ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

あれから17年…

2011-11-22 23:26:34 | 時事(国内)
今朝、朝のワイドショーを見ていると、地下鉄サリン事件に関与した、
オウム真理教の幹部の死刑判決が確定したとかで、これで、一連の
「オウム裁判」は終結したなどとやっていた。

未だ逃げてる数人を除くと、皆、一応は裁かれたそうである。

当時の映像など見ていると、人の服装や髪型が90年代を象徴していて
なんだか懐かしかった。たった10数年前なのに、随分、昔のように感じる。

オウムと言えば、一般的に殺人やサリン事件のイメージが強いが、以外に
アホなことまでやっている。

その一つが、麻原自身が作詞作曲した「尊師マーチ」という歌である。
ちなみに歌唱も麻原自身だ。

今、思い出しても、歌も歌詞も、恐るべきセンスのなさである。当時、
この教団幹部らが選挙に出馬したときに、良く流れていたので未だに、
記憶の中にそのフレーズが残っている。

「ショーコーショーコーショコショコショーコー、麻原尊師」

まだある。これはオウム教団に疑いがかかり、自身にも捜査が及び信者に
動揺が広がった時に作った歌である。

もちろん、作詞、作曲、歌唱共に麻原自身である。
タイトルは「エンマの数え唄」である。

「わーたーしーはーやってない―、けーっぱくーだー」

言いたいことの、そのままを歌っているので、非常にわかりやすいのだが、
音楽の才能とセンスは、「最悪」としか言いようがない。

今思い返しても、こんな浅はかなことを考える奴に、騙されてしまう人が多
かったなんて、ちょっと信じがたい気もするが、当時の日本はバブル経済の
前後で、物質的な豊かさに疑問を持ち、心の隙間を埋めてくれる何かを純粋
に探していた人らが入信してしまったとしたら、一概にそれを責めるのは酷
なことではないだろうか、という気もしている。

だからといって、犯した罪は結して、許されるものではないが…。

とにもかくにも、あれから17年が経ったのである。





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