ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

落書き

2007-09-21 08:00:18 | つぶやき

落書きもひとつの文化である。

今から約2000年前、イタリアのベズビオ火山で滅びたポンペイの
市民たちは、街角にたくさんの落書きを残していたと言う。

友人を公職に推す訴え、恋人への甘い告白など遺跡からは1万点以上
も見つかっている。これが今で言う、落書きに当たるのかどうかは
定かではないが、この遺跡からは学校で盛んに文字を学んだ跡も
少なくないと言う。

今の日本の街角にも、様々な落書きがある。商店のシャッターや通りの壁
などにスプレーで描いた、文字や落書きがたくさん見受けられる。
中には素晴らしく芸術的な作品?と言えるようなものもあったりして
時々びっくりさせられることもあるが、大半は意味の無い文字の羅列
であったりして、見ていて不愉快な思いをするばかりである。

しかし、中にはもっと不愉快な思いをすることがある。それは世界遺産や
観光地にある建物や遺跡に、自分の名前を書いたり、刻んだりする
ヤツである。こういうヤツは日本人だけでなく外国人でもいるのである。
呆れるばかりであるが、こんなものを見せられては、せっかくの遺跡の
感動も台無しである。ぜひ止めていただきたい。

「落書きは文化である」という言葉は、現代においては、時と場所、
人の迷惑にならないなどの、諸条件が揃って始めて言えることであろう。
そんな場所が、果たしてあるのかは疑問であるが…。

絵を書くことが極端に苦手な私は、落書きには無縁であったが、
1度だけやったことがある。

それは中学校の卒業式の数日前、自分の机に小さな文字で
当時好きだった「松田聖子」の文字を刻んだ。

特に意味はない。

なぜなら「落書きは文化だからである。






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