又吉、芥川賞受賞。
気の毒だが、芸人がこのような賞を取ると、出来レースとかやらせなどと言われるのは
まぁ、仕方ないのかもしれない。けれど、候補ならまだしも、受賞自体は、やらせで取
れものではないだろうと思っている。
そう思われるのは、出版業界の大不況が理由ではないのか?
ほとんどの本が売れずに出版社に返品され、それでも本を売るために、毎月出版される
本の数は半端な数ではないのだとか…。
売れる本を出すのが難しい状況にある出版社にとって話題性があり、「これは売れる!」
と踏めば、無視できない事情はあるだろう。けれど、売れる本と受賞に値する本は根本的
に違うはずだ。けれど、その背景にはどこから出版した本なのか、ということが100%関係
ないとは言えないような気もする。
古館さんが「本屋大賞と区別がつかない…」などと発言したことが取り上げられている。
かつて本屋大賞を受賞したあの百田尚樹氏が「本屋大賞は直木賞などよりもはるかに価値
のある、文学賞の中で最高の賞である…」などと言ったらしいが、今やこの人の発言の重
みは半ば地に落ちている感もある。けれど、書店の店員さんが決めるこの賞は、一般の読
者と同じなわけで、その方々に面白いと選ばれるということは、まさに読者が選んだ賞と
言える。基本的に読者は出版社などとは利害関係がないので、純粋に一定の評価がされた
本と言えるはずだ。
そういう意味合いでいえば、もっと「本屋大賞」の権威は上がってもいいと思える。
いずれにしても、いかに芥川賞を取ったといえ、一作目でヒットを飛ばしても後が続かず
消えていく作家も多い。
作家として存続し続けることの難しさは、継続して売れ続けなければいけない部分もある。
そこは芸人と同じだ。
果たして、二足の草鞋の効果はどうなんだろう?
CENTER>
気の毒だが、芸人がこのような賞を取ると、出来レースとかやらせなどと言われるのは
まぁ、仕方ないのかもしれない。けれど、候補ならまだしも、受賞自体は、やらせで取
れものではないだろうと思っている。
そう思われるのは、出版業界の大不況が理由ではないのか?
ほとんどの本が売れずに出版社に返品され、それでも本を売るために、毎月出版される
本の数は半端な数ではないのだとか…。
売れる本を出すのが難しい状況にある出版社にとって話題性があり、「これは売れる!」
と踏めば、無視できない事情はあるだろう。けれど、売れる本と受賞に値する本は根本的
に違うはずだ。けれど、その背景にはどこから出版した本なのか、ということが100%関係
ないとは言えないような気もする。
古館さんが「本屋大賞と区別がつかない…」などと発言したことが取り上げられている。
かつて本屋大賞を受賞したあの百田尚樹氏が「本屋大賞は直木賞などよりもはるかに価値
のある、文学賞の中で最高の賞である…」などと言ったらしいが、今やこの人の発言の重
みは半ば地に落ちている感もある。けれど、書店の店員さんが決めるこの賞は、一般の読
者と同じなわけで、その方々に面白いと選ばれるということは、まさに読者が選んだ賞と
言える。基本的に読者は出版社などとは利害関係がないので、純粋に一定の評価がされた
本と言えるはずだ。
そういう意味合いでいえば、もっと「本屋大賞」の権威は上がってもいいと思える。
いずれにしても、いかに芥川賞を取ったといえ、一作目でヒットを飛ばしても後が続かず
消えていく作家も多い。
作家として存続し続けることの難しさは、継続して売れ続けなければいけない部分もある。
そこは芸人と同じだ。
果たして、二足の草鞋の効果はどうなんだろう?
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