体などは基地反対運動をするために小学校を盾にし、子供たちを人質にした」と説明したそうだ。 私は以前から勝手な解釈で県民の総意だという活動に疑問を持っていた。 これからもこのようなあきれた活動をするつもりだろうか。 その団体とやらはちゃんと説明してもらいたいものだ。(沖縄市)

当日記でも「人間の盾」についてエントリーしてあるが、基地反対運動の元締めとも言える沖縄タイムスの読者欄にこの意見が掲載されてのは画期的ではある。

沖縄タイムスが、どうかしたのだろうか。

関連エントリー:

人間の盾に小学生を!普天間移設の真相

普天間住民も人間の盾!官房長官「普天間ゼロベース」

続・スパイ活動は平和活動!産経記者が言論封殺の犠牲?!全体主義の恐怖

 

一方では、同じ日の琉球新報が、沖縄タイムスの「声」とは反対の社説を書いている。

琉球新報 社説

議長会基地PT 結束して政府を動かそう
2010年1月23日       
 米軍基地問題を考えるときに、沖縄の多くの人々がもどかしく感じていることの一つに「国民が共有すべきテーマ」になりきれていないという点がある。
 過重な基地負担という状況に半世紀余りも置かれた沖縄に対し、県外から一定の理解や同情は寄せられても、手を差し伸べてくれるには至らない。大半は「傍観」の域にとどまっている印象だ。
 それは残念だし、やるせない思いも募るが、ここに来て朗報が飛び込んだ。
 全国都道府県議会議長会が、米軍基地に関する課題について意見交換する「外交安全保障等問題プロジェクトチーム(PT)」の設置を決めたという。
 沖縄県議会の高嶺善伸議長が提案したものだが、全会一致で承認された意義は大きい。沖縄にとっては心強い限りで、活発に意見を交わし、具体的な行動に乗り出すことを期待したい。
 国土面積の0・6%にすぎない沖縄の地に、在日米軍専用施設の74%が集中している現状は「重圧」というほかないだろう。
 これは単に、県土の円滑な発展を阻害するというスペース的な問題にとどまらない。基地から派生する航空機騒音などの環境破壊に加え、駐留米兵らによる残忍な事件、悲惨な事故を絶えず引き起こすという難題を抱える。
 米兵による少女乱暴事件後に開かれた1995年の県民大会で、高校生代表は「米兵におびえ、事故におびえ、危険にさらされながらの生活は嫌です。悲劇のない島を返してください」と訴えた。切なる願いを、全国の人々には正面から受け止めてもらいたい。
 議長会は今回、普天間飛行場の移設先問題で地域名を挙げた検討は控える方向だが、まずは当事者意識を高めることだ。政府対沖縄の構図ではなく、政府対地方全体のテーブルで論議を深めていく姿勢が求められる。
 外交安保は政府の責任で対応するべき事案ではある。だが、国民の犠牲の上に成り立つ形とされてはたまらない。重圧を放置させないよう、国民の側が目を光らせるのは当然だ。
 結束が力を生む。全国知事会議も2002年の沖縄開催時、不平等との指摘が根強い日米地位協定の抜本的見直しを求める政府要望を決議した。知事会とも連携、結束して政府を揺り動かす原動力となってほしい。

                      ◇

【おまけ】

沖縄タイムスの投稿欄

民主党(というより社民党)応援団の沖縄タイムスも、時にはアリバイ作りの投稿を掲載するが、最近の民主党の迷走ぶりにあきれた果てたのか、19日の投稿欄には沖縄タイムスには珍しく同じ日に二つの民主党批判の投稿が掲載されている。

◆疑惑は許せず 政権交代を望む

K・K 51歳

鳩山由紀夫首相と民主党の小沢一郎幹事長の巨額金権疑惑で、政局が混乱の度をきわめている。(略)

いかなる事態になっても、国民の多くは東京地検を支持する。 公務員ならわずか数万、数十万円のわいろで首が飛ぶのに、政治家であれば10億円を超えるわいろ(そい言い切っていい)でも、釈明会見で責任が問われないのでは、国民が許さない。 
7月の参院選までとても待てない。 鳩山首相と小沢幹事長合わせ、何十億という不正なカネで民主党が運営されている事実が明らかになった。 あらためて政権交代を国民は望んでいる。(高知県、公務員)

「政権vs検察」の対立が異常であることは、民主党応援団の沖縄タイムスも認めるのか昨日の社説も「のっぴきならない」と批判的。

                     ◇

◆金銭まみれは民主も同じか

T・Y 58歳

意図的な違法性はなくあくまで「計算ミスであった」と、そのことによって「国民に誤解を与えた」と陳謝した。 自らの資金管理団体「陸山会」による土地購入問題について民主党の小沢一郎の記者会見だ(13日付本紙一面)。 陸山会の収支報告書不記載は、約3年間で4回合計10億円となったという(12日付本紙27面)。
こうなるともう笑ってしまうしかない。 どんな凶悪犯であっても、意図的な違法性を認めるほどばかはいない。 誰でも罪を追及されれば、単なる過失であったと申し開きをするだろう。 それを充分分かっていて検察や野党は何をしているのであろうか。 どんなことがあってもそれを追及し真実を白日の下に明らかにするべきだ。 小沢幹事長には、「国民は黙って見過ごすほどばかじゃない」と言いたい。 
12億以上もの子ども手当てをもらった党首なら、幹事長も幹事長、金銭まみれの自民党から政権交代を果たしたというのに中身は全く変わっていない。(宜野湾市)

 

ネットの普及で、さすがの沖縄タイムスも、

良識ある読者の「声」を今までのように黙殺できなくなったようである。

 

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小沢聴取!被疑者になるか?追記あり

2010-01-23 08:31:30 | 県知事選

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文末に【追記】あり

小沢幹事長を午後聴取 東京地検、刑事責任追及も
 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で、東京地検特捜部は23日午後、東京都内で小沢氏を任意で事情聴取する。

 小沢氏は5日に参考人聴取の要請を受けていた。また、政治資金規正法違反容疑で逮捕された元私設秘書の衆院議員石川知裕容疑者(36)らの共犯として市民団体から告発されており、特捜部は黙秘権を告知した上で「被疑者(容疑者)調書」作成に切り替える可能性もある。

 現職の与党幹事長に対する捜査機関の事情聴取は極めて異例。鳩山政権は重大な局面を迎えた。

 捜査関係者によると、石川容疑者が土地代を充てた4億円を載せなかった2004年収支報告書の偽装工作を小沢氏に伝えたとほのめかす供述をしており、特捜部は小沢氏の刑事責任追及を視野に捜査を進めている。

 小沢氏は今回の聴取で、虚偽記入への関与を否定し、特捜部が水谷建設(三重県桑名市)の「裏献金」5千万円が含まれるとみている土地代の原資について「相続遺産などの個人資金」とあらためて説明する意向。

2010/01/23 06:13   【共同通信】
 
                    ◇

参考人の任意出頭で事情を聞いていた刑事が部屋をノックした別の刑事の耳打ちで表情を変える。

突然それまでの刑事の口調が「参考人に事情を聞く態度」が「被疑者を尋問する態度」に豹変する。

耳打ちした刑事が決定的証拠を持ち込んで、既に逮捕状は準備されており、参考人で呼ばれた人物が被疑者に変わり、遂には逮捕される。

テレビの刑事ドラマではおなじみのシーンである。

検察の事情情聴取が刑事ドラマのように、聴取の過程で決定的証拠の出現で参考人から被疑者へと変わり、そして逮捕へと繋がることも充分考えられる。

小沢氏場合はどうか。

「小沢被疑者」の報道は、実は21日付の時事通信が既に報じていたが、他紙がフォーローしなかったため時事のフライングかとも思ったのだが、その記事がこれ。

小沢氏、23日に聴取=「被疑者」も検討-4億円の説明求める・東京地検

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」による土地取引をめぐる事件で、東京地検特捜部による小沢氏への任意の事情聴取が23日に行われることが、関係者の話で21日、分かった。特捜部は、参考人としてではなく、黙秘権を告げた上での「被疑者聴取」とすることも検討しているもようだ。(略)(2010/01/21-20:26)

どうやら「参考人調書」から「被疑者調書」への切り替えもまんざらのガセネタではないようだ。

共同記事では「被疑者聴取」の根拠として、21日に市民団体が、小沢氏本人を告発したことを挙げている。

市民団体、小沢氏を告発 政治資金虚偽記載容疑
2010年1月22日3時32分
     
 小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」が土地の購入原資4億円を政治資金収支報告書に記載しなかった事件で、東京都内の市民団体が21日、小沢氏と秘書らに対する政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑などでの告発状を、東京地検に提出した。一連の事件で、逮捕された秘書らの共犯として小沢氏本人が告発されたのは初めて。

 この団体は、行政書士や元新聞記者らからなる「真実を求める会」。告発状は、陸山会が土地を購入したのに収支報告書に記載しなかったり、虚偽の記入をしたりしたと指摘。「小沢氏は、政治団体の代表者という立場で本件を首謀し、秘書らを通じて主導した」としている。

つまり、「被疑者扱い」の根拠は、前回の市民団体による告発の対象が「政治資金虚偽記載」に関わった元秘書や会計責任者だったのが、今回の告発対象は小沢氏本人になって「小沢氏は、政治団体の代表者という立場で本件を首謀し、秘書らを通じて主導した」として小沢氏を「虚偽記載」の事実上の主犯としているからだというのだ。

だが、例え告発が小沢氏を対象にしているとしても、根拠もなく小沢氏ほどの権力者を容易に「被疑者扱い」にすることは考え難い。

もし「被疑者」にするのなら検察もそれなりの自信があってのことなのだろう。

都内某ホテルに「参考人」として招致された小沢氏が、事情聴取の過程で「被疑者」に変わり、最後は逮捕される。

そして「小沢容疑者」として検察庁に連行される姿を夕方のニュースで是非とも見たいものである。

「小沢容疑者」を期待するあまり産経がこんなフライング。(笑)⇒「小沢容疑者」と誤表記=22日付大阪版朝刊に-産経新聞

民主党もこんな具合に引き気味だから、産経の気持ちも良くワカル⇒「小沢氏もう持たない?」民主内に懸念強まる

「小沢容疑者」を期待する方、応援お願いします。

【追記】13:19

国会議員の不逮捕特権

小沢氏は国会会期中の国会議員のため「逮捕⇒連行」の場面が見られないのは残念!

日本では現職国会議員の場合、国会の会期中のみ(参議院議員は例外的に参議院の緊急集会も含む)に認められていて、その間は逮捕されることはないが、現行犯の場合はこの限りではない[1]。ただし、司法官憲が議院に逮捕許諾請求をして、所属議院において逮捕許諾決議案が可決された場合、逮捕できる(日本国憲法第50条、国会法第33条、第34条)。(ウィキより)》

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【おまけ】被疑者と容疑者の違いは?

《一般的には容疑者(ようぎしゃ)という用語は日本のマスメディア(マスコミ)により「被疑者」の意で使用されている。マスメディアでは逮捕又は指名手配などで身柄拘束されるか又はされることがほぼ確実な状態のとき「容疑者」と呼び、公訴が提起(起訴)されると「被告」と呼ぶようになる。ちなみにこれも、法律用語としては「被告人」が正しい(「被告」は民事事件)。これには理由があり、多くの人に情報を伝える際、「被疑者」という言葉は「被害者」という正反対の意味の言葉と見間違えやすく、発音も似通っているため、被疑者ではなく容疑者という言葉を用いている。(ウィキより)》

 

【おまけ2】宇宙人を首相にした覚えはない!

菅副総理、首相「『地球人』とは若干ニュアンスが違う」
 菅直人副総理兼財務・経済財政相は22日夕の閣議後記者会見で、鳩山由紀夫首相の発言のぶれについて感想を問われ、「もともと宇宙人と言われる首相で、地球人とは若干ニュアンスが違ったりする。長いつきあいなのであまり深刻に受け止めていない」と述べた。民主党の小沢一郎幹事長に関しては「(東京地検の聴取で)自ら潔白を証明される形になればいいなと思っている」とした。〔NQN〕(19:26)

                                          ◇

総理も総理なら、副総理も副総理。

この言葉の軽さは一体何だ。

菅氏のこの軽い発言は、逮捕された石川知裕衆院議員について首相が「起訴されないことを望みたい」と発言したが批判を受けて撤回したこと、を擁護した・・・つもりらしい。

だが、日本国民は「宇宙人」を首相にしたつもりはない。

たとえ民主党に投票した人でも、「宇宙人」はおろか、菅氏がいう「地球人」より先ず「日本人」を首相にしたはずだ。

「日本人」という自覚の無い首相だからこそ、「日本列島は日本国民だけの者ではない」と言ってみたり、「日本のCO2 25%削減」と、国益より地球益を優先させるような発言をするはずだ。

菅氏は、鳩山首相が折角撤回した発言を「深刻に受け止めていない」と援護するなら、首相が今後も間接的に指揮権発動する発言してもこれを認めるとでも言うのか。

首相の軽率な発言を「宇宙人」の一言で容認してしまう菅氏こそ、副総理という立場をわきまえない無責任な発言ではないか。

菅氏も発言を撤回して欲しいしものだ。