宮古陸自に弾薬搬入 平良港使用し陸路で 抗議の市民 県警が排除
2021年11月15日 05:00有料
【宮古島】陸上自衛隊は14日、宮古島市城辺保良の陸自「保良訓練場」へ地対空・地対艦ミサイルとみられる弾薬を搬入した。同日午前、海上自衛隊の輸送艦が平良港に入港。コンテナを搭載した大型トラック15台を降ろし、陸路で保良訓練場へ運び込んだ。同港と同訓練場前では、陸自配備に反対する市民らが弾薬搬入阻止の抗議活動を繰り広げ、県警に強制排除されるなど一時騒然とした。(2・23面に関連)
弾薬などを積んだ自衛隊の大型トラックが列をなして市街地を走る=14日午前11時21分、宮古島市平良松原(下地広也撮影)
午前7時35分ごろ、海自の輸送艦が2隻のタグボートに付き添われて平良港に入港。青や緑色のコンテナを積んだ陸自の大型トラックが次々と同港に上陸した。午前10時50分ごろには県警が抗議の座り込みをしていた市民らに「道路交通法違反に該当する」と警告し、強制排除した。
大型トラックは警備に当たる陸自の車両に先導され、午前11時ごろ同訓練場に向けて出発。市民が訓練場前で待ち構え再び抗議したが、県警に強制排除され、トラックは午後1時ごろ訓練場内へ次々と入って行った。
防衛省は1日、弾薬搬入のため同港の係留施設の使用を求める「入港前手続様式」を市に再提出。市は法令上や申請書類に不備がないことを確認し、座喜味一幸市長が5日、使用許可の判断を同省に通知していた。
陸自は昨年3月、宮古島駐屯地に地対艦・地対空ミサイル部隊を配備。一方、弾薬庫2棟の完成は今年3月末となったため、弾薬がない状態で部隊運用していた。同省内からは、中国海軍が沖縄本島-宮古島間を通過するなど緊張感が高まっているとして早期の弾薬搬入を求める声もあった。
全国各地で19~30日に予定される自衛隊の統合演習(実動演習)では、地対艦ミサイル部隊がシミュレーションによる模擬射撃を宮古島で実施する予定で、市民の間に不安の声が高まっている。
(写図説明)弾薬などを積んだ自衛隊の大型トラックが列を成して市街地を走る=14日午前11時21分、宮古島市平良松原(下地広也撮影)
「宮古島に弾薬不要」陸自搬入を前に抗議集会「ミサイルが守るのは住民ではない」
弾薬のない自衛隊は、消防車の無い消防署。
>集会には市内の市民団体の他、本島から沖縄平和運動センターのメンバーや伊波洋一、高良鉄美の両参院議員も参加した。
連日、中国の海警が尖閣を了解しているのを知りながら、このような常識外れの言動をする議員を選出したら、沖縄の恥である。
「自衛隊が来たら婦女暴行事件が起きる」とい言った石嶺香織宮古島市議の予言はどうなったのか。(【おまけ】参照)
「宮古島に弾薬不要」陸自搬入を前に抗議集会「ミサイルが守るのは住民ではない」
防衛省が14日にも予定する沖縄県宮古島市城辺の陸上自衛隊保良訓練場への地対艦・地対空ミサイル搬入を巡り、市民団体「宮古島平和ネットワーク」は市内で弾薬搬入抗議集会を開いた。市民約60人が駆け付け「搬入NO」と書かれたプラカードを掲げ「絶対に許さない」と拳を突き上げた。
集会には市内の市民団体の他、本島から沖縄平和運動センターのメンバーや伊波洋一、高良鉄美の両参院議員も参加した。
市民団体代表や議員らが次々とマイクを握り「島にミサイルはいらない」と怒りの声を上げた。宮古島平和ネットワークの下地博盛共同代表は「明日には弾薬を積んだ車列が市街地を通ることになる。それを見て、こんな量の軍備を本当にこの島に置いていいのか考えてもらいたい」と市民に訴えた。
集会では弾薬搬入反対アピールも採択された。搬入が控えていることについて「この失望の中から今一度、子の未来のために大人の義務を果たさないといけない」と強調した。その上で「ミサイルが守るのは住民ではない。島にミサイルはいらない。軍備の必要のない島に戻る日、平和な世がくる日に向かって歩き続けよう」と誓った。
mrb***** | 2時間前
左翼リベラルの人たちは、「非武装になれば敵が攻め込んでこない」と思い込んでいるようだが完全に逆ですよ。
むしろ、「攻撃しても相手は何もできない」と敵が判断して侵略してくるわけです。
本当に平和を守りたいなら、敵が「侵略できない」あるいは「侵略しても損害が大きすぎる」と思わせるような力をこちらが保有しなければなりません。
確かに、沖縄には米軍基地が多いので負担軽減は重要ですが、米軍基地を減らすためには尚更自衛隊の能力を強化して自分の国は自分で守れる体制にしなければなりません。
よって、平和を守るために防衛力の強化は必須です。
(ちなみに、「中国は敵じゃない、大切な隣国だ」と思っている人がいるかもしれませんが、領海侵犯や人権弾圧を繰り返す中国を友好国と思える神経が分かりません。)
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run***** | 2時間前
この様な思考の人物にお聞きしたい。現状、連日中国の海警が沖縄県の尖閣諸島に対し領海侵犯をしております。もし中国が台湾進攻の為に尖閣諸島及び宮古島島を進行した時に、防衛に対する感慨を示しべきですね。その時に成って、憲法9条は中国に対しては無力ですよ又、その時では宮古島を守っるために準備しても間に合いませんよ。中国の脅威を無視した左翼系市民の思考としか取れませんね。
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poc***** | 2時間前
毎日の様に中国船が尖閣に来るし、北からはミサイルが飛んでくる。この現実を無視して理想を唱える勢力や政治家は一体どうするつもりなのか?
話し合いで解決、と言うならまず自分たちで中国北とやって結果を出して見れば良い。
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lhw***** | 2時間前
こういう反対運動するのは大体が市民のフリした暴力革命を心情とする共産系
日本の弱体化にならないように憲法改正と防衛力の強化を!尖閣を取られてからでは遅い!
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*w**** | 2時間前
賛否に関しての意見はあって良いかと思います。個人的には、反対側の人達のロジックでは将来的な平和は保証されないと思います。それが現在の東シナ海情勢です。
琉球新報の政治的立場は理解しますが、言論の自由を担う報道機関でしたら、賛否両方の記事を扱うべきです。賛成側の意見もあるはずですから。その上で社説などで社としての主張をしましょうよ。報道は公平でないといけませんよ。
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tei***** | 2時間前
自分勝手な感情論の一点張りで国防への考慮が一切視野に入っていない抗議は低俗なクレームでしかない。
ライフラインや安全などの専門分野の事業に学ぶ意思すら無い知識皆無のド素人の意見が最優先される方がよっぽど怖いです。
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smi***** | 2時間前
何か起こってからは、守ってくれないって文句言うような人達じゃないの?
別に配備したって良いと思う。
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gun***** | 2時間前
この人達は日本省になることを望んでいるのか?やっていることはそういうこと!香港を見ていてどうなるのか!どういう生活になるのかわかるはず。平和な国だわ日本!この人達は中国の一部になっても抗議集会出来ると思っているのかな。強制労働&再教育だね。
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ポコちゃま | 1時間前
沖縄本島から平和推進運動のメンバーや議員までも抗議集会に参加したとのこと。
中国海警は長期間に渡り、尖閣諸島に居座り続けている。抗議集会のメンバーらが集う場所を誤っているのではないか。
自衛隊は沖縄を守り、中国は沖縄への侵攻を目論んでいる。集会を開くなら中国大使館や領事館が妥当ではないのか。更には、平和は軍事力のバランスの上に成り立っていると思う。
集会のメンバーらは、沖縄を再び戦場としたいようにも捉えられる。
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九十兵衛 | 2時間前
子の未来の為に云々、全くその通り!この島で外国の軍隊による虐殺が行われたという歴史を作らない為に。武器弾薬は確り搬入して備えましょう。備えていれば侵略軍も来ません
【おまけ】
「自衛隊が来たら婦女暴行事件起きる」発言の現職・石嶺香織氏が落選 沖縄・宮古島市議選
任期満了に伴って衆院選と同時に22日投開票が行われた沖縄県宮古島市議会議員選挙で、政府が同市で進めている陸上自衛隊配備計画に反対し、自衛隊を侮蔑する「問題発言」を繰り返した現職の石嶺香織氏(36)=無所属=が落選した。
福岡県出身の石嶺氏は今年1月の同市議補欠選挙で初当選したが、9カ月で退場となった。
自衛隊に対する舌禍も影響したとみられる。宮古島市民の民意は、石嶺氏の望むものではなかったようだ。
石嶺氏は今年3月9日、自身のフェイスブック上に「陸自が宮古島に来たら絶対に婦女暴行事件が起こる」と投稿。同12日に謝罪したうえで撤回を表明した。3月21日には宮古島市議会で、辞職勧告決議案が可決されたたが、石嶺氏は辞職を拒否した。