ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

昭和の正月

2010-12-30 16:16:10 | つぶやき
現在、午後4時である。

全く、12月30日の店番はつらいな。とにかく誰も来ないではないか。
朝来て、気合の入った掃除をして、3日からはじめるセールの準備
をしたら、やることも終わってしまった。

さきほどお客さんが一人だけ来て、お買い上げいただいたので、
おそらく今日は終わりだろう。来年は、なんとか理由をつけて、
「絶対、閉めてやる」と思ったら、隣の彫刻屋さんは、ちゃっか
り終日、閉めていた。賢いな!

1月1日に初売りをする「元日営業」を見直す動きがスーパーや
小売業界で出てきたそうだ。人件費がかさむのに、十分な売上高
が期待できないからだとのこと。

個人的には、休むことができる業種は積極的に休むべきだと思う。
極端な話、法規制してでも三が日は休日にしてもいいと思うくらい
である。ひと昔前は、そうだった。正月といえば、主婦らは食料の
買出しに忙しかったものである。また、それが正月らしさを演出し
ていた。

それが、いつからだろう、90年代半ばからか、スーパーなどが
元日も休まず営業し始め、正月気分も何もなくなってしまった。

これなんか、見方を変えれば、「日本文化の破壊」である。

大晦日は、「レコード大賞」を見た後、「紅白」を見て、「行く
年来る年」の除夜の鐘を聞いてから、近所の寺に初詣に行く。
元旦の朝はゆっくり起きて、3が日は買い物には行かず、お節
やお雑煮を食べ、基本は買い置きしてある食料やお菓子類で
済ますのが、私の子供の頃のお正月だった。

まだ、街の商店街が賑やかで、郊外のショッピングセンターなど
なかった頃である。コンビにすら、こんなに沢山はなかったな。

どんどん昭和が遠くなる。

便利と近代化は、生活環境を味気ないものにしてしまうのだな。

それでは、今年もお付き合いいただきまして、ありがとうござ
いました。

来年もまた、よろしくお願いいたします。

よいお年をお迎え下さい。


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