ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

サザエさん症候群と灰色の月曜日

2012-05-06 20:42:33 | 時事(国内)
今朝の朝日新聞の天声人語に「サザエさん症候群」と題したコラムが
載っていた。

何でも、毎週日曜日、夕方6時半から始まる「サザエさん」の主題歌を
聞くと、明日からの仕事を思って気分がふさぐことをいうのだそう。

実は、これを読んで相当、びっくりしてしまった。実は、私の場合、
すでに小学生の頃から、この症状が出ていたのである。毎週日曜日
このサザエさんの主題歌を聞くと決まってある意味、悲観に暮れる
ような思いを痛感していたのだ。別に学校が嫌いなわけではなかった
し、友達がいなかったわけでもないのだが、今思えば、ただ単に、
大好きな日曜日という休みが終わってしまうことの残念さと、明日
からまた1週間の学校生活が始まり、面倒な授業を受けねばならない
ことへの憂鬱さを思ってそういう気分になっていたのだと思う。

そして、これは中学や高校へ行っても続いていた。唯一、大学時代は
このような思いをすることはなかった。というのも、あまり授業には
行かなかったし、アルバイトと旅行に明け暮れ、休みと平日との境界
があいまいになっていた為だと思われる。

ただ、今日の今日まで、こんなことを感じているのは私だけだと思っ
ていた。「サザエさん症候群」なる言葉も聞いたこともなかったし、
誰かとこのような会話をしたことすらなかったので、てっきり個人的
な思いだとばかり思っていたのである。

しかし、このような言葉があるということは、私の周囲にも少なからず、
同じ思いを共有していたモノがいたはずだ。なぜ、私の周囲のモノは、
誰もこのような会話をしてくれなかったのだろう…?皆、自分だけだと
思っていたからだろうか…?

まぁ、過ぎたことである。今さら言っても始まらないが、大人になり、
仕事をするようになってからは、日曜日にサザエさんを見ることがなく
なったので、もう、20年以上、そのような思いを感じたことはないが、
今朝の天声人語を読んで、急に当時の思い出して、懐かしくなったのと
大変驚いた次第である。

今日で連休も終わりである。

おそらくは、今日のサザエさんの主題歌は、長い休み明けの効果もあって、
その症候群に悩まされている者にとっては、相当、堪えるのではないだろ
うか?

明日は、灰色の月曜日に違いない。

「灰色の月曜日」ブラジルのカーニバル明けの、翌日月曜日を、ブラジル人
はこう呼んでいる。精も根も尽き果て、何もやる気が出ないので、こう呼ぶ
らしい。

まぁ、明日は適当にがんばろう…。






コメント