ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

悪役は無名に勝る

2011-11-26 10:04:20 | 時事(国内)
今朝の朝日新聞に掲載された、再度記者会見をした元巨人のGM清武氏の
コメントを読んだ。

それによると、当初、上司だった桃井社長もナべツネに怒り心頭で、
「やってれない、辞任する…」とまで言っていたらしい。と、いう
ことは、桃井社長はその後、冷静になり、このまま辞任するよりも
会社に留まっていたほうが得策だと考え直したか、もしくはナベツ
ネに丸めこまれたかのどちらか、ということになる。

いずれにしても、桃井社長は寝返ったと思われる。

もし仮に2人が今でも共同歩調でいられたなら、他の役員らも同調し、
もしやナべツネ独裁に楔を打てたかもしれないと考えると、清武氏の
本音のところでは、ナべツネよりも桃井氏への怒りのほうが大きいよ
うな気もしている。

また、訴訟といっても、おそらくは清武氏の思うような結果にはなら
ないと思われる。しかし、結果的に読売では悪役になった清武氏はこ
の騒動で顔は売れたわけである。

ナべツネは清武氏に、江川についてこう言い放ったそうである。

「悪役は無名に勝る」と。

今後、会社に残った桃井社長は定年まで勤めあげ、安泰で会社を退職す
るに違いない。

一方で、例え訴訟では満足のいかない結果に終わったとしても、この騒
動で顔の売れた清武氏には、講演や本の執筆依頼など様々な仕事が舞い
込んでくる可能性もある。

まさに「悪役は無名に勝る」を手に入れたわけだ。

この騒動で、袂を分けた2人だが、本当の勝者はいずれにしても清武氏
のような気もしている。(もっともナべツネの様々な圧力も想定されるが…)




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