ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

チョコパイ革命

2011-11-24 11:12:14 | 時事(海外)
北朝鮮にある韓国企業の工場でおやつに支給される「チョコパイ」
が大人気ゆえ、ちょっとした騒動になっているとのこと。

持ち帰れば自由市場で高値で売れるなど、貨幣価値すら持ち始め
ているという。その他、ノルマ達成時にも配られるので従業員の
モチベーションにも一役買っているとか…。

まさにチョコパイ効果である。

しかし、今時、大の大人がチョコパイ目当てにがんばって働いてく
れるなんて貴重な国である。余程、資本主義の味覚に飢えている証
でもある。

未だガチガチの社会主義を維持している北朝鮮もすでに配給制度が
崩壊し自助努力で生活していかなければならなくなっている。しかし
、働いて得た給料ではろくに買うものが無い。(公定価格で販売され
るもの)それほどモノが不足しているのである。

しかし、自由市場と呼ばれる非合法?の市場に行くとそこそこモノは
並んでいるといわれる。ここでは現地通貨でモノは買えるが、べらぼ
うに高いわけである。従って、工場の従業員らは貰ったチョコパイは
持ち帰り、自由市場で売って現金に買えたりして、そのお金で生活に
必要な他の物資を購入していると思われる。

北の庶民は、本当にやりくりが大変なのだ。

もちろん、北朝鮮でも外貨さえあれば大概のモノは手に入るが、日本
に親戚などがいる帰国者や中国に親族がいる者以外は、ほぼ外貨を得る
のは絶望的である。

おそらくモノの物量だけで言えば、日本の戦時中のような状況がずっ
と続いている感じだと思われる。

本当に不自由で不敏な国なのだ。

原因は言わずもがなである。

なんとかこのチョコパイをきっかけに革命でも起きないかと願うばかり
である。


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