旅に出かけたくなると、必ず旅本を買う。
出掛けられないストレスを本で紛らわすのである。
今回購入したのは、「辺境の旅はゾウにかぎる」高野秀行、
「行かずに死ねるか…自転車で世界一周」だったか、
こちらは、石田ゆうすけ著である。
前者の高野秀行の本は、好んで全て読んでいる。彼は早稲田の
探検部出身でこれまで出した本の多くが、いわゆる辺境をものだが、
「ワセダ三畳青春期」や「異国トーキョー漂流記」といった旅とは
直接関係のない内容のものも、面白くて個人的に好きである。
彼の先輩には、世界の紛争地を題材にした小説を数多く発表している、
直木賞作家の船戸与一がおり、高野氏の本にも度々登場している。
そして、「行かずに死ねるか…」の方であるが、彼は7年半掛けて、
自転車で世界一周をした本格派チャリダーである。そんな彼を
9年前にロンドンで見かけたことがあった。当時私は、ロンドンにある
日系の旅行会社でアルバイトしていたのだが、この旅行会社の別の
部署で「週間ジャーニー」という日本語の情報紙を発行しており、
その紙面に彼の旅行記を掲載していたのである。どうやら資金面でも
スポンサーのひとつだったようでもあった。
そんなある日、突然、自転車を抱えて真っ黒に日焼けした彼が会社の
正面扉から入ってきたのだ。ちょうどアフリカを走り終え、南アから
飛行機で戻ってきたタイミングだったようだ。
最もそれを知ったのは、この本を読んだからであるが…。
当時、私も週間ジャーニーを読んでいたのですぐに彼だとわかったの
だが、話しをするきっかけもなく、ただそれだけだったが、今回彼の
本を読んでみて、ものすごく良い奴に思えたので、やはりちょっとくらい
話しかけても良かったかなと、思った次第である。
文章もかなり上手いし、読み終えて、彼が旅先で感じたようなことを、
素直に同感できたのも良かった。
久々に面白い旅本であった。

出掛けられないストレスを本で紛らわすのである。
今回購入したのは、「辺境の旅はゾウにかぎる」高野秀行、
「行かずに死ねるか…自転車で世界一周」だったか、
こちらは、石田ゆうすけ著である。
前者の高野秀行の本は、好んで全て読んでいる。彼は早稲田の
探検部出身でこれまで出した本の多くが、いわゆる辺境をものだが、
「ワセダ三畳青春期」や「異国トーキョー漂流記」といった旅とは
直接関係のない内容のものも、面白くて個人的に好きである。
彼の先輩には、世界の紛争地を題材にした小説を数多く発表している、
直木賞作家の船戸与一がおり、高野氏の本にも度々登場している。
そして、「行かずに死ねるか…」の方であるが、彼は7年半掛けて、
自転車で世界一周をした本格派チャリダーである。そんな彼を
9年前にロンドンで見かけたことがあった。当時私は、ロンドンにある
日系の旅行会社でアルバイトしていたのだが、この旅行会社の別の
部署で「週間ジャーニー」という日本語の情報紙を発行しており、
その紙面に彼の旅行記を掲載していたのである。どうやら資金面でも
スポンサーのひとつだったようでもあった。
そんなある日、突然、自転車を抱えて真っ黒に日焼けした彼が会社の
正面扉から入ってきたのだ。ちょうどアフリカを走り終え、南アから
飛行機で戻ってきたタイミングだったようだ。
最もそれを知ったのは、この本を読んだからであるが…。
当時、私も週間ジャーニーを読んでいたのですぐに彼だとわかったの
だが、話しをするきっかけもなく、ただそれだけだったが、今回彼の
本を読んでみて、ものすごく良い奴に思えたので、やはりちょっとくらい
話しかけても良かったかなと、思った次第である。
文章もかなり上手いし、読み終えて、彼が旅先で感じたようなことを、
素直に同感できたのも良かった。
久々に面白い旅本であった。
