【宜野湾】任期満了に伴う9月11日投開票の宜野湾市長選に向け、市政野党の候補者選考委員会が、前回の市長選で推した元県高校PTA連合会会長の仲西春雅(はるまさ)氏(61)を再び擁立する方向で最終調整していることが25日までに分かった。本人に打診し、同日までにおおむね承諾を得た。

 仲西氏は沖縄タイムスの取材に「(選挙戦で)市民を巻き込んでいけるのであれば前向きに考えたい」とコメントした。

 関係者によると、選考委員会はこれまでに複数候補を検討したがいずれも難航していた。

 今回の宜野湾市長選には、現職の松川正則氏(68)が既に2期目を目指し立候補表明している。前回の市長選では松川氏が仲西氏に5239票差を付けて初当選した。

 仲西 春雅氏(なかにし・はるまさ)1961年6月26日生まれ。浦添市出身で宜野湾市志真志在住。興南高校卒。元会社役員。2014年から18年まで県高校PTA連合会会長。現在は、沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」を巡り歴史教科書に「軍命」の表記復活を求める「9・29県民大会決議を実現させる会」の会長を務めている。

(中部報道部・平島夏実、政経部・山城響)

(写図説明)仲西春雅氏

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