ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ギリシャ

2011-11-01 22:04:26 | 時事(海外)
ユーロ圏を始め世界を揺るがしているギリシャ。

今ではすっかりEUのお荷物的存在となってしまい、フランスやドイツ
からは「ギリシャのユーロ加盟は誤りだった…」と言われる始末である。

多すぎる公務員、さらに増え続ける公務員給与と58歳からの年金保障など
が赤字財政の要因らしいが、それ以外にも正式なレシートを発行せずに小
売店が商品を販売し、税を納めないケースがごく一般的だというから凄い。

これなどは、小売業は皆、脱税しているということではないか。

いやいや、それ以前に納税の義務があいまいだということなのかもしれな
い。しかし、これまでこんな形でやってこれたなんて、凄いと言えば凄い
ことである。こんないい加減でも一応、列記としたEU加盟国なのだ。
思えば、良く、こんないい加減な国の加盟をゆるしたものである。

ギリシャのお隣には、長年、EUに入りたくても入れてもらえない「トルコ」
がいる。入れてもらえない原因は単に地理的な問題だけでなく、キリスト教
集団のヨーロッパにあってトルコはイスラム教国である。いくら政教分離だ
といっても、やはり異教徒という違和感があるのだろう。
加盟には相当な時間がかかるか、それとも、特別な条件が付加されるとか、
もしかしたら、現状維持の準加盟国でお茶を濁され続ける可能性も大である。

しかし、こんないい加減な赤字財政のギリシャを仲間に入れるくらいなら、
財政状況次第では、トルコだって入れてあげてもいいのではないのか?

あっ、でもトルコリラって、確か極端なインフレで通貨単位が100万トルコ
リラとか、やたらゼロが多くてデノミが行われたりして、やはりこの国も
健全な財政状況にないのかもしれない。歴史的にギリシャとトルコは犬猿の
仲だが、財政的には目くそ鼻くそで同じようなものだったら、これを機に
仲良くしてはどうだろう…。

まぁ、いずれにしても、早めにヨーロッパの景気もなんとかしてほしいもの
である。超円高に振れたり、政府が介入したりしなければならないなんて
日本もえらい迷惑だ。

「歴史の上にあぐらをかいている国」ギリシャは、今「ユーロという通貨の
上にあぐらをかいている」状態である。

時間がかかるようなら、いっそ、ユーロから脱退し、再びかつての通貨「
ドラクマ」に戻し、弱小通貨国として出直してもいいのではないだろうか。



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