ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

真相

2014-11-08 21:37:55 | 時事(海外)
CIAがツイッターのアカウントでイラン起きた米大使館占拠事件の
真相を公表した。

昨年、機内で映画「アルゴ」観ていた。近年、観た映画の中でダントツに
面白かったので,CIAの真相とどう違うのかと興味があったが、まぁ
そんなもんかという感じである。

映画なので脚色は当然だ。けれど、アルゴと言う宇宙映画を撮るという筋書
きでイランに潜入したのは事実である。それが凄い。
時代は1979年、登場人物や背景などのりアリティーも凄かった。
まさかイランで撮れるはずがないにも関わらず、なんだか本当にテヘラン
で撮ったような感じで緊張感もよく演出されていた。

1998年に、舞台となったテヘランのアメリカ大使館跡に行ったことがある。
正面玄関左側の壁に、削り取られたアメリカの紋章とUnited State of America
文字跡が当時でもはっきりと読み取れた。それを写真に収めた直後、革命防衛隊
に捕まり手錠をかけられ、詰所に連行された。
イランでは時々、この革命防衛隊が出てくるので、ほんとうに鬱陶しい。初めは
びっくりして極度の緊張感や動悸にめまい、そして絶望なども感じるけれど、何
度となく捕まると、慣れてきて「またか…」という感じになる。

映画の中でも、この革命防衛隊が話のわからない悪役として大活躍する。
映画では革命に酔狂するヒステリック集団という感じで描かれているが、当時は
悪名高きのシャーを追い出した高揚感もあり、彼らのおかげで、街は殺伐とした
雰囲気だったようである。

革命前まで、イランの女性の多くは街でミニスカートを履いていた。
同じ頃、お隣のアフガニスタンでもシャーが追い出され、平和な時代が終わった。

イスラムの国々でミニスカートの時代があったというのは、今では想像するのも
難しい。

そしてこれからも、おそらく半永久的に続くのかな…?

タイムマシンがあったら、革命前のイランやアフガニスタンは、ぜひ見てみたい。


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