ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

屋台

2012-05-19 22:49:24 | つぶやき
帰国致しました。

5月のタイは暑期ということもあってやはり大変、暑かった。
気になっていた最低賃金上昇の影響での物価高も、ガソリン価格がドーンと
上がっていた程度で、結局、今回も超円高が吸収してしまっており、それほ
ど気にはならなかったが、将来的に数年前のバーツ高の水準に戻った時のこ
とを考えると、タイもそのうち、「そこそこ安くてクオリティーの高い国」
とは言えなくなる日も近いのだろうな、と思った。

今回、バンコクでの食事は屋台で、もち米と焼き鳥と春雨サラダを買い、
それを汁そば屋の屋台に持ち込んで麺類を頼んでそれを毎夕食にしていた。
毎日、おかずの1品とサラダを変えることで全く飽きなかった。
別にお金を節約していた訳ではないが、常々、フードコートやレストランで
一人で食べるのも味気ないと思っていたので、それならなんとなく賑やかな
屋台の方がいいかと思ってそうしたのだが、これが案外、気に入ってしまった。
屋台で汁そばだけを頼むと、すぐに食べ終わってしまい、すると手持ちぶさた
ですぐに席を立たないといけない気がしていたのだが、これだけおかずがある
と30分くらいかかるので、なんとなくちゃんと食事した気になるもいい。
しばらくは、このスタイルで行こうと思っている。

また、中国でも今回、夕食は屋台に世話になった。

現在、世界を見渡せば、東南アジアや中国は経済成長の枠組みのなかにいる。
世界で最も期待される成長エリアだとも言える。当然、都市への人口集中が
起き、再開発が進んでいく。そしてそこでできあがる街が、なんとなくどれも
欧米を真似したものばかりのような気がするのである。
 
しかし私のイメージするアジアは、相変わらず、ひとりで切り盛りするおばち
ゃんやの屋台でもある。なんだかうかうかしていると、そのうちアジアの街の
なかから、そんな屋台は消えてしまうのかもしれない。
それは大げさにしても、街の片隅に、どんどん追いやられていくような予感が
ある。

そうなる前に、存分に屋台を堪能せねば、と思っている。




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